も く じ |
印刷版の表紙 |
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1. 特集:Zoom Up! 交通バリアフリー 2. ヘルパー現任者研修報告 3. 2007年度第1回体験講座 4. ピア・カウンセリング集中講座報告 5. 街に泊まってショッピングぅ!! 6. 『バクバクの会』第17回総会に参加 7. あすなろを取材しました 8. 学生無年金障害者の活動から Part.17 |
広報誌編集部 事務局 事務局 事務局 事務局 事務局 広報誌編集部 事務局 |
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みなさんからの、投稿コーナー
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16. さろんだより 17. CIL豊中近況/お知らせ 18. サービスのご案内 19. 編集後記 |
事務局 事務局 事務局 上田哲郎 |
最近、街を車いすで歩いていると、鉄道の駅に、エレベーターがついたり、リフトつきのバスや、タクシーが走り出したりして、障害者や、お年寄りなどにとって、便利になってきました。
その反面、まだまだ障害者などを差別する場面を見たりすることもあるのです。今回の特集は、最近の交通バリアフリーに関するものを取材し、記事にまとめてみました。
今回取材をしたものは、私たちにとって一番身近な自動車、モノレール、日本の鉄道で一番長い距離を走っているJR、海外に行くときには絶対必要な飛行機の4つを挙げてみました。
みなさんも、交通機関を利用していて、また、タクシーなどに乗っていて、嬉しかったことや、反対に許せなかったことや、いろいろ体験してきたと思います。それを感じながらこの記事を読んで頂きたいなと思います。
大阪モノレールのバリアフリー化について
みなさん大阪モノレールのホームが大きく変わっているのを知っていますか?以前は一番前と一番うしろの車両の二カ所のみ、スロープ板が備わってましたが、今では全駅、全車両の乗り口で、段差解消が行われています。
これは、他の交通機関とは違い、駅員による渡し板が必要なく、もともとホームに対策がなされているというものです。
この事により、車いすの人はもちろん、お年寄りや、ベビーカーを押す人など、段差を乗りこえるのが困難な人たちが、好きなところから自由に乗り降りする事ができるようになりました。
そこで、私たちはこの事をより詳しく知るために、大阪モノレールの本社へ取材に訪れました。
1,現在の交通機関のすがた
多くの交通機関では、車いすの人が利用する際には、スロープ板の介助が必要な現状です。駅員さんが忙しそうな時や、何台もの車いすで乗車する時には、気を遣ったりする事もありますし、なかなかスムーズにいかない時もあります。その中で、大阪モノレールでは、いち早く常設スロープ板を導入し、駅のバリアフリー化を進めてきました。
2,きっかけは「彩都」!
きっかけとなったのは、今年3月に延伸開業した「彩都線(阪大病院前〜彩都西)」だったそうです。新しい駅は2駅。設計企画段階から、バリアフリー法にのっとって進められていきました。そこには、全ての乗り口の段差を無くすというコンセプトがあったそうです。
しかし、新しい駅だけを全ての乗り口から乗車できるようにした場合、以前からある駅で降りる時にも、全てにスロープ板がなければ都合が悪くなってしまいます。それならば、この際、既設の全ての駅の全ての乗り口に、スロープ板を設置しようという決断に至ったそうです。
これが、常設のスロープ板です。 スムーズに乗り降りできるようになっています。 |
全ての乗り口に設置されたスロープ板。 |
3,他にも配慮がたくさん!
この9月になり、駅構内の様々な設備が整いました。
オストメイト対応の多機能トイレもその一つです。これは、人工肛門、または人工膀胱を保有している人にも使用しやすくなっているものです。
駅ホームだけでなく、新しい車両にもいろんな配慮がなされたようです。
例えば、電車内において、聴覚障害の方に対し、光(ランプ)で、扉の開閉を知らせるもの、視覚障害の方に対して、音で乗り口の場所を案内するしくみ。さらには、多カ国語にわたっての案内表示など、いろんな意味でのバリアフリー化が図られているようです。
これが、オストメイド対応の多機能トイレ | 今年3月に開業した、彩都西駅の乗り口。 元々隙間が小さく、スロープもいりません。 |
4,こんな要望をあげてみました!!
