広報誌「CIL豊中通信」Vol.6


も く じ

1. 特集:ユニバーサルデザインってご存知ですか(後編)
2. ホームヘルプ・ガイドヘルプ養成講座開講しました!
3. 2003年度第一回「自立生活プログラム講座」がはじまりました!
4. ILPルームで過ごしてみて(2名より)
5. 新連載:上虎の自分史
6. 道路が悪い
7. ぼくの日曜日 −大黒町の弁当屋−
8. 大阪府中途失聴・難聴者福祉大会に参加して
9. 「セルフ社」を見学しました
10. えりママ珍道中記
11. 緊急投稿:入院した時の介護は・・・。
12. 摂食・嚥下セミナー@
13. CIL豊中2003年度通常総会報告
14. 遠くなくても行きたい −マリンピア神戸 ポルトバザール−
15. 学生無年金障害者の活動から(Part4)
16. 「メイちゃん」のつぶやき
17. 私たちの進めようとするグループホームって?
18. 新人職員紹介
19. CIL豊中近況
20. 事業活動報告
21. サービスのご案内
22. 俳句・短歌、お詫びとお知らせ
23. 編集後記
広報誌編集部
事務局
ま〜たれ
鍛治克哉/篠部武史
上虎
事務局
海帰優人
赤塚
広報誌編集部
えりママ
大友章三
川崎高弘
事務局
西九条舞
大友章三
メイちゃん
事務局
事務局
事務局
事務局
事務局
根箭太郎/事務局
大友章三


印刷版の表紙


1. 特集:ユニバーサルデザインってご存知ですか(後編)

広報誌編集部


 前号に引き続いて、今回もユニバーサルデザインについて考えていきたいと思います。今回は、前号の最後でも予告いたしました通り、実際にユニバーサルデザインを視野に入れて、さまざまな取り組みをされている企業を取材してきました。取材にお邪魔したところは、『アサヒエンドル株式会社』と『コクヨ株式会社』です。

1.アサヒエンドル株式会社

  大阪市住吉区南住吉、陸上競技場のある長居公園から西に15分ほど歩いたところに、潟Aサヒエンドルはあります。会社内はエレベーターも完備されて完全バリアフリーかと思いきや、実はまだ階段だけで、取材に行った車いすの職員は社員の方に担いでもらったりして・・・・。でも、社員の方もひとつひとつ確認しながらとても親切に介助して下さり、ソフト面でのバリアフリーは、大変進んでいるという印象でした。
 取材にあたり、取締役・企画部長の岡山光雄さんにご協力いただきました。

何を作っているのかな
 
 アサヒエンドルさんは、親会社である株式会社旭創業の、企画・広告部門を担当する子会社です。旭創業さんは食品の包装資材を取り扱っている会社で、ランチャーム、わさび、ぎょうざのタレ、バラン、造花、レースペーパー、つまようじ、それに衛生商品として手袋や靴、マスク、帽子、そのほかバッグも作っています。そしてこれらの商品の企画・デザインと、販売するためのチラシ・パンフレット・カタログ・名刺等を制作・企画しているのがアサヒエンドルさんです。
 『人にやさしく、食に思いやり』これが会社のキャッチフレーズとなっています。

おすしでお馴染みのランチャーム


点字表記の徹底を目指して

 この会社では、メイン商品のランチャームをはじめ、社員の携帯する名刺や手帳に至るまで、点字入りにすることを徹底しています。特に名刺が全社員分点字入りになっているのを拝見して、視覚障害の方へのバリアフリー意識が高いことを再認識した次第です。
 『そもそも最初に点字表記をしようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?』伺ってみたところ、「ある日うちの社長が電車に乗って弁当を食べている時にふと、『目の悪い人がしょう油とソースを間違えないかな?』と思ったのがきっかけですね」という答えが返ってきました。こういう素朴な疑問を持てるというのも素晴らしいことだと思いましたが、それをすぐに実行に移せるフットワークの軽さというのも、今回お邪魔してみて強く感じました。点字表記は、全品目にはまだ及んでいませんが、今後更に徹底させていくということです。
 ところで、アサヒエンドルさんでは視覚障害の社員の方はおられないそうですが、身体障害の社員の方はいらっしゃって、工場のほうで働いているということです。近い将来事務所がバリアフリーになったときには、事務所で働く障害者社員もいるようになればいいなと思いました。

名刺のサンプル 点字入りランチャーム
商品上部に表記


いろんな人が使いやすいように

 ランチャームには形のバリエーションが豊富にありますが、私たちが特に注目したのが『ダイヤパック』と呼ばれるタイプです。この商品は名前の通り、ダイヤの形(ひし形)をしていまして、四つの角の内、より尖っている方の角の手前に開け口があります。この形だと、普通の四角形よりも開けやすいというメリットがあります。また点字入りのランチャーム(普通の四角形のタイプ)も、中身が入っている部分において、左上だけが出っ張ったような形になっており、これによって、中身をこぼさずに楽に開けられるようになっています。このランチャームは、左上を少し出っ張らせたことで出来た空きスペースに点字を入れているため、見た目にも納まりがよく、スペースの有効利用という点でも優れていると思います。
 これらの商品を見てつくづく感じたのは、ユニバーサルデザインというと、『ユニバーサル』という言葉の響きゆえに、何か大きなものをイメージしてしまうけど、こんな小さな物のちょっとした工夫でも、立派な『ユニバーサルデザイン』になるのだ、ということです。
ユニバーサルデザインというのは、見た目が目立つ次元の存在というだけではなく、細かい、かつ地味なこだわりの中から生まれてくるものなのだ、ということを学ばせてもらったような気がします。

ダイヤパックと呼ばれるタイプのランチャーム


最大のバリア、それは情報が伝わらないということ

 商品への点字表記を進めていく中で、実際にそれを購入する消費者からの反響がどれだけ高いのか、その点にも私たちは強い関心を持っていました。しかし、意外にも反響というのはまだそんなに高くはないそうで、岡山さんいわく、「話題にはなっても反響にはならないですね」。非常にもったいない話だと思いましたが、この背景には、障害者の生活を巡っての『情報伝達のバリア』があるのではないでしょうか。
 せっかくいい商品が販売されていても、そういう商品があるという情報が、とかく閉鎖的な社会で生きることを余儀なくされがちな障害者には伝わりにくいという現状は、あると思います。例えば、コンビニで売られている弁当に点字入りのしょう油差しとソース入れが入っていたとしても、果たして視覚障害の方が日頃コンビニに弁当を買いに出かけるのだろうか?という話になってきます。「もしかしたらいつも周りの健常者が、頼まれて買いにくるだけで終わっているかも知れない。ただもしその時に、しょう油差しに点字が入っているということを偶然にでも発見すれば、それは新たな感動になるかも知れないですね」と岡山さんもおっしゃっていました。
 今では洗濯機や自動販売機、缶ビールなど、点字が表記されている物も増えてきていますが、そういう情報と出会える人に限って、実は自分自身は目も見えて外出も自由にできる健常者だったりします。点字にしても、視覚障害の方の識字率というのは意外に低いのが現状なのですが、これも一つには、点字を習えるところがあっても、その情報を得るきっかけがない人が多いためかも知れません。
 これからも、さまざまな形での情報提供には力を入れていただきたいと思いましたし、この広報誌が、そのための大きな役割を果たしているという認識も新たにしました。

地球環境にも優しいユニバーサルデザインを

 ユニバーサルデザイン、というものを考える時、私たちの頭に浮かぶのは、『健常者でも障害者でも、若い人でも高齢者でも、大人でも子どもでも、誰でも使えるやさしいデザイン(構造)』だと思います。確かにそれは正しいのですが、これらはあくまでも”人間にとって”やさしいのであって、それがもし地球環境にとっては不利に働くものであるとすれば、どうでしょうか?
 アサヒエンドルさんは、商品の印刷には必ず水性インクを使っているとのことです。これは水性なので、そのまま水に溶かして破棄することが可能で環境に優しいし、シンナーを使わないから人体にも影響がでないという理由からです。紙の印刷はまだ耐水性でもいいですが、特にフィルム関係の物の印刷はシンナーがすごくキツイため、そういう仕事をしている人は一番体を壊しやすく、2年ぐらい前から完全に水性インクに切り替えています。
 そしてもう一つ画期的だなと思ったのが、つまようじです。私たちは初めて見たのですが、同社のつまようじはデンプンで作られていました。見た目も透明に近い色合いで、普段見慣れた木のつまようじとは明らかに異なっています。デンプンで作られているので残飯といっしょに捨ててもそのまま土に帰ることができ、また万が一人や動物の体内に入ったとしても影響はありません。さらには肥料にもなるということで、つまようじは全てデンプンから作るようにしています。できればお箸も作りたいところですが、デンプンは熱に弱いため無理ということです。
 「何を作るにしても、先ずは地球環境のことを真っ先に考え、なおかつ人体にも悪影響のないものでなくてはならない。今はまだ実現していないが、全ての商品に対して、環境に負担のかからない素材のみから作るようにしなくてはならない」というのが同社の考えです。それを聞いて私たちは、「今までのユニバーサルデザインに対する考え方というのは、あまりにも人間中心に偏り過ぎていた。真のユニバーサルデザインとは、『地球』という環境を共有している全ての存在に対して配慮したものを指すのだろう」と、深く考えさせられる気持ちになりました。そしてこの心境こそが、まさしく『ユニバーサルデザインを考える』というテーマそのものだ、と感じたのでした。

デンプン製のつまようじ

 
おわりに

 以上、アサヒエンドル株式会社への取材レポートをお届けいたしました。私たちが日頃考えているよりもはるかに広い、一歩進んだ視野で『ユニバーサルデザイン』というものを捉えられているアサヒエンドルさんに、改めて感服しています。これからもますます、持ち前のフットワークの軽さで前進していただきたいと思いました。
 最後に、当日は大変お忙しい中を、岡山光雄さんを始め、社員のみなさまに長時間ご協力いただきました。改めて深くお礼申し上げます。
 なお、取材終了後にアサヒエンドルさんのご好意により、商品紹介のところでも述べましたバッグ、それに衛生用手袋をたくさんいただきました。あわせてお礼申し上げます。

(文責:根箭)



2.株式会社  KOKUYO

大阪市営地下鉄深江橋駅を上がったすぐの所に、コクヨ株式会社があります。
今回、ステーショナリーカンパニー事業企画部 商品戦略グループリーダー 江戸 理さんにお話を伺いました。

どうしてユニバーサルデザインに取り組み始めたの?

 日本においては、少子高齢化社会が進んできています。
 こういった社会的な流れの中で、コクヨでは、「できるだけ多くの方が公平に使えるような製品を作る」ことの必要性を感じていました。そんなときに出会ったのがロナルド・メイス氏が提唱した、ユニバーサルデザインです。
 コクヨでは、ロナルド・メイス氏の考えのもとに、ユニバーサルデザインに対して独自の6つの要件を設定しました。
 これは多くの方が快適・安全に使えるようなユーザービリティー(使いやすさ)を配慮した製品を作るための指標です。この指標はどういったものなのか、コクヨのはさみを例に挙げて説明します。

要件1 製品として基本機能が確保されている。
    →紙を切るという機能は従来品と比べても、そん色ない性能を目指しました。

要件2 使用時はもちろん未使用時も安全が確保されている。
    →未使用時:刃先にキャップを設けたり、むやみに刃がひらかないような機構を備えました。
    →使用時:刃先を丸く加工することで安全を確保することに努めました。

要件3 表示、色彩、形状などに配慮する。
    →誰もが見やすい、わかりやすい表示を目指しました。

要件4 軽便、単純、普遍的な操作性、インターフェイスを追求する。
    →はじめて使う人が操作の説明を受けなくても、使える単純な操作性を目指しました。
要件5 操作の可否や残量などの情報を判定出来る仕組みを追求する。
    →新しい機能を使いやすくするために色や矢印を表示しました。

要件6 従来品と比較して、そん色ない価格設定にする。
    →従来品と変わらない価格を目指しました。

 このような要件を満たすことを目標に、商品開発に取り組んでいます。ユニバーサルデザインだからといって、基本機能が低くなってしまったり、価格も高すぎると、なかなか購入していただけませんよね。安全で、簡単に使えて、且つ、価格的にもお手軽な価格になるように考えています。ただ、商品によっては新しい機構にお金がかかってしまい、どうしても従来のものに比べて価格が高くなってしまうものもあります。
 皆さんがたくさん購入していただけるようになれば、もっとリーズナブルな価格にすることができますので、よろしくお願いします。

誰が(どうやって)ユニバーサルデザイン商品を考えだすの?

