設立趣旨書
私たちは、どのような障害を持とうとも、自らの意思と責任に基づき、どこに住むか、いかに住むか、生活スタイルを選択する権利がある。制限があるならば、障害を持たない人が受ける制限を超えるものであってはならないと考える。しかし、多くの障害者は、子ども扱いされ自立した人格としての経験を積む機会を奪われ、生活の場も選択する余裕もなく家族の下か施設に限られているのが現状です。
近年、在宅福祉サービスが見直されていますが障害者の自立生活を支える視点でサービスを提供できる機関はほとんどありません。これまで私たちは、障害当事者がサービスを提供する側に回ることで、より障害者のニーズに応え、質の高い自立生活ができると考え、障害当事者が運営主体となりサービスの提供を行ってきました。今日では地域において、活動団体としていささかなりとも知られるようになっています。
平成10年、特定非営利活動促進法が制定されたことにより、私たちのこれまでの活動をより一層充実化し、社会的に認知された活動団体にするために法人化を決意しました。障害者が地域で自立生活を営んでいける社会の実現を図るため、障害者の自立生活に関する事業や障害者の権利擁護に関する事業等を行い、もって社会全体の利益の増進に寄与することを目的として、特定非営利活動法人CIL豊中を設立するものであります。
特定非営利活動法人CIL豊中 設立代表者 徳山辰浩