大阪モノレールに限らず、他の交通機関においても、車内に「車いすスペース」というものが設けられていますが、現状では車いすの人が乗車しているのにもかかわらず、スペースを譲らない、気付いてくれない、という事が多々あります。
東京の電鉄会社には、車内放送での啓発などが行われていたりもします。しかし、結局のところは、ひとりひとりのモラル、「ゆずりあう心」にかかってくるものだと思います。
車いすを利用している人だけでなく、お年寄りや妊婦さんなど、全ての人が気持ちよく利用できる空間になっていくことが、今後の理想なのではないでしょうか。
多くの問題は一度に解決するのは難しいですが、これからの新バリアフリー法に従いながら、モノレールでも徐々に進めていきたいという事です。
5,取材を終えて
全体的に快く対応して頂き、良い経験となりました。取材に応じて下さった、大阪モノレールのみなさんも、「今回の事で終わりではなく、これからも、時代に合わせたバリアフリー化を進めていきたい」「スロープ板が設置されたからといって、駅員の介助ができなくなる訳ではないので、これまで通り、気軽に声をかけて下さい」と、おっしゃっていました。
空港にも直結し、大阪の玄関口でもあるモノレールが、これだけバリアフリー化が進んでいるというのは、嬉しい限りです。これからの動向にも、ますます期待したいものですね。
(担当:鍛治・加田)
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みなさま、知っておられますか?
大阪府道路交通規則の一部改正に伴い、平成19年8月1日より駐車禁止除外指定車標章の交付方法や交付対象および駐車許可がかわりました。
この6月より、駐車違反がきびしく取り締まられるようになってきたことは、もちろんみなさん知っておられることでしょう。
でも、タクシーや友達の車に乗られていて「ちょっと駐車させてくれたらいいのに」と思われたことはないでしょうか。そうです、以前は車両だけに交付されていた除外標章なのですが、障害者個人に(つまり人に対して)交付されることになったのです。
たとえば、車いすに乗った私が、一人で病院にタクシーで行くことにします。車いすを下ろしたり、玄関に連れて行ってもらったりする、運転手が少しの間運転席を離れなければならないときに使うことができるのです。
1.どんな方に交付されるの?
該当する障害および等級は、以下のとおりです。
視覚障害(1級から3級までの各級及び4級の1)、聴覚障害(2級及び3級)
平衡機能障害(3級)、上肢不自由(1級、2級の1及び2級の2)、下肢不自由(1級から4級までの各級)、体幹不自由(1級から3級までの各級)、乳幼児期以前の非進行性の脳病変による運動機能障害、上肢機能1級及び2級(一上肢のみに運動機能障害がある場合を除く)、または移動機能(1級から4級までの各級)、心臓機能障害(1級及び3級)じん臓機能障害(1級及び3級)、呼吸器機能障害(1級及び3級)、ぼうこう又は直腸の機能障害(1級及び3級)、小腸機能障害(1級及び3級)、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害(1級から3級までの各級)
知的障害者(重度A)、精神障害者(1級)、色素性乾皮症患者(等級指定なし)、戦傷病者(等級指定なし)
以上、広範囲に渡って交付されることになりました。
車に駐禁ステッカーを付けたようす。撮影のため、フロントガラスの外に置いています。 |
2.手続きは簡単です
手続きに必要な物は、お手持ちの障害者手帳と健康保険証など身分が確認できるもの(生活保護の場合は夜間休日診療証)、印鑑です。それらを持って、最寄の警察署の交通課へ行ってみて下さい。
私も、生まれて初めて警察署なるものに行ってきましたが、受付の方も優しい対応で申請書に必要事項を書いていただき、すんなり手続きできました。10分ほど待ったか、待たないかで標章はできました。(警察署によっては3日かかるところもあるとかですが、でもある人が3日後は取りに来れないことを伝えたら、すぐに出してくれたとかです。何でも言ってみるものですね。)ただし、3年に1度、更新手続きが必要です、とのことでした。
3.駐車できる場所
公安委員会が道路標識等により駐車を禁止した場所、または時間制限駐車区間に限ります。ただし、上記場所でも駐車できない場所があります。
また、「長時間駐車」や「車庫代わりに路上駐車」をすると、「自動車の保管場所の確保等に関する法律」に違反します。
4.駐車できない場所、駐車の方法(除外されない場所、方法)
駐車できない場所として、下の図でも描いてあるのですけど、常識で考えてみると、人の安全上の迷惑になったり、ほかの車の通行の迷惑になったり、消防上の迷惑になったりするところなので、ここに詳しく説明するまでもないかと思われます。
(担当:塚原)
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JR西日本の、駅ポスター
今年5月頃、JR西日本の京阪神圏各路線の主要駅に、身体障害者に対する、新しい利用案内ポスターが張り出されました。しかしその内容は、およそ障がい者の人権を否定しているとしか言いようのない、そして交通バリアフリーの概念が一般化した今の時代からも大きく逆行する、信じがたいものでした。
曰く『スムースにお手伝いさせていただくため、〔乗車2日前まで〕にご連絡をお願いします。』
このポスターは、府下の多くの障がい当事者や支援者(団体)の目に止まり、みんな一様に驚きの声を上げるとともに、JRに対して抗議をしました。
問題となり、現在は回収されたポスター。 『乗車2日前まで』の部分は、文字と地肌の色が反転して、 強調されている。 |
◆主な抗議の内容◆
・「駅員に気軽に声かけを!」と謳う一方で、障害者は『2日前連絡を』となっている。矛盾しているのではないか?