 コクヨでは、普段、実際に商品を使って頂いている方に、様々な意見をもらって新しい商品開発に生かすようにしています。(今、ある商品で使いにくいところや、どのような形、品質商品を望まれているのか・・・など)
 読者の皆さんからのご意見もお待ちしております。

ユニバーサルデザインの文具には、どんな物があるのかな?

 初めてユニバーサルデザインの商品として、開発したのが、「クリヤーブック」です。
 今までのクリヤーブックだと、書類を入れるときに、片方の手で袋を開きながら、もう片方の手で中に入れる書類を入れなければなりませんでした。しかし、ユニバーサルデザインのクリヤーブックは、袋の上の部分が緩やかなカーブでカットされていて、片手のみで書類を出し入れすることができます。

クリヤーブック

 他にも、両手が必要だった操作を片手で簡単に操作ができるように考えられたファイルもあります。
 これは、3つのモード(止まる・ふつう・ばね)があるはさみです。
「止まる」にしていると、刃の部分にロックがかかっている状態になり、むやみに刃先が開くことがないので安全です。
 「ふつう」にしていると、いままで通りの使い方ができます。
 「ばね」にすると、バネの力が開く方向に作用するので、長時間、作業をしても疲れにくくなります。また、取っ手の部分も指にフィットしやすい形状に考えられています。
 他に、いろいろな持ち方に対応できる、特殊な形状の取っ手のはさみもあります。

3つのモードがあるはさみ


 ここで一般の方からアイデアを募集してできあがった消しゴムをご紹介します。この消しゴムには、「カドケシ」という商品名をつけました。その名のとおりこの消しゴムには、カドが28個もあり、細かな部分もきれいに消すことができます。

「カドケシ」と呼ばれる消しゴム


 続いて2穴パンチの紹介です。これは、普通のパンチに比べて穴を開けるために使う力を、20%から50%低減したため、軽い力で穴を開けることができます。(写真のパンチは、50%軽減したものです。)
 他に、軽い力で綴じることのできるホッチキスがあります。

2穴パンチ


 次ぎに磁石です。この磁石は強力タイプのマグネットです。通常のこのタイプの磁石は磁力が強いので、取り外すことがなかなか困難ですが、てこの原理を応用して簡単に取り外すことができるように考えています。

協力磁石のマグネット

 コクヨでは、このような商品を中心に
、約40種類のユニバーサルデザイン商品を販売しています。これからもいろいろな商品展開をしていく予定です。

みんなが使いやすいものを目指して

 世の中には、握力が弱くて、握ることができない人や片手しか使えない人、右利きの人、左利きの人、十人十色という言葉があるように、人によって違いがあります。十人が十人みんなにあった物を作るのは、難しいことですが、できる限り、多くの人が使いやすく、安全に使うことができるものを作り上げることにチャレンジしているそうです。
 また、同時に、環境にも配慮されているそうです。

取材を終えての感想

 これから、ユニバーサルデザインの商品が続々と出てくるでしょう。しかし、現状として、まだまだユニバーサルデザインの商品の認知度が低いのは確かです。身近な、文房具屋やスーパーなどで、ユニバーサルデザインの商品がそろっている所はまだまだ少なく、特別なところ、例えば、ユニバーサルデザインのコーナーがあるデパートなどや通販でしか、手にいれにくいというのが現状です。これから認知度が上がっていくにつれて、身近なところで私たちの日常に入ってきたらいいなぁと思いました。

 今回、コクヨさんに取材をさせていただき、感じたことは、ユニバーサルデザインは決して特別な物ではないなぁと思いました。ちょっとしたアイデアや、てこの原理やバネの力をかりることによって、簡単に切ることができたり、挟むことができるんだなぁと、感じました。ほんと、驚く物ばかりでした。これから、どんなものがでてくるのか、とても楽しみです。


(文責:山仲)


最後に
 
 前号と今号の2回にわたり、ユニバーサルデザインについて考えてみました。みなさん、いかがだったでしょうか?
 ユニバーサルデザインというのは、決して範囲が限られたものではなく、何に対しても当てはめていけるものだと思います。例えば文章なら、誰もが読みやすく、分かりやすい文章がユニバーサルデザインということになるでしょう。その意味で、この広報誌はいろいろ難しい文章も多く、まだまだ課題ありかな?とも感じています。
 2つの企業に取材に行かせていただきましたが、どちらも少しでも多くの人が使える物を目指して、また地球全体のことも考えて、ユニバーサルデザインの商品を作られているなぁと強く感じました。そして、私たちが普段は全然気が付かないような細かいところにこそ、工夫を重ね、使いやすさを研究しているのだということも、よく分かりました。
  障害者・健常者、お年寄り・若い人の枠を越えて、誰にとっても馴染める商品づくりをしていただきたいと思います。
 本当にご協力いただき、ありがとうございました。

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2. ホームヘルパー・ガイドヘルパー養成研修開講しました!  

事務局

 支援費制度が始まり5ヶ月目に突入しました。さまざまなことに試行錯誤しながらの毎日です。

 支援費制度居宅介護(介護保険の訪問介護もそうですが・・・)に従事するためには資格が必要だということになっており、CIL豊中も、人材の確保と育成を目的に、ホームヘルパー・ガイドヘルパー養成研修を開講しました。今回は、特定非営利活動法人自立を支えるサポートネットワークにも協力をいただいています。
 
 今年度は、毎年行っている「ホームヘルパー養成研修(2級課程)」に「ガイドヘルパー養成研修」の全身性課程(要は車いすガイドヘルパー)と視覚課程(視覚障害者のガイドヘルパー)をセットにした講座(この講座を修了すると、支援費制度・介護保険のすべての従事資格を得ることができるのがウリ)のほかに、「ホームヘルパー養成研修(3級課程)」と全身性のガイドヘルパー研修(これは1ヶ月で資格が取れるというのがウリ。)、そして、有資格者を対象に全身性のガイドヘルパー研修、あわせて3つのコースを開講しました。
 
 2級課程は一時期のブームは過ぎたものの、今回は40名定員で33名の受講生が集まり、また、3級課程は14名、全身性課程においては、今年6月から民間の事業者も開講できるようになったばかりで、まだ指定事業者が少ないせいかすごい数の応募があり、定員一杯で開講することになりました。皆さん暑い中頑張って受講されています。
 
 特に2級課程の皆さんはこれから長い道のりですが、頑張っていきましょう。

(文責:馬渕)

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3. 2003年度第一回「自立生活プログラム講座」がはじまりました!


 今年度・第一回目のプログラムは、☆まずは自分から☆ということで、実際に介助者に協力してもらって、一泊の宿泊体験を行い、自分にとっての介助は何かを考える講座内容で行っています。 自立したいとの思いをふくらませている、施設で生活をしている人や親元で生活している人など全体で4名参加しています。

 最初の日に、岡山の入所施設から飛び出し、茨木市で自立生活を始められた、現在『自立生活センター・ほくせつ二十四』で、ピア・カウンセラーをされている山田千恵子さんに、“自分らしく生きようね”のテーマにて、お話をしていただきました。彼女らしくとても素敵に輝いている方で、受講しているメンバーも、何かしら心をうたれ、勇気をもらったようです。

 8月10・11日で宿泊をしま〜す。

 その間に『〜してみたい!行ってみたい!!』を体験します。中身は、つりにプール・・・、たこ焼きを食べたい!展望台に行きたい!!ショッピング・・・等など。心の引き出しから、あふれんばかりに出てきています。

 暑い夏も始まりました! どんな珍道中になるかわかりませんが、ひとつでも不安を自信に変えてくれたら・・・と、スタッフ一同、温かい目で見守りたいと思います。
 では、この報告はまた後日。。。

by ま〜たれ

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4. ILPルームで過ごしてみて

鍛治克哉

 ぼくは、二度にわたってILPルームを利用して、一晩づつ宿泊したのだが、最初宿泊する前は、いろんな意味で楽しみでもあり、不安だった。
 ぼくは、友達の家に泊まりに行ったりすることはよくあるのだが、まるっきり一晩一人で過ごすのは初めてだったので、そういう意味からしても不安だった反面、
「バリアフリーの部屋、寝室、風呂」など環境の整っている場所で、今のぼくにとって「できること」と「できないこと」を把握することができる良い機会だったので、自分自身に対しても期待していた。実際泊まってみて、全てにおいてが大体バリアフリーだから、当たり前なのだがとても過ごしやすかった。特にぼくは、部屋の中では「よつんばい」で行動するのだが、例えば風呂に入るときなど、よつんばいの状態で足を上げなければいけないが(家や普通のところなら)、全て平らなのでいつも以上に行動がスムーズに出来て気持ちよかったし、時間をかけずに行動できることが新鮮に思った。他にも、キッチン、バスの移動式リフトなど、とにかく全ての物が整っていたので、なんだか嬉しかった。もしまた今度泊まる機会があれば、簡単な料理でもいいのでしてみたいです(二回とも、スーパーで買ってきたものばかりだったので)。

 今回ぼくが改めて強く感じたことは、
「やはりやる前からいろいろ考えたりするよりも、行動することが大切」
ということと(ぼくは、やりもせず、あれこれ考えてしまう)、そしてもう一つが、
「ぼくでも、環境が整えば、一人ぐらしなどできるチャンスがある」
ということを、生意気なことを言うが、実感できたように思うし自信にもなった。これに限らず、いろんな未知へのことや、自分から積極的に行動し、少しづつでもいいんで自分なりの階段をのぼっていきたいです。
 ありがとうございました。
 そしてこれからもよろしくお願いします!!



篠部武史

こんにちは。僕は今回のILP室での宿泊が三回目でした。
 
 一回目は泊まり介護ありの3日間。二回目が泊まり介護なしの一週間、そして今回も泊まり介護なしの一週間。
 僕は普段、室内(家の中)では手動の車椅子を使っています。
 外では電動車椅子に乗って電動車椅子サッカーをしています。
 そんな話はどうでもいいちゅうにー。
 自宅では両親と3人暮らしで僕の部屋は以前、茶の間に使っていた所を大改造してもらいそこにトイレ、シャワー室(洗顔)を作ってもらい、しかもベッドがあるのでかなり狭い6畳の部屋です。(狭いほうが動かなくて、Goodなんですけどね)
『四年半前に仕事中の転落事故で車椅子生活になりました』
 ILP室もバリアフリー、自宅もバリアフリーで、こんな時はILP室の方が使い易いって言うべきなのかもわからんけど、僕は正直者で嘘つけないから言うけど、やはり生活に慣れているのと狭い方が使い易く(身動きなどしやすく)、自宅の方がよかったと思います。
 ほんならILP室の何が悪いねんって言われたら特にないんだけど、洗面台の蛇口の位置が遠いことぐらいかなぁ?
 水がこぼれないのはいいけど、ちょっと大きすぎって思いました。
 夜ご飯だけは介助者の人にご飯を作ってもらったり買い物に行ったりして何とか生活(一人暮らし)ができそうな自信も付いたし、近々一人暮らししようと思っています。
 
 今、一人暮らししたい人、一人暮らしできるかなぁーって不安で迷ってる人がいたら、CILのILPルーム室を利用してみて自信をつけたらいいんじゃないかなぁっと思います。お勧めします!!

最後になりましたが、ヘルパーのみなさん、CILの職員のみなさん、お世話になり本当にどうも有難うございました。

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5. 上虎の自分史

上虎

 ある初夏の日の昼下がり、CIL豊中から一本の電話が入ったー。
「CIL豊中の広報誌の記事を書いてもらえませんか?」
そう、このCIL豊中の広報誌「CIL豊中通信」の記事の依頼がその内容であったのだ。ところがそれを聞いた僕はちょっと焦ってしまった。なぜなら、僕は文章を書くのが大の苦手だからだ。(^^;しかし苦手なことというのは避けていてはいつまでたっても上達しないものだ。そこでとりあえず頑張ってみることにしたのだった。

というわけで皆さん初めまして。今号の「CIL豊中通信」から記事を書かせていただくことになりました、上虎といいます。以後よろしくお願いします。m(__)m

 記事を書くにあたって、内容として実際何に関して書いたら良いものかと考えてみた。僕は重度の障害者であるが、僕には家族や周囲の人達を巻き込みながら「大学」という学業の最終段階まで頑張って進んで、今年の春に無事に卒業することができた、という経緯がある。というか、それはこれまでの僕の人生のほとんどを占めていたものだ。そこで、僕のこれまでに関してを学生生活のことを中心に、自分史風に書いてみたりすることにした。またその他、身の回りのことなども書いていければと思う。


僕という人間


 まず最初に、僕という人間に関して少し知ってもらおうと思う。
僕は1980年の申年生まれの22歳で奈良県出身だ。僕の障害は筋ジストロフィー症(以下、筋ジス)で、現在はBiPAP(バイパップ)という鼻マスク式の人工呼吸器による呼吸管理(NIPPV)を行いながら生活している。筋ジスという病気は全身の筋肉の筋力低下と筋委縮が徐々に進行していく進行性の難病で、根本的な治療法は未だに確立されていない。進行は全身の筋肉に及ぶので、手足や体の筋肉だけではなく生命の維持に関わる呼吸筋や心筋にも影響が出てくる。
呼吸筋の筋力が低下してくると十分な呼吸をすることができなくなるので、人工呼吸器で呼吸を助ける必要性が出てくる。僕の場合は今の段階では弱いながらも少しは自発呼吸があるので人工呼吸器は24時間ずっと装着しっ放しという訳ではないが、装着していない時は安静に横になっていなければならない。今のところはまだ自力で呼吸をしたり痰を出したりすることが何とかできているので、まだ気管切開はしていない。また物を飲み込む(嚥下)を行う機能も低下してきて誤嚥の危険性が出てくるため、吸引を行ったり食べる物を考慮したりすることも必要だ。
 筋ジスには病型がいくつもあって、症状はそれによってもかなり違ってくるみたいだが、僕のデュシャンヌ型は最も進行が速いそうだ。少し前まではこの型の平均寿命は20歳程度だったそうだが、人工呼吸器などの医学・医療の進歩で現在では30代、40代まで伸びてきているそうだ。ただし筋ジスは個人差が大きい病気なので、一概には言えない。
最近は座って活動をするのが困難になりつつあるので、一日の大半を横になって過ごしている。また何をするにしても頻繁にバイタルチェックをする必要がある。最近の最大の関心事は横になった姿勢のままできる活動を増やすことだ。

 僕の趣味はコンピュータをいじることと阪神タイガースを応援することだ。はっきりいってかなり偏っていると思う。(^^;コンピュータというのは障害者にとっては自分の手足の代わりになってくれるありがたい魔法の箱だ。コンピュータを動作させるソフトウェアを自分でプログラミングなどをして作れるようになりたいと思って、大学でもコンピュータの分野を専攻していた。今までは座ってコンピュータをいじることができていたが、最近はそれが困難になりつつあるので、作業療法士の先生に相談して何か良い方法がないものかと現在、一緒に模索しているところである。
 インターネットでその手の情報を探していたら、ものすごくぴったりのディスプレイを発見した。それは下の写真の、ナナオのFlexViewというアーム式の、「見る人の姿勢に合わせて自在に画面を動かせる」ディスプレイ(URL:http://www.nanao.co.jp/products/fv/)だ。医療・介護シーンにおける使用を想定しているようだ。ただし福祉機器にありがちな高い価格設定なのが玉にきずだ。もっとも色々な市販の部品を組み合わせて自前のものを作れれば、それに越したことはないが。

 というわけで、今回は自己紹介程度の内容になってしまいましたが、次号からもよろしくお願いします。m(__)m 横になった姿勢でコンピュータをいじれる環境をできるだけ早く作って、もっと楽に作業ができるようにしたいと思っています。

ナナオのFlexViewというディスプレイ

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6. 道路が悪い

  電動車いすで街を走っていてこわかったこと。

事務局

 数年前より、マスコミや行政の話しの中や、市民の中で「街づくり」とか「住みやすい街とは・・・。」また、「バリアフリー」という言葉を多く使う事があります。
 広辞苑では、バリアフリーとは、(バリアは障壁・障害の意)障害者が社会生活を営むうえで、支障がないように施設を設計すること。また、そのように設計されたもの。とあります。
 なるほど駅や公共建築物、デパートなどの人が集まるところなどは、エレベーターができたり、誰でもが使いやすい多目的トイレができたり、お店に入る時の段差がなくなったりと段々使いやすくはなっています。
 でも、普段、通行している道路は、どうでしょうか?
 年度末になると、道路工事がふえ、歩道は、アスファルトが何重にも塗られてしまい、表面は凸凹(デコボコ)になっているのです。車いすはまだ通れるのですが、乗っている人は、身体とか首が、縦横斜めに振られてしまい、身体のバランスを失う程です。
 歩道と車道の段差があったり、歩道と車道の切れ込みが大きく、車いすがその切れ込みに入ってしまうと、ハンドル操作を誤ってしまい下手すると横倒しになってしまい大けがをすることもあるのです。
 先日、友人と国道176号線の豊中4中を過ぎてしばらく行くと、切れ込みが大きい所があり、おもわずびっくりしてしまい、凄くおそろしく感じました。「国道の歩道がなんでやねん!!」と叫んでいました。
 世間では、「住みよい街」とか「バリアフリーの街づくり」とか言っていますがその意味を深く考えてもらいたいし、自分も考えなければならないと感じています。
 みなさんの街でこんなひどい街を見つけたらぜひ、教えて下さい。見に行って、一緒に行政などに対して意見を言っていきたいと考えています。

(文責:大友)

危ない道路


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7. 「ぼくの日曜日 番外編」
     ぼくの水曜日

海帰優人

 大黒町三丁目の路地裏、町工場や傾きかけた文化住宅や鉄錆で茶色くなった、道肌をぬけると赤いのぼりの小さなお弁当屋さんが見える。
 ぼくの仕事場の近くにスーパーはない、と書こうと思ったが車いすの移動ができる通路などまったくない。商品の山積みされた店はあるのだが・・・・・、コンビニもない。大黒町の商店街にお弁当もできるおそうざい屋はあった。
「とつぜん閉店になった。4年ぐらい前のこと」
というわけで、新しいお弁当屋を同僚に教えてもらうまでは『ほか弁』でいやいや油っこいものを買ってくるか、歩いて20分ほどかかるでスーパーに飛んで行くか、あるいはおはぎやたこ焼きですませていた。
 新しいお弁当屋は家族でやりくりしている。お弁当も定番メニューがあるだけだし、おそうざいも5〜6種類しかない。
 「おいしかったらずっとくるわ」きのうはそう言って帰った。きょう買いにいくと、きのうと同じ人が笑顔いっぱいで現れて「おいしかったんですね」と声をかけてくれた。「その通り」ぼくは答えた。メニューは少ないが全くちがうものばかりでちょっとうれしかった。「カレイのからあげ」は身がふわふわしているにもかかわらず、骨まで食べられる不思議なものだった。
これで安心して昼休みを過ごすことができる。ゆっくりごはんを食べることができる。
 七月も中旬だというのに肌ざむい日が続いた。でも、空は高い。秋みたいだ。こんな日は猪名川べりを歩きたい。いつまでも風にふかれていたい。

お弁当屋さん

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8. 大阪府中途失聴・難聴者福祉大会に参加して

 7月20日(日)大阪の谷町にある大阪社会福祉指導センターでおこなわれた、大阪府中途失聴・難聴者福祉大会に参加してきました。
 参加者130名くらい、OHP、手話通訳もついたなかで盛大な大会が行われました。向かって右側に手話通訳者が4名、左側にOHPも手書き4名が交代で、右側にパソコンを使ったOHPも10名がそれぞれ順に交代しながらやっていました。会場の中には、磁気ループというコードが部屋の周りに、難聴者が集中して聞き取れるように床に敷いてありました。
 いくつかの挨拶の後、奈良県立医科大学・耳鼻咽喉科教室教授 細井裕司先生より、「難聴治療と補聴機器」の記念講演がありました。なかでも、人工内耳の話は、今の難聴者にとっては救いのものだったのではないでしょうか・・・。さらに、超音波補聴器も人工内耳のように手術もせず聞こえるようになることも今開発中だそうです。
 講演の後、松原市保健福祉部障害福祉課の大島禄子さんから、〜補装具と日常生活用具〜について申請の方法などくわしい説明がありました。
続いて座談会・アトラクションがありました。手話ダンス「翼をください」「大きな古時計」出演者の皆さんは難聴者のため、音・リズムあわせに大変苦労されたそうですが、皆さんのびのびと大きく手話で表現されて私まで手を動かして一緒に歌ってしまいました。
 マジックショーもアマチュアばかりで、平成7年に発足したばかりとは思えないくらい堂々と、でも時にはネタがばれそうになったけど、それも見ていてもあら不思議、楽しく、笑いありのショーでした。
 朝10時半から夕方の4時半までお昼の休憩を除いて5時間半も固〜いイスにずっと座っていたせいかもう、お尻がカチンコチンに凝って痛かったのですが、最後のアトラクションで許せました。
 難聴のためのOHPで思ったこと・・・手書きの場合、話の内容について行けず、敬語が書けないためどうしても箇条書きになりやすい面が多く、手書きの大変さが、パソコンの場合は、話の内容をそのまま手書きよりは正確に伝えられるが、時々漢字変換にミスが見られて意味も大きく変わってしまいやすい面があるようでした。
 手話もついていましたが、聾者の私から見るとやはり手話が話の流れにそってついて行っていたので、とてもよくわかったのです。時々OHPも見ながら・・・だと内容も把握でき、やはりどの会場でもOHP、手話両方あったらすばらしいものだと改めて思いました。
 参加者も中途失聴ということで年配の方が多かったようでした。
今まで、健聴として生活してきた中で突然聞こえなくなった苦しみ、計り知れない大きな悩みもあっただろうと思うのですが、この会場に集まった皆さんを見回すと、それらも乗り越えて明るく前向きに生きているパワーを感じとりました。私も負けられないと奮い立たせてくれた一日でした。


(文責:赤塚)

参加者の方々(後方に白く写るのはOHP) パソコンOHPの作業のようす
大変ゆっくりで丁寧な話し方だった、細井先生の講演 大島禄子(よしこ)さんの講演。この方自身、聾者でした。
                   

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9. 「セルフ社」を見学しました

広報誌編集部

 前号の編集後記でもお知らせしましたが、今年度よりこの広報誌は、障害者団体でもある印刷業者「セルフ社」にお願いしております。文字、そして特に画像がずっときれいになって見やすくなり、編集員一同大変喜んでいるところですが、そのセルフ社さんを、今回見学させていただくことが出来ました。
 近鉄南大阪線北田辺駅(阿部野橋から2駅目)からすぐ近く、南側の商店街に、セルフ社さんはあります。当日も職員の方々が、壁一杯に積まれた膨大な量の印刷物(車いすもギリギリでしか通れなかった!)に囲まれながら働いていました。みなさん愛嬌たっぷりの方ばかりで、初対面でも友達みたいな感覚で接することが出来ました。いきなり「ハイ、記念撮影!」と携帯電話のカメラを向けてきた人もいたりして(笑)、楽しい一時だったと思います。事務所中所せましと紙類が積まれていて、日頃の忙しさを物語っていました。ここでさまざまな行程がこなされる分けですが、最終的な印刷は、別の場所にある工場で行われています。そちらの方も、さぞかし大変な現場だろうなと思いました。
 ところで、セルフ社さんのいる建物の1階には、同じグループである作業所「ヒロトン」があります。中は文房具屋さんになっておりまして、前の商店街にもラックを出して商品を売っていました。
 以上短くはありましたが、セルフ社さん見学のレポでした。最後に、当日お忙しい中を、いろいろ丁寧に教えて下さった田中さん、そして職員のみなさんに、改めてお礼申しあげます。

(文責:根箭)