・ 聴覚障害者で車いすの場合、駅にはFAXもないので2日前までに駅に来て下さいと言われたが、そこまでさせるのはひどいのではないか?
・ 例えば過疎地の無人駅で、『少し早い目に連絡のご協力を』というのなら、まだ合理的だ。都会の駅でこの策はあまりにも不合理ではないのか?
・ ポスターには、視覚障害者を駅員が手引きしている絵も描かれているが、両者の立つ位置が逆(駅員が後ろ)になっている。
・ そもそも数分おきに来る大都会の通勤電車において、「2日後の何時何分発何号車に乗ります。」といった連絡をすること自体、現実離れしている。
◆抗議に対する、JR側の回答の内容◆
・ 過疎の無人駅では2日前がスムーズだが、ポスターを支社(エリア)ごとに作らずに、全社統一にしたために、こういう表現になった。
・ もともとポスターは長期掲載の予定はなく、長くて3ヶ月。駅員の声かけについても、指導はしている。
・ 地方のことはよく分からないが、大阪支社のエリアでは、これまで通り当日 の利用で大丈夫。
・ ポスターの、手引きのイラストの間違いは、おかしいと思っていた。
・ 今回の話は、社長や幹部にも伝える。各駅の意見も聞いていく。誤解を招く表現をしたことを、申し訳なく思う。
限られた時間の中で、十分な話し合いはできませんでしたが、結果的にJR西日本は8月になって、ポスターを回収しました。障害当事者のみならず、ほかの一般客(健常者)からも抗議や問い合わせがあったということで、このまま掲載を続けるのは良くないと判断したのだろう、と思われています。 しかし一方でJR西日本は、「不適切だから回収するわけではない。」との見解を示す一面もあり、果たして当事者の訴えがどこまで届いたのか、今一すっきりしないことも否めません。
対大阪府交渉のようす。猛暑の中、300人以上が集まっていました。 |
そもそも、いろいろな条件の路線や駅を持ちながら、ポスターが全社統一というのがおかしかったわけで、『誤解を生む表現』についても、最初の試案段階で十分に気付くことができたはずです。JR西日本は、本気で交通バリアフリーに取り組む気があるのかどうか?まだまだ疑問を持たざるを得ません。
去る7月24〜26日に、対大阪府交渉が行われ、その中でこの問題が取り上げられました。障害者団体の代表団は、「府としても、ポスターの内容がこれでいいと容認したのは問題だ!」と糾弾しました。しかし大阪府側の回答は、「必要ならば、今後適切な指導をしていくということで・・・・」という、何とも煮え切らないものでした。
まるで遠い過去から迷い込んできたような今回のポスターは、障害者に対する交通事業者の姿勢を改めて問う、きっかけになったような気がします。
(担当:根箭)
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楽しみにしてた海外旅行が・・・。
シンガポール航空搭乗拒否事件
まもなくクリスマスやお正月を海外で迎える方もいると思います。
海外旅行といえば飛行機がつきものです。もちろん国内旅行も飛行機で行く場合が多くあります。
以前に比べて、車いすを使っている方は飛行機を利用することが、たやすくなってきました。例えば、空港の搭乗口まで自分の車いすで行くことができ、そこで飛行機専用の車いす(後ろの両車輪間の幅が狭くなって、機内の通路を通れる)で、飛行機の中へ入り、座席に移ることができます。それはほとんど、キャビンアテンダント(CA)によって、手伝ってもらえます。
○タイの友だちに会えるのに
これから言う話は、2003年の7月30日に起こった出来事です。
西宮市に住む太田雅之さんは、脳性マヒの障がいがあり、日常生活では電動車いすを使い、旅行など行き先によっては手動車いすも乗られてます。また、言語障がいもお持ちですが、買い物などへ行って店員さんとも話されているそうです。
そんな太田さんが、7月にタイのバンコクに住む友だちに会うために一人旅の計画を立て、関西国際空港からシンガポール航空で出発しようとしていました。チェックインカウンターでの搭乗手続きは、見送りに来ていた同じ職場の同僚が、太田さんの障がいの状況や、どんなサポートがいるかを説明しました。その上で同航空の従業員さんは「大丈夫です。旅を楽しんで下さい」と太田さんに言ったのです。