事務所のようす 愛嬌たっぷりの職員 印刷物の山 ヒロトン文具店

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10. えりとママの珍道中記

えりママ

 えりは、背がぐんぐんのび、たまにしか会わない人には、大きくなったねえ、と、よく言われる。確かに大きくなっているのはわかるけれど、毎日そばにいると、わからないもの。特に背がのびる瞬間を見てみたいものである。
 こう大きくなると、私のお乳を吸っていたころが、懐かしく思い出されてしまう。もう、二度と赤ちゃんには戻らないえりだけれど、不思議な感じがある。そういう私自身も親から生まれてきて育てられたのではあるけれど・・・・・。どんな大人も、かわいい赤ちゃんだったんだから、当たり前のことかな?
 夏休みを、目の前にしてまた子どもの犯罪が起きてきている。どういっていいのかわからないけれども、大人に対する問題がまた山積みされたように思う。犯行時の四歳児の恐怖を思うと、何ともたとえようなく悲しいし、怒りたい気持ちになる。
 豊中でも子どもが連れ去られそうになったりした事件から、学校からの連絡にも書いてあったけど、「人についていくな」と、うちでも言っている。人を見たら、泥棒と思え、とは、教えたくないけれど、教えてしまう私たち。これでいいのかなと、思いつつ、ママは言う。「世の中には、いい人もいれば、悪い人もいるんだよ」と・・・。すべての子どもたちにとって、とってもいい夏休みであるよう祈ります。
 さて、我が家の珍道中記に戻ります

「ママが産んでんやろ、」の巻
 
 親と子って、似てますよね、えりをみていると、ママ自身とよく似ている。それも悪いところばっかりのような気もする。「子は、鏡なり」とは、よく言ったものである。ハーッ。 
先日も「また、そんなええかげんなことしてるー、ママに、そっくりやんかあ」とか、半分冗談で怒っていると、すかさず、ご返答が「だって、ママが産んでんやろ」と、えり。
 ママは、こんなことばが、かえってくるとは、思いにもよらず、これ以上何もいえず、ヘナヘナヘナーっとしおれてしまいました。
 思春期のころ、ママは、親のようにはなりたくない、と思っていたもの。でもこのごろ、ふと母と同じようなことを言ったり、したりしている自分に気がつく。親と子って、そんなものかな?

「ママ、私にばっかしに聞かないで、自分で考えたら」の巻
 
 夏といっても、今年は涼しい。にもかかわらず、ママは、朝、食欲がない。特に日曜日は「今日が日曜日」と思うだけで、何も考えたくなくなるもの。
 そこで、ある日曜日の朝、えりに「朝ごはん、何食べる?」と聞く。えりもわからないらしく、「わからんわー」と返ってくる。
しかたなしに冷蔵庫にあるものでミックスジュースをつくり、あるものを並べ、えりを呼んだ。
えり「えーっ、たったのこれだけ?」
ママ「だあって、えりがわからんって、いうたから・・・。」
えり「ママは何でも私に頼るー、少しは自分でかんがえーや」
ママ「ママがきいたら、こたえてーや。朝にできるもので、えりの食べたいもの・・・」
 親子のバトルの始まり、はじまり、さあ、どっちが勝つでしょうか・・・・

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11. 緊急投稿:入院した時の介護は・・・。

大友章三

 私たちが生活していく中で、一番、気を付けなければならないのは健康のことです。
 食生活に気を付けるとか、睡眠などを充分にとり、規則正しい生活を送ることで病気などは防げるかもしれません。でも、病気やケガなどは外部からくることも多くあるのです。
 最近話題になった「SARS」などは他の人から伝染されて起こってしまうこともそうだし、日常、車いすで道路を通行していて、交通事故にあったり、段差から落ちて、大ケガをしたりすることもあります。
 また、アテトーゼ型の脳性マヒ(無意識に緊張したり、首が動いたりするなど)の障害がある方は、年齢や生活環境によっても違いますが頚椎症(首の緊張や動きによって、首の骨と骨をつないでいる靱帯が潰れてしまい骨どうしの摩擦によって激しい痛みや手足のしびれ感が生じます。また、今までできていたことが突然できなくなる。歩けていた人が立てなくなったり、座れなくなったりすることもあります。)になったりすることがあります。これを改善するには外科的治療(手術)とその後の首の固定、リハビリが長期にわたって必要となります。状態によって違いますが手術後3ヵ月以上の固定と同時並行で6ヵ月以上のリハビリが普通だと言われています。

 地域で生活をしていても、入院生活と背中あわせの状況で暮らしている当事者も多くみうけられます。
 例えば、進行性筋萎縮症(筋ジストロフィー)などは、生活の状況が変わったり、気候の変化や風邪などをひいたりすると症状が重くなり、肺炎などをおこすことが多くなったり、呼吸することも大変になるでしょう。そのときには人工呼吸器をつけて日常生活を送っていくこともあります。そうした場合、入院をし、介護者に介護のしかたとか、排疸とか吸引の方法、そして人工呼吸器の扱い方などを医師などの指示を得ながら、トレーニングをしていくこともあります。あくまでもこれは医療従事者の都合によってスケジュールが組まれるので場合によっては、入院期間が長期化することもあります。
 これは、新しい介護者が入ったときにも行わなければならないし、他の病気などを併発し、自分の障害の状況が変わったりしたときには、介護の方法も変わっていく事があり、関わってくれている介護者へも新たにトレーニングをすることになります。

 地域で生活をしている障害者は、いつ入院をするかが分からない状況で暮らしているのです。すごい恐怖に感じることもあったり、それを考えるだけで、ストレスがたまったりすることもあるのですが、それを考えていると、地域での自立生活も考えられないことになるのです。親や親類などからは、「そんなしんどいんやったら医療的な設備が完備されている、病院(施設)に入って生活したほうが自分も楽やし、親たちも安心だ」と言われることがあります。でも、当事者たちの思いを大切にする意味からどのような障害があっても、地域での自立生活を始めて、継続していくことが当事者の生活だと考えています。
 親や親族と同居をしている人達だったら、健常者の家族が付き添い、食事や身の回りの介助を行っているのですが、親の高齢化や介助する兄弟などがいなかったりまた、障害者同士の家族となると病院での介助は難しい状況になるのです。

 最近、20歳代の障害者が自立生活を始めました。
 この人は、日常生活のなかで、介助が必要で介助者がいない時間をつくるのが、難しい状況にあります。いままでは、お母さんと介助者によって、生活がなりたっていたのですが、本人の自主性から、お母さんとはなれて、生活をすることを考え、家さがし、公的制度・サービスの利用するための行政との交渉、介護者を集めるための情宣活動や集まってきた介護者との面接、指導を行ってきました。
 本人は自分の介護の形を集まってきた介護者に伝えるのと人工呼吸器などの使いかたをトレーニングするために入院をし、研修を続けてきました。これはこれから自立生活をしていくための準備のための入院であり、地域生活におけるひとつの課程だと思うのです。家では、なかなかできないので、場所が病院に変わっただけなのではないのでしょうか。医療現場ではそれは医療行為の一つであり、入院している患者として扱い、家族などにたいして、医療従事者がすくないことを理由として、病院内での介助を家族などに委ねているのです。行政は入院しているということで、ホームヘルパーなどの在宅制度を使えないような形になっていて、必要な介護は、自腹をきって派遣をしてもらっている状況があるのです。また、このケースでは、排疸や吸引そして、人工呼吸器の使用などがあり、ボランティアにそれを担ってもらうのは、難しいものがあり当事者も安心して、たのめないという状況があるのです。そこで安心して介護をたのむためにも、公的制度を使った形での病院内での介護が必要になってくると思うのです。
 本年4月から支援費支給制度が導入され、障害者の在宅福祉制度の中で「自己決定・自己選択」が重要視され、自分に必要な介護の量(上限は存在しますが)が決めることができ、それをしてもらえる事業所も自分で選ぶことができるようになりました。(障害者のニーズに沿ったものになるのにはまだまだ行政と交渉し、時間がかかります。)
 でも、病気やケガ、自立生活の準備のためにおこなわれる病院を使ったトレーニング、そして頚椎症のような二次障害の手術や治療、リハビリによって長期間の入院になると支援費などの在宅福祉制度や生活保護費の他人介護加算(生活保護の中にある重度障害者の介護加算)は病院という医療施設の中での生活という意味合いから在宅福祉制度が使えない事になります。

 二次障害になり、重度化していて、医師や周りの人から入院し治療を勧められているのに病院内での介護をしてくれる人がいないために躊躇してしまい症状が進んでしまい手遅れになってしまうケースもあったと聞いています。
 こういうケースもありました。
 その方は、脳性マヒの障害があり、50歳代の男性です。
 ご家族は同じ脳性マヒの障害を持つ奥さんがおられ、お互いに助け合いながら生活をされています。ごく一部の家事介護をするホームヘルパーさんが事業所より派遣されています。
 数年前より身体の動きが悪くなり、首が痛くなってきました。同時に手足に痛みやしびれ感が来はじめています。主治医に検査をしてもらったところ、脳性マヒ特有の頸椎症で手術をしてリハビリ治療をすることを進められました。 本人は、入院中、家にいる奥さんの介護のことなどが心配になり、入院することに踏み切ることが出来ませんでした。
 周りの勧めや奥さんの励まし、主治医のアドバイス(自信)と「痛みとしびれ感をとりたい」という本人の思い、そして、同じ医師に手術をしてもらい回復した障害者と話をした事もはたらき入院し、手術をすることになりました。
 先にも触れたように入院をすると在宅介護に関わる公的制度・サービス(支援費のホームヘルパー、ガイドヘルパー、生活保護費に含まれる他人介護加算)などが受けることができない。よって、入院中の人達へ事業所から制度を使った介護者を派遣することができなくなるのです。
 但し、事業所独自で行っている介助サービスなどは使えるのですが、自腹を切って使わなければなりません。障害基礎年金や生活保護で生活をしている人にとっては、たちまち経済的な破綻をしていくのは事実なのです。
 でも病院側は、「看護師や介護士では手がまわらないので家族などで何とかしてほしい、それができないならば入院を待ってほしい」と言われたりするのです。
 健常者が入院をした時も何かと物要りになります。たとえば病院指定の衣類を使ったり、身の回りの物(食器、タオル類、嗜好品など)そして、携帯電話が使えないのでテレホンカードをまとめ買いしたり、テレビカードやレンタル冷蔵庫そして、差額ベッドを使うこともあります。また、家族などが介助に行く時の交通費もばかにはなりません。
 障害者の場合これにプラスして介護費用がかかってくるのです。ですからなかなか入院には、踏み切ることができないのです。
 今回のケースでは、介護費用を捻出することが出来ない、方法とすればこの状況を多くの人に知ってもらい、ボランティアとして病院に行き、食事介助や身の回りの介助をしてもらうことになったのです。
 ボランティアを集める方法として、病院に近いところにあるボランティアセンターに連絡をし、コーディネーター(調整役)をしている人に来てもらい本人に会い状況をつかんでもらう。そこからマスコミやインターネットを使いボランティアを集める事になるのです。それだけではカバーしきれない状況があります。その時は人(友人など)のネットワークを使い一日一日介助してくれる人を捜すことが必要となります。
 病院の近くで在日韓国朝鮮人の人達が運営している組織「コリアボランティア協会」のボランティアの人達のバックアップを受けることもできました。
 そのほかにいろんなセンター、個人の方々に協力を得て、食事が取れている状態です。
 まだこれから時間がかかります。本人の気持ちも大切だと思われます。また家族のフォローも必要です。そして家族に対するフォローも必要です。本来なら在宅だろうが、入院中であろうが地域で生活するものとして、公的制度・サービス(支援費ホームヘルパー、ガイドヘルパー、生活保護他人介護加算)が使えることが必要です。
 障害者の地域生活というものは公的支援と社会資源(ボランティア、人のネットワークなど)の活用で作られていくものだと考えています。

 今の医療・保健・福祉の縦割り行政の中でどれもが自分たちが大切だと考えそれを逸脱すると他から攻撃を受ける様な状況がおかしいのであり、そのあおりを受けて、いつもしんどくなっているのは当事者やその家族、関係者というのはこれからなくしていく必要があると思います。
 4月から障害者の自己決定・自己実現に合わせた制度が始まったということになっています。でも医療・保健・福祉がつながらない状況だと何も変わってこないと思います。
 このままだったら重度の障害者は病気やケガをしても入院して治療ができない、いわば障害が重くなったらそのままにしておいて悔しい思いをした生活が強いられていくことになります。
 制度が変わったのだから、多種多様の生活のバリエーションがあることを視野にいれて、入院してても安心して、治療が受けられ、自立生活の準備ができるような公的制度の使用を国や行政に考えさせられるような行動をしていくことが大切だと考えています。
 今の縦割り行政を改変し、枠を越えたサービスをしていくように私たちの声でこの状況を行政に訴えて、変えさせていくのも経験をもった障害者自身、これから経験しようとする障害者自身、介助をしてきた家族達やボランティアの人達が声を出していって進んでいくことが必要だと考えます。

 誰でもが安心して手術を受け、治療でき、社会復帰すると同時に地域で暮らしていく準備をし、一人でも多くの自立生活をする人を増やしていくために・・・。


 この原稿を書くにあたって、実際にこのケースのボランティアを集めていくことで多くの仲間やボランティアセンター、福祉系の専門学校、大学、高等学校にビラなどを配り、実際に校内に掲示して頂くことができました。
 それをしていて感じたことは、長期間の入院をする障害者に対してボランティアなどを病院の枠を越えて(病院ボランティアグループはありますが病院の枠を越えての活動はできないところが多いようです。)介助をするようなサークル作りが必要だと感じました。これを契機にネットワークをつくりそういった活動展開をしていこうかなと思っています。
 でも、行政に対して、入院中でも制度を使える様にしていくことを訴えていくこともこのネットワークの活動の重要な部分だと思っています。
 最後にこの緊急投稿に対してご意見や感想などがあればいつでもCIL豊中の方にお知らせ下さい。

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12. 摂食・嚥下セミナー@

介護コーディネーター 川崎高弘

 7月19日(土)に国立療養所刀根山病院で行われた摂食・嚥下(せっしょく・えんげ)セミナーに参加してきました。今号と次号でその報告をしたいと思います。今号では誤嚥(ごえん)対策を中心に報告します。
 摂食(物を摂ること)・嚥下(飲み込むこと)障害の原因としては、大きく二つにわかれます。一つは先天的な病気や手術による形態異常で、もう一つは脳性マヒやALS・筋ジストロフィーなどによる神経・筋の異常です。
 嚥下(えんげ)運動とは、口へ取り込む→咽頭(のど)へ送り込む→食道へ送り込むという流れです。この嚥下障害にはいろいろあって、食べ物を口に入れただけで咽頭(いんとう)に流れたり、鼻腔(びくう)へ逆流したり、のどの奥へ食べ物が残ったり、あと誤嚥をしたりします。
 誤嚥(ごえん)とは、食べ物が本来食道に入らないといけないのに、なんらかの理由で気道に入ってしまうことです。誤嚥をすると肺炎になってしまいます。普段食事をしているときにむせることがあると思います。これは体が反射的に気道の中に異物を入れないようにしているからです。むせるのは体が反応しているからいいのですが、むせない誤嚥(不顕性誤嚥=ふけんせいごえん)というのがあります。この場合、本人が気づかないので、喉の一番奥のくぼんだ部分(次ページ図参照)に貯まった食べ物が寝ている間に気道に入り、肺炎を起こします。このような不顕性誤嚥による肺炎(気管支肺炎=きかんしはいえん)が圧倒的に多く、普通の誤嚥(むせる誤嚥)と比べ、肺炎を起こす可能性が5倍ぐらい高いということでした。不顕性誤嚥は本人の自覚症状がない場合が多いので、飲み込んだ後に呼吸が速くなっていないか、痰(たん)が出ていないかなどを注意して観察することが大切です。
 次に摂食・嚥下障害の見つけ方ですが、食事のときにむせたり、咳が出たり、痰が増えたりします。あと特に高齢の方に多いのですが、食事中に疲れて食欲が低下したり、食事時間が延びたり(45分以上)している時もなんらかの原因があると思われます。また食事の内容も汁物をさけたり、飲み込むときに上を向くなどしたときも嚥下に障害があると考えられます。
 きちんと嚥下ができているかどうか、簡単にテストできる方法があります。まず自分の咽頭隆起(のどぼとけ)に人差し指と中指をあてます。そして唾液を飲み込んだ時に、のどぼとけが指を通り越して上にあがります。それを30秒間で何回できるか測るというものです。30秒間で3回に満たないときは要精密検査らしいです。あくまでも簡単なテストですので目安です。
摂食・嚥下能力を最大限に引き出すためにリハビリテーションを行う方法もあります。
 まず間接訓練として、呼吸・発声訓練によって首をリラックスさせます。また口の中をマッサージやブラッシングしたり、チューブを飲み込む訓練をしたり、誤嚥防止の為に痰を吐き出す訓練もあります。
 次に直接訓練としては、まず食べ物を変えることが考えられます。密度が均一・適度な粘度(ねんど=ばらばらになりにくい)・べたつかずに粘膜にくっつかない食べ物は一般に飲み込みやすい食べ物です。
 食べるときの姿勢も大切です。みなさんも一度やってもらうとわかると思うのですが、水を飲むとき上を向いて飲み込んでみてください。たぶんとても飲み込みにくいと思います。ヘルパーさんも食事介護のときに、利用者さんの目線より高いところから介護すると、利用者さんは上を向いて食べることになるので注意してください。また起きてすぐや、眠気があるときに食事をすることも誤嚥の原因になります。
 気管切開をしていると誤嚥をしないというイメージがあると思いますが、のどに入れているカフの上に食べ物がたまる可能性があるので、カフをしぼませるとそれが落ちてしまいます。またカフがあっても液体はそれを通り抜けて気管に入ることがあります。
どうしても嚥下が困難で、快適に食事をしたいという場合は、最終的な手段として外科的処置をする方法があります。喉頭閉鎖術や喉頭全摘術などです。
 食事の仕方や時間などは個人差がありますので、だいたいの目安として参考にしてください。私も今回刀根山病院でのセミナーに参加して、改めて嚥下の仕組みなどがわかって勉強になりました。次号でも報告の続きを載せたいと思います。

食事の時に気をつけること

<安全に上手に飲み込むには・・・>

前後に口をきれいにしましょう。
食事に集中できる環境を作りましょう。
使いやすい食器、食べやすい食品を選びましょう。

<安全な姿勢をとりましょう・・・>
重度の場合や、初めて食べる場合には、リクライニングくらいが推奨(すいしょう)されて
 います。

<上手な介助の仕方>

食事に集中できる環境を整えましょう。
ゆっくりしたペースで介助をしましょう。
小皿に取り分けて介助しましょう。
詰めすぎないようにし、浅くて小さいスプーンを使いましょう。
飲み込み(ごっくん)を確認し、口に食べ物が残っていないことを確認して から次を促しましょう。
あごがつられて上に上がらないように注意しましょう。
食事時間の目安は45分としましょう。
食後30分〜1時間は座ったままでいましょう。

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13. CIL豊中2003年度通常総会報告
  

事務局

 去る5月24日(土)、豊中市立障害福祉センターひまわりにて特定非営利活動法人CIL豊中2003年度通常総会が開催されました。
 午後2時に開会宣言、徳山理事長による開会挨拶の後、徳山理事長を議長として審議が始まりました。
 
 出席者から、環境団体や消費者団体等色々なNPOとの連携について質問がありました。これに対して、「支援費制度サービスの準備と4月からの開始で精一杯でした。しかしながら、サービスを通じて、であいの郷のグループホームや各作業所等との連携はあります。また、地域福祉計画策定委員会等に委員として出席し、保健所や社会福祉協議会や市民団体等との意見交換を行なっています」という回答がありました。また、事務局の職員体制の充実について質問がありました。これに対して、「増員されている部門と増員中の部門がありますが、予算は付けていますので引き続き必要な増員を行なっていきたい」という回答がありました。また、サービスのヘルパー人員確保と共に質の向上も常に大切であるという意見がありました。また、障害者外出支援サービスの運行範囲が拡大されたことは一歩前進だが、運行曜日や時間も、社会参加の観点から引き続き努力してほしいという意見がありました。
 
 以上のような質疑を経て議案は全て原案どおり承認可決され、午後4時20分に閉会しました。

議事
 
 第1号議案 2002年度事業報告及び決算の件
 第2号議案 役員選任の件

報告事項
 2003年度事業計画及び予算

        《2002年度事業報告及び決算》

 法人設立後、本格的に事業を行なった初年度であった。
 豊中市障害者生活支援事業では、2003年度から始まる支援費制度に向けて、情報提供及び相談に力を入れ、障害者や家族等のニーズに答えた。また、利用者がエンパワーメントして主体的に生活が出来るよう支援活動を行なった。豊中市ホームヘルパー派遣事業、介護保険訪問介護、介助サービスをとおして、介護・介助の多様なニーズに答えてきた。
 豊中市障害者外出支援サービス事業は今年度開始の事業である。豊中市に無かった制度でもあり予想以上の利用であった。
 イベントとしてお花見会、クリスマスパーティを行ない、参加者に楽しんでもらうと共に参加者間の交流も深められた。
 広報誌「CIL豊中通信」、パンフレットの配布を通じて法人の活動内容や障害者の生活について、より知ってもらえた。
 ホームヘルパー2級養成研修を行ない人材の育成及び確保に努めた。また、点字名刺の利用も増えており、点字名刺を通じて多くの方に視覚障害者に対する理解を深めてもらえたと思う。

(1)豊中市障害者生活支援事業(受託事業)
 障害者及びその家族等が地域生活をしていくための相談及び支援
   相談・支援 759件
   市民講座 「知っていますか?支援費制度」
11月10日(日) 豊中市立福祉会館 参加者75名
   市民講座 「始まります支援費制度」
2月16日(日) 生活情報センターくらしかん 参加者66名
   冊子「支援費制度最新情報」10,2月配布
   自立生活プログラム講座
    第一回自立生活プログラム講座 「食生活を考えよう」
    6月16日〜7月28日 全5回 参加者5名
    第二回自立生活プログラム講座 「未体験への挑戦」
    1月11日〜2月22日 全5回 参加者3名
   自立生活体験室
    宿泊利用8回(総宿泊数19泊)、デイ利用22回
   ホームページにて各種情報提供

(2)豊中市障害者ケアマネジメント試行的事業(受託事業)
 肢体不自由障害者2名に実施

(3)豊中市ホームヘルパー派遣事業(受託事業)
 自薦運用型ホームヘルパー派遣 派遣時間26,430時間

(4)介護保険訪問介護
 介護保険による訪問介護 派遣時間1,444時間

(5)介助サービス
 介助が必要な方の自立生活支援を目的に、地域のささえあいに基づく登録制 市民互助活動 派遣時間10,111時間

(6)豊中市障害者外出支援サービス事業(受託事業)
 リフト付自動車を運行し、一般の交通手段を利用するのが困難な障害者の外 出を支援 運行件数405回

(7)イベント企画開催
 障害者の社会参加及び交流を深めるためイベントを企画開催
 お花見:4月13日 大阪府民牧場 参加者16名
 クリスマスパーティ:12月23日 福祉センターひまわり 参加者74名

(8)広報誌の発行、パンフレットの配布
 広報誌「CIL豊中通信」発行
  5、8、11、2月 各約600部(点字版、音訳版、メール版含む)  各種パンフレットを随時配布

(9)ホームヘルパー養成研修
 ホームヘルパー2級養成研修の開催(協力団体として) 修了者35名

(10)点字名刺の作成販売
 ノーマライゼーションを目的に点字名刺の作成販売 枚数37,207枚

収支計算書(総括)
2002年4月1日〜2003年3月31日

収入 支出
科目  決算額 科目  決算額
事業収入  78,103,059 事業費  79,398,018
会費収入  120,000 管理費  881,598
寄付金等収入  7,081,932 固定資産取得支出 553,749
雑収入  106,332 借入金返済支出  700,000
繰入金収入  1,400,000 繰入金支出  1,400,000
前期繰越収支差額 5,050,540 支出合計(B) 82,933,365
収入合計(A)  91,861,863 収支差額(A)-(B)  8,928,498

  《役員の選任》

理事会推薦による次の6名が選任された。全員再任。
 理事 徳山辰浩(理事会互選により理事長)
 理事 大友章三(理事会互選により副理事長)
 理事 山口博之
 理事 馬淵敦士
 理事 吉村史生
 監事 坂 龍雄