○搭乗拒否「なにするねん!!」
ところが、離陸の1時間前になって館内放送で呼び出され、同航空のカウンターへ行ったら、先ほどの従業員さんカスタマーサービス部長と名乗る人(Iさん)が、太田さんの方ではなく見送りの同僚に近づき、「今回、太田様は介助者がおられないので、単独の搭乗を認められません」と言われましたが、余りにも予期せぬ言葉だったため、その瞬間、太田さんは頭が真っ白になりました。そして同僚たちが、Iさんに対し「何で乗れないのか、彼は言語障がいはあるけど、良く聞けば分かるし、もし体調が悪くなって言葉が発せられないときは、英語やタイ語で書いたプレートも持っている。また、彼は食事の介護とかトイレの介護とかは必要ないと。国内線(ANAで関空から熊本)は単独で搭乗したことがある」と抗議しましたが、最後まで搭乗できませんでした。その拒否の理由は、以下の3点でありました。
○理由は言語障がいなど「なんでやねん!!」
@.言語障がいがある。意志の疎通がスムーズに出来ない。何かあった時に意志が伝わらない。
A.上肢と下肢に障がいがあるため、緊急時に一人で脱出が出来ない。
B.介助者がいない。
その他には、搭乗する障がい者はシンガポール航空の指定医の診断書がいる、などと言っていました。Iさんは太田さんと一度も喋っていないのに、言語障がいがあるからと判断され、まさしく見た目だけの判断でした。
AとBも、よく考えてみると緊急時に健常者であってもパニックになったら、腰を抜かし一人で脱出が出来ない人もたくさん出てきますし、とにかく航空機が飛んでいるときに緊急事態が起きれば、どのような人であっても命の保証など無いに等しいでしょう。それを上肢と下肢に障がいがあるためと言う子どもだましの言い逃れをしていました。
○シンガポール航空は何もわかってない。裁判で闘うぞ。
後日、太田さんたちは同航空の大阪支店(梅田第一生命ビル12階)に搭乗拒否の理由と交渉へ行きましたが、「いくら事前に知らされても、太田さんは搭乗できません。介助者がいたら搭乗できるのだからいいでしょう」の一点張りで改善する意志はなく、障がい者差別をしたことも分かっていませんでした。
改めて現状を知った太田さん達は、怒りと共にこの事件を多くの人たちに知ってもらい、障がい者の当たり前の人権を勝ち取るため、裁判を起こすことになりました。
証人尋問では、多少の緊張がありつつも、原告と被告の弁護士さんからの質問に答えるなどして、裁判長へ対し、強く障がい者の人権を訴えたそうです。また和解の話にもなりましたが、やはりシンガポール航空側は、障がい者の対応に関しての改善をする意志がなく、挙げ句の果てにはお金で終わらせたいということを言い出す有様で和解が決裂し、最後は裁判所の判決に託されたのです。
そして、2007年8月9日に竹中裁判長が不当な判決を出しました。主な判決内容は「身体障がい者の積極的な社会参加、そのための移動の自由の確保の必要性を考慮しても、被告の判断が正しく、限られた時間内で原告の状態を判断するのは困難。言語障がいと食事面はクリア出来ても上肢に障がいがある以上、自分で移動が出来ないし、緊急時、もしくはトイレ時に乱気流が起きた際に客室乗務員も座席から離れることが出来ないので、助けに行けない」が棄却の要因でした。
判決の日に出た「のぼり」 | これからの闘いに、挑戦する太田さん |
○人権を勝ち取るまで闘うぞ。
太田さんは、この判決に対し、日本における障がい者の人権というものの低さを痛感されました。大阪高等裁判所へ控訴を申し立てると共に、公共交通機関とはなんたるものかを強く訴え、当たり前の人権を勝ち取りたいと太田さんの目は真剣でした。そして最後に「これが障がい者差別禁止法のあるアメリカだったら、裁判にもならない事件なのにナ・・・」と苦笑いされていました。
この事件にめげずにみなさんも飛行機を使って旅行すること、また、CA等に介助をしてもらうことで、障がい者の存在をアピールしたいものです。
(担当:大友)
ま と め
みなさん読んでいてどう思いましたか?