  《2003年度事業計画及び予算》

 新制度である支援費制度居宅介護を行なう。対象は、身体障害者、知的障害者、児童で、身体介護・家事援助・日常生活支援・移動介護全ての類型を行なう。介護保険訪問介護及び市民互助活動介助サービスを引続き行ない、支援費制度居宅介護、介護保険訪問介護、介助サービスにより障害者・高齢者の地域生活の介護、介助のニーズに答えていく。
 豊中市障害者生活支援事業、豊中市障害者外出支援サービス事業を豊中市と委託契約を締結して行なう。豊中市障害者外出支援サービス事業は運行範囲を拡大する。また、社会参加・交流事業、人材育成事業、点字名刺事業を行なう。人材育成事業としてホームヘルパー研修及び移動介護研修を行ない、人材の育成、確保に努める旨が報告された。
 本年度予算は約2億円。

(文責:徳山)

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14. 遠くなくても行きたい

   その24 マリンピア神戸 ポルトバザール

西九条舞

 もうすぐ秋の行楽シーズンですね。と言うことで今回は少し遠い所にお出かけです。
 今回、私がおすすめするアウトレットモールであります、「マリンピア神戸ポルトバザール」を紹介したいと思います。
 アウトレットモールとはメーカーのサンプル品や在庫品、B級品(少しの傷や汚れのある商品)、再生産品(廃版商品をもう一度生産する商品)などを格安で売っている所で、そこに入っているテナントは基本的にそのブランドのメーカーが直接販売しているので商品そのものはお墨付きです。
「いくら安くてもそこまで行く交通費の事を考えたら…」
 もちろん、おっしゃるとおりです。しかし、ここの凄いところは夕日やライトアップがきれいので、ショッピング目的だけではなく、他の要素を組み込んで行くと交通費のことは気にならなくなります。
それでは目的地まで案内します。

A 阪急沿線・モノレール沿線(少路以西)の方

 モノレール沿線の方はまず蛍池まで行きます。8月30日より快速急行・急行が蛍池に停車しますので北急に乗るより便利でしょう。
 阪急電車に乗って十三か梅田まで行って神戸線に乗り換えます。神戸線の特急は新開地までしか行きませんので、高速神戸か新開地で姫路行きの直通特急に乗り換えて(山陽)垂水で降りてください。直通特急は前から4両目の前のドアに乗ると便利です。

B 北急沿線の方

 こちらの方は梅田から垂水まで乗り換えなしで行ける阪神・山陽ルートとJRのルートと2つあります。
 阪神・山陽ルートは梅田駅で阪神に乗り換えます。そして阪神梅田駅から姫路行きの直通特急に乗って(山陽)垂水で降りてください。間違っても須磨浦公園行きの特急に乗ると須磨浦公園で普通電車を待つはめになります。また直通特急は前から4両目の前のドアに乗ると便利です。
 JRルートは快速に乗ります。もちろん降りるのは垂水です。8両編成までの電車の場合、前から4両目の一番前のドアに乗るのが便利です。(12両編成の快速はあまり無いので割愛します) また、乗り換えてもいいという方は新快速に乗って、三ノ宮か神戸で快速に乗り換えて垂水で降りると垂水までの所要時間は30分強と10分短縮できます。
 梅田(大阪)から垂水までの運賃は阪神・山陽ルートの方が若干安く、乗り降りは便利ですが、速さでは快速に乗ってもJRのほうが早いのでどちらで行くかはお任せします。
 垂水駅は山陽・JRともエレベーターがありますので問題ありません。垂水駅の南口を出て国道2号線に出ます。
国道に出ると国道を渡って左折し(三宮方面)、すぐの信号(垂水駅前交番があります)を右折し、神戸市漁協の直売所の手前をさらに右折してください。チェーンゲートの右側の歩道(写真1)を歩くと便利です。
 小さな橋を渡ると写真2のような歩行者と車いすのひとしか通れないようにポールを立ててありますのでこれを通ります。そうすると、すぐに横断歩道があるので渡ります。
 道を渡ると建物が見えているので分かるとは思いますが、建物への道をそのまま進むとマリンピア神戸です。駅から10分程度で到着します。
マリンピア神戸 ポルトバザールはファクトリーアウトレット(イーストとウェストがある)2棟、シーポートレストランとシーフードマルシェ、さかなの学校と呼ばれる建物が各1棟あります。さかなの学校は水産に関する学習施設なので今回割愛させていただきます。

I ファクトリーアウトレット

 アウトレットモールの部分です。イーストとウェストがありますが先程のルートでマリンピア神戸に来た場合、先にイーストの前を通ることになります。イーストは吹き抜けの部分の近くにエレベーターがあり、1階と2階と行き来できます。キッズ向けのショップがあるせいか、ここの建物の2階に授乳室があります。また、みずほ銀行のATMコーナーもここの2階です。
 ウェストは正面入口にエレベーターがあり、1階と2階と行き来できます。2階の奥のショップに行くと1階に下りるのに来た道を戻ることになりますが、ショップの数や規模はこちらのほうが多く、メインはこちらのような印象を受けます。

II シーポートレストラン

 レストランが入っている建物で、正面入口を入ったところにエレベーターがあり、1階と2階と行き来できます。
車いすで入りやすいのは1階のほうです。また、車いすトイレや郵貯ATMコーナーもここの1階です。

III シーフードマルシェ

 建物の奥にエレベーターがあり、1階と2階と行き来できます。水産加工物や神戸みやげが1階、レストランが2階に入っているが、空きスペースが目立つのが寂しい。1階のエレベーターのりばの隣にある、車いすトイレがマリンピア神戸の中で1番広い。(他の建物にも車いすトイレはありますが、ここに比べると狭い)
 マリンピア神戸は明石海峡大橋の舞子側から離れていないため(ここも舞子も同じ垂水区内です)、間近で橋を見ることができ、特に夕暮れ時の明石海峡大橋を眺めるのは最高です。
 さて今度は誰と行こうかな。

写真1:チェーンゲート(画面右) 写真2:ポール ポルトバザール
ファクトリーアウトレット 明石海峡大橋を望む

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15. 学生無年金障害者の活動から Part 4

大友章三

 この学生無年金障害者の活動報告も4回目となりました。今回は5月23日に行われた裁判及びその後に行われた報告集会の様子と、7月13日に行われた提訴2周年記念集会の報告をしたいと思います。
 5月23日に行われた裁判の進捗状況ですが、年度更新ということもあり裁判官が替わったこと、また被告である国(社会保険庁)側の検察官が替わったこととがあり、これまでの経過の確認に終始してしまいほとんど動きはありませんでした。(まぁ、いつものことではありますが・・・困りますね。)
 この裁判で今、争点のひとつとなっているのは『学生を国民年金の適用から除外したことに合理的根拠があるのかどうか』という点です。これは憲法14条「平等権」の問題にも関わってきます。原告側としては「適用除外することには合理的根拠がない。だからこの学生無年金障害者は憲法14条違反なんだ」と言うことを主張してきています。それに対し被告である国(社会保険庁)側は「適用除外したのには合理的根拠がある。それには3つの理由がある」と主張しています。
 で、国(社会保険庁)側の主張する3つの理由ですが、1つめは学生には定期的に収入が無いから保険料負担能力がないんだということ。2つ目は学生は卒業したら厚生年金か共済年金に加入するから、学生の頃は年金にいれる必要は無いんだということ。3つ目に学生の時に国民年金に加入していて卒業後、厚生年金に加入するとそれまでに支払った国民年金の保険料が掛け捨てになってしまうんだということ。以上です。
 これらの3つの理由に対して原告側はいずれもが誤りであるとしています。まず3つ目の理由については、昭和34年の制度設立時には掛け捨ての問題は確かにあった。しかし昭和36年の改正によって掛け捨ての問題は解決しているではないか。続いて2つ目の理由については、卒業以前、つまり学生の時に障害を負ったから無年金障害者になってしまった。卒業したら何らかの年金制度に加入するから学生は加入しなくてもよい、とはいいながらも、その間に負った障害については何の保障もできない。だからこれも根拠にはならない。そして1つ目の理由については、収入がなく保険料負担能力がない者について国民年金法では様々な規定を設けている。たとえば免除制度のように保険料を払わなくても障害年金がもらえるような仕組みもある。そういう風な意図から考えるとこれも根拠にはならない。そう反論しています。
 国(社会保険庁)側があまりにも「3つの理由」というものですから(被告側は『3つの理由』というのが好きみたいですね。余談ですが『3つ』ていうのは簡潔で覚えやすいみたいですよ、人間って)原告側としては「3つ以外の理由はないのですか?」とこれまで何度となく質問しています。それに対して国(社会保険庁)側は「3つ以外にない」とは言ってはいないのです。「3つの理由がある」としか主張していない。それ以外の理由が何かあるのか、それとも何もないのか、それすら言わないのです。そういうこともあり裁判自体進展がほとんどない状態です。
 原告側はそれ以外にも、任意加入制度だった時期に加入していた学生はわずか1%にすぎず99%の学生は加入していなかった。こんな制度自体がおかしいものなのではないかという主張や、「周知徹底義務違反」についても言及しています。
 この裁判自体大きな節目を迎えつつあるようで、次回(7月30日)もしくはその次の裁判では原告側としてはどういう承認を決定するのかを提出したいと原告側は考えているようです。
 
 これまでは大阪で行われている学生無年金障害者の裁判の動きを紹介してきましたが、ここで全国のほかの裁判の動きを少し紹介したいと思います。
 この学生無年金障害者の裁判は全国9箇所、北から言いますと、札幌・盛岡・東京・新潟・京都・大阪・岡山・広島・福岡というように、ほぼ全国的に行われています。正確には東京には身体障害者と精神障害者の2つの弁護団がありますので全国10箇所の裁判所で審理が進んでいるということになります。 その中でも一番先行しているのが、東京の身体障害者の裁判です。原告(4名)への尋問が終了し、7月から社会保障委員会の元委員の方や社会保障論の先生に対して尋問を行い、来年3月に結審し来年7月には判決をもらうという方向で進んでいます。次に進んでいるのが新潟でこちらも早ければ年内に結審するような動きです。ほかは大体同じような動き、立証計画を出すような感じのところが多く、大阪と東京の精神障害者の弁護団が一番最後からついて行っているような状況です。大阪の場合は原告の人数が多いということや、大法廷を使用するため使用できる時間の関係などもあり裁判に時間がかかっています。ただ、まもなく立証計画を出してやっていこうというような段階になっています。東京の精神障害者の裁判に関しては、精神障害者の手続き等に関する特有の問題についての話し合いがもたれているような状況です。
 以上が全国の状況ですが、ただどの裁判所でも同じ内容、同じ進行ではなく、少しずつちがった裁判となっています。ですので、どこかの裁判所で出た結果がほかの裁判所でも同じ結果になるというわけではありません。どこかで負けたからといって、すべての裁判が負けということになるわけではありません。どこでどのような結果が出てもそれに一喜一憂することなく、目の前の裁判に向けてやっていくことが大切になります。
 ここで「提訴2周年記念集会」が7月13日に大阪市福島区にある「大阪NPOプラザ」で行われ75名ぐらいの参加がありました。
 そこで基調講演として「無年金障害者問題を考える議員連盟」の事務局長で参議院議員の黒岩宇洋(たかひろ)さんにお話しをして頂きました。
 無年金障害者の活動に入ったきっかけは、黒岩さん自身も議員になる前は福祉機器のメーカーで車いすや電動ベットなどを販売する営業マンをされていて、障害者やその家族との関わりもあったそうです。
 2001年の春の国会でお母さんが厚生労働委員をしていた頃、新潟学生無年金障害者の会の活動を知り国会で質問をされました。その時答弁に立った坂口厚生労働大臣が「前向きに検討します」と答え、議場がざわめいたそうです。これがその後に坂口試案のきっかけになったと言えるでしょう。
 当時お母さんの第1秘書をしていた黒岩さんはこの時から無年金問題と関わりを持ちだし、参議院議員になってからも引き続きこの活動を続けていき議員連盟を設立する事になりました。また会長として障害当事者で衆議院議員をし、郵政大臣をされた八代英太さんがなられて、今は100名を越える国会議員が超党派で関わっているそうです。
 黒岩さんは学生時代、年金に加入をしていなかったそうで学生無年金障害者との一つだけ違う点は、障害を負わなかったということだけで事故など不可抗力で障害を負った人たちだけが、その後の生活保障を満足に受けられないという許し難いことを見過ごしてはいられないと常々思い多くの人に言っています。
 議員連盟が目指すものは無年金障害者の社会保障でそれに至るルートとして議員立法か内閣提出法か、また年金制度においての解決か、福祉的措置なのかいくつかあります。議員連盟は到達するところまで頑張っていく覚悟です。と話されていました。
 年金制度の解決をしていくには多くのハードルを越えることになります。一つは年金の財源をどこからもってくるのか。少子高齢化が進み、年金を支払う国民が少なくなると同時に年金を滞納する国民も多く財政的に窮地に追い込まれているのは確かです。年金法の改正となると国会を通す事になります。賛成する議員ばっかりだったらいいのですが反対する議員が多かったら廃案になったりそれまでにも厚生労働省の中でその作業ができなかったら上提まで行かないこともあります。
 福祉的措置で済んだ場合でも同じように国会を通す必要もあります。また福祉的措置となれば税金を使って財源を作ることになります。これは国民の理解が必要となります。
 そして、福祉的措置だったら税金の財源がなくなったり、他のことで流用されてしまったら額は少なくなったりとか福祉的措置がなくなってしまうということもあるのです。坂口試案は福祉的措置の意味合いが強く、全面的な無年金障害者に対する措置ではなく、手当的な意味合いが含まれていると思います。いわば、現在障害基礎年金を受けている人の金額まで行かない状況もあり得るし、未来永劫に支払われるとは考えにくいように思うのは私だけでしょうか。
 一つのきっかけとして、坂口試案を行いそこから国民年金法を改正していく動きを作り出し、国を動かしていけばいいと思うのですがどうなる事でしょうか。
 ここで坂口試案を照会しておきます。
  無年金障害者に対する「坂口試案」
 国が定めた「障害者基本法」の第20条において、「国および地方公共団体は、障害者の生活の安定に資するため、年金、手当等の制度に関し、必要な施策を講じなければならない」としている。
 しかし、年金に未加入であったが故に障害者になっても年金給付を受けることのできない「無年金障害者」と呼ばれる一群の人達がいる。平成6年10月、衆議院における厚生委員会において、さらに同年11月に参議院厚生委員会において、無年金障害者の所得保障について、福祉的措置による対応を含め速やかに検討すること、との付帯決議を採択している。年金給付を受けることのできない障害者は、付帯決議に採択された通り、福祉的措置によって解決する以外に方法は残されていない。

無年金障害者となった者は、次の如く分類される。

1. 昭和57年1月の国籍要件撤廃前に障害事故の発生した外国籍の者。
推定で0.5万人

2. 昭和61年4月の第3号被保険者制度創設前に国民年金に任意加入せず、その期間中に障害事故の発生した被用者の被扶養配偶者。
推定で2.0万人

3. 平成3年4月の学生に対する強制適用前に国民年金に任意加入せず、その期間中に障害事故の発生した20歳以上の学生。
推定で0.4万人

4. 国民年金の強制適用の対象となっていながら、未加入或いは保険料を未納していて、障害事故の発生した者。
推定で9.1万人

 以上の如く、推定で12万人を超える無年金障害者が存在する。約1割は生活保護を受け、約2割は何らかの仕事を持っていると言われているが、大多数の無年金障害者は家族等の支援によって生活を確保しているものと推測されている。しかし、支援する両親、親族等の高齢化が進み、環境は一層厳しくなっているとの指摘が多い。

福祉的措置の問題点
 年金制度の外側で、福祉的措置をとったとしても、年金給付に相当する給付が行われることになれば、保険料を拠出してもしなくても同じ給付が得られることとなり、拠出制の年金制度に重大な影響を与える事になる。従って、年金給付よりも給付額や給付条件を制約のあるものにせざるを得ない。
 しかし、福祉的な観点からの手当であったとしても、政策効果の期待される給付額でなければならない。

給付の内容

・対象者:無年金障害者のすべてを対象とする。
・要件 :生活の全般が保障されている施設入所者は対象外とする。
     給付には本人の所得制限を付けるものとする。
     また、障害は一級、二級の者とする。
・水準 :年金制度との均衡をはかり、旧障害福祉年金の額等を勘案の上、決定するものとする。
・調査 :福祉措置を講ずるに当たっては、至急に実態調査を実施するものとする。

考え方と結論

 すでに述べた如く、無年金障害者は本人はもとより、その扶養者である両親をはじめとする親族等は高齢化が著しく、看過できない事態に立ち至っている。純粋に年金制度を中心に考えれば、保険料を負担した者にのみ給付は存在し、それに従わなかった者は排除される。しかし、現在の成熟した年金制度の下では発生しない無年金障害者が、学生など政策的移行期であったが故に発生した側面も否定できない。
 学生など任意加入であった者を中心に救済する案も存在するが、福祉的措置をとるためには立法化が必要であり、法制上からも対象者は無年金障害者をすべて同様にとり扱うことが妥当であるとの結論に達した。
 給付の額については、年金制度に重大な影響を与えない範囲で決定すべきであり、拠出制の年金制度の存立を揺るがしてはならないが、さりとて年金制度にこだわり過ぎては無年金障害者の生活実態を見失うことになる。全期間保険料免除の国民年金水準(月額22,339円)より低額とする意見もあるが、福祉という観点から政策効果に疑問が残る。
 昭和61年3月まで、被保険者となる20歳より前に障害者となったものや、拠出制の年金制度に加入しながら保険料納付要件を満たさず障害者になった者などに対して、全額国庫負担による障害福祉年金が支給されていた。当時の月額水準は1級で39,800円、2級で26,500円であり、同時期の拠出制障害年金は月額水準で1級61,867円、2級49,450円であった。現在では、1級83,775円、2級67,017円が支給されている。また、現在支給されている老齢福祉年金は、全額支給の場合34,333円である。これらの水準を勘案の上で決定するのが妥当と考える。
 いずれにせよ、無年金障害者の生活実態は推測の域を出ず、速やかに実態調査を実施して、これらの人達への対応を開始しなければならない。
(坂口試案は無年金障害者の会のホームページより転用しました)
 大阪地方裁判所の動きは他の地域に比べたら少し遅いように思います。それは原告からは裁判にかかる資料(準備書面)がきっちり出されているのに対して被告側(国)からはほんとに裁判をやる気があるのかと思うくらい動きが鈍いのです。でも弁護士さんの話では、今年度中に大阪でも証人を原告、被告側からだし、意見陳述をもとめ裁判のスピードアップをしていかなければならないと思っているそうです。それに対して、被告側がどういう動きをするかどういう資料を出してくるかそれによって方向性が変わっていくかもわからない。また国が裁判に先んじて法律の改正とかもあるかもわからない。障害者としてそれを見据えていき、多くの人に伝えていく必要があると思われます。
 当事者としてこの裁判に傍聴し、知っていくことで他の障害者に国のやり方を見定めていくことを訴えていく原動力になることが私たちの活動の一つだと思います。
 次の裁判は10月10日(金)10:00〜 大阪地方裁判所 2階大法廷で行われます。その後に報告集会が行われ裁判の解説などがされますので、皆さん傍聴に行きましょう。
 

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16. 「メイちゃん」のつぶやき  part2

メイちゃん

 7月もなかばを過ぎて、学校は夏休みに入ったというのに、うっとうしい日々が続いています。
 今年は、梅雨明けがなかなか来ない。この家の人々は仕事に出かけるときは「雨ふってないか?」とかけ声をかけながら出かけていくのです。小雨ならカッパを着ないででかけます。その時にピドレットからいつも「カッパきていかんとあとでえらいめにあうで。」といわれながら家を出るのです。
 トドロは、夏の日にカッパを着ることは、絶対にいやなのです。
 それは、雨が降って、湿度が高く、蒸し暑いこともましてカッパを着ることで身体のなかの水分が出てきて、びしょ濡れになってしまうのです。その後は臭く電車に乗ったらまわりの人は自分からさっていくような気がするのです。その時は、なにか情けなく、さみしくなってしまうのです。それだったら、少しの雨だったら濡れていった方が気持ちがいいような気がします。
 また、カッパを着ると頭にフードを付けないといけなくなります。そうなった時には、横がみえない、横を見ようとすると、車いすごと動かないといけなくなります。横がみえないことは大変、恐ろしく後ろから車がきてもわからないし横に子供や犬や猫がおってもわからないのです。
 ある雨の日のことでした。雨が強くて仕方なくカッパをきて出かけることになりました。道路を走っていて車には気をつけていたのですが、突然、横に大きなゴールデンレトリバー(犬)があらわれてきて、思わず車いすで犬の足を踏んでしまいました。その瞬間、犬の飼い主(ヤクザ風のおっさん)から「何するねん!!」と怒鳴られ、その後に犬(もっとヤクザ風)からはおもいっきり吠えられてしまい、寿命が1年と2カ月ほど縮んでしまいました。(ちょっと足ふんだくらいであんな怒らんでいいのに家のまえのチェリーやったら絶対怒らへん)
 それからは、フードを付けずに帽子をかぶって雨の日は出かけています。そして、ヤクザ風な犬を見かけた時はニコニコしながら、そこを6キロの倍速で立ち去っています。
 ユニバーサルデザインの商品を開発している人がいたら、雨の日でも汗をかかずに、周囲を見渡せて着てて快適なカッパを作ってください。7000円やったら私、買います。
 私は、雨上がりが好きです。そこら中に水たまりができて、そこを車いすで飛び込んでいき、シュワーシュワーいいながら進んでいくのです。そのときはなぜか、開放感に浸ってしまい日頃の忙しさを忘れてしまうのです。
 とわが家の住人である「トドロ」は話していました。
 この前、こんな事がありました。
 わが家のピドレットが「メイちゃんえらい汚れてきたなあー、向かいのチェリーもこの前シャワーを浴びて(ホースからの水)気持ちよさそうやったやんあんたもきれいにしたるわ」といって私をかかえてお風呂場につれていくのです。きっとシャンプーをつけてシャワーを浴びさせてくれるんだとおもいましたが、それは大間違いでした。
 実は私を白い洗濯ネットに入れて、ドラム式の洗濯機にほうりこんだのです。前にテレビで見たのですが、犬がコインロッカーのような洗濯機に入れられて四方八方から水を浴びせられシャンプーをさせられていました。あげくのはてに熱い空気で乾燥もさせられていたのです。犬の姿をみるとかわいそうで逃げだそうにも逃げ出せないという恐怖感が伝わってきたのを想い出しました。
 今まさに私はその犬の状態です。違うのはシャンプーが洗濯用洗剤でコインロッカーがドラム式の洗濯機なのです。洗濯機の中から外を見ると覗いてる人の顔が大きくてひらべっちゃくみえるのです。そして、ぐるぐる回っているのです。私は途中で気を失ってしまいました。
 気がつくと家の外のキュウイの木にネットごとつるされて干されていました。それを見た、むかいのチェリーも気の毒そうな顔(思わず笑いそうな顔でした。)をしていました。
 乾かされて、いつもの所に帰ると片耳が外をむいていました。
 「お願いだから、ドラム式の洗濯機でなくて、手洗いをしてほしいです。」といつも考えています。

 今回、友達のチェリーの写真をのせておきます。(かわいいでしょ)

初めまして、チェリーです。小曽根のアイドルです。

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17. 私たちの進めようとするグループホームって?
   特定非営利活動法人であいの郷市民委員会 講座から