モノレールは会社の誠意や意気込みがすごくわかって頂けたと思います。
普段私たちが乗っているモノレールが、こういうすばらしいことをやって下さったことを誇りに思いたいと考えました。
JR西日本は、まだまだ昔(旧国鉄)の体質が残っていると思います。駅員さん達は、親切になりましたが、車いすの乗客を平気で待たせたり、挙げ句の果てにこのようなポスターを出し、会社の差別性がまだまだあることがわかったと思います。
その反面、駐車禁止除外ステッカーを作り出した警察は、私たちの思いをくみ取って、時間はかかりましたが、やっとできたことに対して拍手を送りたいと思います。
搭乗拒否の事は、やっぱり重度障害者がひとりで搭乗することに対して、安全面や介護の面を盾にして拒否を今でもしています。これに負けていてはいけないので、どんどん飛行機に乗りましょう。
この取材で良い面、悪い面、たくさん出てきました。悪い面を直していくのは私たちです。声を上げましょう。
2007年9月8日、CIL豊中ヘルパーステーションにおいて、登録ヘルパーの方を対象とした身体介護講習会を開きました。この講習会は、年に数回実施されている研修の一つとして行われたものです。
当日は、途中参加や介護のために途中で抜ける方も含めて、14名の方が参加されました。講師の先生には池田市内にある訪問看護ステーションに所属している方3名と池田市立病院に勤めている方1名の計4名の方をお迎えしました。
講習会の内容は、これが第2回目の介護実技講習会ということなので、前回とは変化をつけて、全身マヒもしくは全介助が必要な方を想定した介護をテーマにして行われました。
先生からの説明や実演は30分ほどで終わって、後は参加者の方を3グループに分けての実技指導を行っていただきました。内容は、ベッドに寝た状態での衣服の着脱と、ベッドに寝た状態から車いすに移乗するまでと、二人介護が必要な方の、寝ている状態から浴槽(実際にはベッドを浴槽と見立てて使用)への移動の3つでした。
今回の講習会では、介護をする側だけではなく、介護を受ける側も体験するのがテーマの一つでした。普段行っている介護がどのように感じられるのかを知ることはあまりないので、参加者は熱心に何度もペアを変えてやっていました。
特に介護者の膝を使った移乗方法は、参加していた介護職員からも驚きの声が出て、何度も練習していました。
今回は前回までとコンセプトを変えて、身体介護の実技研修会を開かせていただきました。毎日の介護の中で目にする状況を題材にすることで、取り組みやすく、また、意見交換や自らの経験を生かした方法を試す、など皆が積極的に参加できました。今後も講習会などを通して、よりよい介護のサービスを提供していけるようにしていきたいと思います。
(竹内)
こんにちは!今年の夏は暑い日が続きましたね。みなさんはどのように過ごされていましたか?海に行かれた人もいるかもしれませんね。
今回挑戦したテーマは『海へ行きまっしょい』。ちょうど夏真っ盛りだったということで、スタッフを含め20人くらいで須磨海水浴場に行ってきました。
★オリエンテーション
まず、海へ行くにあたって、顔合わせの意味を込めてオリエンテーションを行いました。オリエンテーションでは、参加者の自己紹介から始まり、待ち合わせ場所・持ち物などを確認しました。そしてなりより大事なこととして、海で体験したいこと!を発表しあいました。一口に海に行きたいといっても、理由はさまざま。泳ぎたい人や写真を撮りたい人など、いろんな思いが飛び交いました。そのために何を用意するべきかみんなで話し合い、呼んで欲しい名前を考え、名札を作るうちにみんなうち解けてきて、和やかな雰囲気のオリエンテーションとなりました。
★そして海、当日!