事務局

 5月 31日(土)、豊中駅前の男女共同参画推進センター「すてっぷ」でであいの郷市民委員会の総会が行われました。その2部として第1回NPO法人のこれからの事業を考える講座が行われ、グループホームをテーマにした集いがありました。
 グループホームについては、CIL豊中通信 VOL・4で詳しく書かれてあります。であいの郷市民委員会では、1年ぐらい前に西緑丘で府営住宅を使った「パズル」と、今年に入ってからは、三国で市営住宅を使った「であい」があります。両方あわせて現在10名の入居者がおられ、楽しく地域生活を送っておられます。
 今回の講座では、であいの郷市民委員会の東千鶴子理事長と当センターのサービス提供責任者で理事の馬渕敦士がパネラーとなり、東理事長からは、2つのグループホームの設立準備から設立して現在までの過程が話され、公営住宅を使った上での行政との関係作りや入居者やその家族との話し合い、グループホームの管理などをする世話人さんとの関係作りなどの話しがありました。何でもそうですが、準備段階から作りあげて、継続させていく上での人間関係作りや財政面での苦心がうかがわさせられるような話しがありました。
 また、馬渕理事からは支援費制度の移行に際してのグループホームでの介護のあり方やコーディネートにおいて、入居者の想いをどこまで受け入れて、介護をする者にどう伝えていくかが話され、入居者と介護者との関係作り、地域での生活を作り上げていくことにおいての協力体制のあり方などが話されました。グループホームという生活体系の中での当事者制のあり方がこれからのテーマになっていくと思い、行政に対して多くの障害者の地域自立においてグループホームの必要性が益々大きくなっていくことを感じました。

(文責:大友)

支援費の説明をする馬渕理事

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18. 新人職員紹介

事務局

 6月と7月に、女性の新しいコーディネーターが1名づつ入られました。これでようやくコーディネーターは、男女2名づつ計4名がそろったことになります。
 これから大いに働いていただく期待の星のお二人に、自己紹介をしていただきました。
 みなさん、じっくりお読み下さい。
 
新増弘美さん
 6月よりコーディネーターとして入りました、新増弘美といいます。
 名前がかわっているので、よくまちがえられて覚えてもらっていることが多いです。よくあるのは”しんまし”とか”しんまつ”ですが、たまに病院などでは”にいます”とか”しんぞう”と言われてしまいます。もう慣れましたが、子どもの頃は呼ばれているのに気づかないこともありました。
 これを機会に、少しでも多くの方に”しんます”だということを覚えてもらえたらうれしいです。
 CILに入って、まだ2ヶ月ほどで、やっと仕事にも慣れてきましたが、まだまだみなさんにご迷惑をおかけしている毎日です。1日も早く、一人前になりたいと思います。
あわてもので、何かとどんくさいですが、みなさん長い目で見ていただきますように、お願いいたします。

飯盛美香さん
 こんにちは。初めまして。飯盛美香と申します。
 7月に、CIL豊中の方でコーディネーターをやらせて頂くことになりました。福祉の世界は約2年ほど経験がありますが、高齢者のお世話をさせて頂いていたもので、障害者の方々と接するのは、以前ボランティアで少し程度でほとんど経験がありません。しかしやる気だけは誰にも負けないつもりでがんばっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 私は少しおっちょこちょいでのんびり屋さんなので、いろいろと失敗やご迷惑をおかけすることがあるかも知れませんが、何卒温かい心で接して頂ければうれしく思います。いろいろとお気付きの点などございましたら、何でもおっしゃって下さい。

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19. CIL豊中近況

事務局

このコーナーは、当センタ−ホームページの「CIL豊中近況」というところから抜粋しました。事務局のようすが少しでも分かっていただけたら嬉しく思います。

≪6月≫
2003/6/2 何かあんまり・・・・・
 何かまだそんなに暑くなく、また梅雨にも入っていないため、まだまだ5月だと思いたくなるのですが、6月になったんですねぇ。3月以降、本当にアッという間です。
 この近況も復活して10日になりました。パソコンの調子の悪さは相変わらずですが、何とか策を打ちたてるべく、一同頭を寄せております(笑)。

2003/6/11 求人の問い合わせが多く入り・・・・・
 現在、登録ヘルパーを求人誌で募集していまして、問い合わせの電話が多数ありました。やっぱり一番必要なのは人ですよね。
 ホームページをご覧のみなさまも、よろしくお願いします。(^^)

2003/6/15 ILPルームの和室がスッキリしました
 今までごちゃごちゃとすみっこに物が置かれており、お世辞にも整頓されているとは言えなかったILPルームの和室ですが、今日棚を購入しまして、非常にすっきりしました。これでようやくキッチリ物を収納できるようになりそうです。

≪7月≫
2003/7/6 ILPが始まりました
 今年度の第一回ILP講座が今日から始まりました。
 午前中から事務所には受講生の介助にあたるボランティアの方とかが出入りし、またスタッフも終日忙しく動き回って、ILPならではの雰囲気につつまれていました。

2003/7/13 大雨ILP
 通常、第一回ILPが行われる時期というのは、もう梅雨が明けているのですが、今年はとにかく梅雨が長くて今日も大雨が降っていました。そんな中行われた第一回2週目のILP。
 
 ILP自体は屋内でやりますが、そこまで往復するのに受講生、そして送迎介助担当スタッフも雨まみれ。
本当にお疲れさまでした。

2003/7/23 もうすぐヘルパー講座
 間もなく今年度のホームヘルパー2級講座が始まります。今日はそのことでの問い合わせの電話が多く入りました。
 その一方、月末が近づいてきたので、また集計が忙しくなっています。

2003/7/25 事務局会議
 7月の事務局会議が行われました。
 最近論議を呼んでいる、ガイドヘルプにおけるプール利用について報告が行われたほか、ヘルパー研修受講希望者の集まり状況やクリスマスパーティーに向けての会議日程などが話し合われました。

2003/7/27 今日は静かな事務所で・・・・・
 今日はいつもの日曜日でした。
 午後からはILPルームにて、ILPの会議が行われ、事務所の中は職員一人のみ・・・・・。
 静かでしたぁ〜。

≪8月≫
2003/8/3 ようやく、というか、とうとう夏らしく・・・・
 今年は本当に変な気候で、7月の終わりまで梅雨が続き、暑さも感じられなかったのですが、8月になってようやく夏本番となってきました。ただ、暑いのが苦手な人にとっては、「とうとう・・・・」という感じかも知れませんね。
 さて今月の事務局は、ヘルパー講座あり、ILP講座あり、そして広報誌の発送あり、と大忙しです。

2003/8/4 ホームヘルパー3級講座も始まりました
 先月末よりホームヘルパー2級講座がスタートしましたが、先週末より3級講座もスタートしました。
 ダブル講座で日曜の今日も、職員は休日返上でいろいろ準備の段取りを行っています。

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20. 事業活動報告(2003年4月〜6月)

事務局

1.障害者の自立生活に関する相談及び支援事業

(1)豊中市障害者生活支援事業(受託事業)
  障害者やその家族等の相談支援。
  相談支援件数 144件
  自立生活体験室 宿泊利用9回(総27泊)、デイ利用36回
広報誌「CIL豊中通信」
 第5号発行 約900部(点字・音訳・メール版含む)

2.障害者及び高齢者の介護等在宅福祉事業

(1)支援費制度居宅介護(身体・知的・児童)
  支援費制度によるホームヘルパー、ガイドヘルパー派遣。9,529時間
(2)介護保険訪問介護
  介護保険による訪問介護。430時間
(3)介助サービス
  地域の支えあいに基づく介助者派遣(登録制市民互助活動)。897時間。

3.障害者の移動支援事業

 (1)豊中市障害者外出支援サービス事業(受託事業)
リフト付自動車を運行し、一般の交通機関を利用するのが困難な障害者を支援。147回

4.点字名刺事業

 (1)点字名刺
  点字名刺の作成販売 7,523枚。

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21. サービスのご案内

事務局

豊中市障害者生活支援事業(無料)
 障害者やその家族等の相談等支援をします。
ホームヘルパー、デイサービス、ショートステイなどの利用援助
社会資源を活用するための支援 社会生活力を高めるための支援
ピア・カウンセリング      専門機関の紹介

ILPルーム(自立生活体験室)
 自立生活をめざしている障害者の方が、実際の生活に近い環境で、自立生活を体験してみる部屋です(介助者の方は無料)。
宿泊利用 1泊1,000円 デイ利用 1回(5時間まで)500円
*デイ利用の場合、ご利用出来る時間帯は9:00〜18:00です。

支援費制度居宅介護サービス(身体・知的・児童)  
支援費制度によるホームヘルパー、ガイドヘルパー派遣。
サービス提供範囲 豊中市及び近隣地域
サービス提供時間 24時間365日

介護保険訪問介護サービス  
介護保険によるホームヘルパー派遣。
サービス提供範囲 豊中市
サービス提供時間 24時間365日

介助サービス  
 介助が必要な方の自立支援を目的に、地域のささえあいに基づく登録制市民互助活動です(公的福祉制度外のサービス)。
対象者 原則豊中市在住の障害者
介助料(謝礼)
 ・一般介助(8時〜22時) 1時間       1,000円
    (その他の時間) 1時間       1,200円
 ・宿泊介助         1回(12時間以内) 7,000円
  延長分は上記一般介助で計算。
いずれも介助者の実費交通費(上限800円)を負担していただきます。
 ・旅行介助        1泊(24時間)  12,000円
  延長分は6時間(3000円)単位で加算。
  交通費及び宿泊費は原則利用者負担です。
キャンセル料 前日まで無料。当日は半額です。(上限10,000円)

豊中市障害者外出支援サービス
 リフト付自動車を運行し、一般の交通手段を利用困難な障害者の外出を支援します。
利用対象者は豊中市に在住し、次に該当する人です。
 @下肢・体幹障害1・2級で車いす等を使用している人。
 A四肢障害1級で車いす等を使用している人。
 B腎臓機能障害で透析治療を受けている人。
利用できる日時
 午前9時から午後5時(火曜日、日曜日、祝日、年末年始12/29〜1/3を除く)。
利用目的
 社会参加を目的としますので、特に制限はありません。
利用回数
 月4回まで利用できます。
利用料・区域
 @豊中市内     片道 500円  往復1,000円
 A特定区域・施設  片道 1,000円  往復2,000円
[特定区域は池田市・吹田市・箕面市・尼崎市・伊丹市・大阪市(淀川区・西淀川区・東淀川区・北区・旭区・城東区・都島区・此花区・西区・福島区・中央区・浪速区・港区)] 特定施設は星ヶ丘厚生年金病院
同乗者について
 必ずしも必要ありません(利用者の必要に応じて同乗をお願いします)。

点字名刺
ノーマライゼーションを目的に点字名刺の作成販売。
既存名刺への点字打ち込みの場合 10枚150円
片面名刺印刷と点字打ち込みの場合 10枚300円
両面名刺印刷と点字打ち込みの場合 10枚350円
ロゴ・イラスト又は写真入りの場合は10枚につき50円の加算となります。
送料は一律270円です。

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22.俳句・短歌・お詫びとお知らせ

俳句

 金魚すくい 蝉も負けずに 囃すかな

短歌
 
 仕事帰り 淀川花火 家並みの 向こうに高く 打ち上げは遠し

                           豊中市  根箭太郎


このコーナーでは、みなさんからの短歌、俳句、詩などを募集しております。詳しくは編集責任者 大友まで。
みなさまどんどんご応募してください。

お詫びとお知らせ

 第一号より連載を続けてまいりました、まんが「CIL豊中劇場?」が、作者の事情により、連載を中止させていただくことになりました。
 楽しみにされていた読者の方々に対しましては、深くお詫び申し上げる次第です。
 また、鳥取県にお住まいの田中基樹さんという方より、点字名刺用のノートパソコンを2台も寄付していただきました。心から深くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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23. 編集後記

編集責任者  大友章三

 暑いですね・・・。
 今年の梅雨は長くて、雨も多く、気温も低くて、本当に夏が来るのかと思いましたが、梅雨が明けるといっぺんに暑くなり、身体をならしていくのが大変です。
 皆さんは、この夏、花火大会や海水浴、キャンプ、バーベキューパーティーなど楽しい事がたくさんあるとおもいます。でも、身体に気を付けて、栄養のある物を食べて、水分をよく取り、睡眠もよく取り夏バテなどをしないで乗り切って下さい。
 今回のCIL豊中通信も、盛りだくさんで報告や新しい連載もの、ためになる情報がぎっしりつまっています。
 取材にあたったスタッフは、汗だくになりながら、ルポに行ったり、原稿を書いたり、編集をしたりしています。この情報を楽しみにしている方がたくさんおられると思うと暑さなんかに負けていられません。
 皆さんの中で、あった情報を教えて頂き、この広報誌に載せていきたいと考えていますので、どんどん寄せて下さい。そしたらすぐにボイスレコーダーとデジタルカメラと持ってかけつけます。
 それを楽しみにしております。

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