朝から晴天に恵まれました。朝10時に梅田駅前で集合し、JRに乗り換えて須磨海水浴場へ。移動中の車内はお盆前の土曜日ということもあり、とても混雑し、大変だったけど、海に行きたい気持ちでがまん、がまん。
暑い中、やっと須磨駅に到着!!ここから少し歩き、場所取りスタッフが用意していた人の少ない砂浜へ移動しました。
★いよいよ海へ
各自昼食を食べ、水着に着替えて準備万端!海に入って気持ちよさそうに浮かぶ人、水鉄砲やビーチボールで遊ぶ人、写真を撮るなど思い思いに楽しんでいる様子でした。
私たちスタッフも海へ入りましたが、意外にきれいな海に驚きながら海水浴を楽しみました。とても気持ちよかったです。
★海といえば?
スイカ割りーってことで、参加者には内緒でスタッフがスイカ割りを企画していました。これにはみんなも大喜び!早速スイカ割りスタート!!
はじめにスタッフが割ろうとして大失敗。続いて参加者の一人がチャレンジし、見事的中!その後はみんなで仲良くほおばりました。とても甘くて海で食べるスイカは一段とおいしかったです。
★帰り道では
電車内ではみんなくたくた。ほとんどの人が寝てしまっていました。梅田駅で解散となりましたが、駅でみんなをみると日焼けがすごい!これも海水浴ならではの事でいい思い出になったと思います。
今回の体験講座では、なによりケガ人がでなかったことがよかったし、みんなそれぞれいい思い出づくりができたと思います。色々な反省点もありますが、スタッフにとってもいい1日になりました。次回の体験講座もお楽しみに☆☆
〜感想紹介〜
●とても楽しかったです。
●また行きたいです。
●ご飯もスイカもおいしく食べれました。
(担当:石田、鍛治)
ピア・カウンセリングは、障がい者が他の障がい者と話をすることによって、自分の気持ちを出し、今まで押しつけられた気持ちや固定された考え方をなくし、人間の持っている素晴らしさを、見つけだすために用いる方法です。
私たちが行っている自立生活センター(CIL)では、活動の基になります。
○テキストなどを使わない講座
CILでは、ピア・カウンセリング集中講座を行い、リーダーやサブリーダーを囲んで、思っている事を話し合い、認め合いながら、パワーをもってこれからの生活などに立ち向かっていく試みを、行っています。
講座という名前は付いていますが、テキストや資料は全く使わないのです。 今年は、大阪市東淀川区にある「NPO法人Flatきた」と「CIL豊中」の共催で9月29・30日と10月6・7日の4日間行われ、講座時間は20時間を超えるものでした。
○豊中だけではなく色んな所から集まった
受講した方たちは、年齢層が50代後半から20代前半までと幅広く、豊中市だけではなく、京都や神戸、柏原市から参加してきた方もおられました。
リーダーは、「CIL豊中」のTODOが担当し、サブリーダーは「Flatきた」のなかりんさんが担当しました。
内容は、机を取り払った部屋に受講者たちが円を組み、テーマ(感情の解放、抑圧、性について等)毎に円陣がとかれ、一対一で決められた時間を共有して話し合い、またその感想を言い合うのです。
障がい者が真剣に話し合う人もなく、時間もなく過ごしている状況の中で、ピア・カウンセリングの時は、話をする時には精一杯話をし、相手の話を聞く時は相手の顔を見て、精一杯話を聞くのです。
講座の最終日には、これまでやってきた事を振り返って、お互いに褒め称え合って、何か気持ちよく、そして、何かお尻がこそばゆいような感覚になって、また、やってきた事が感動になり、気持ちよく終わっていきました。
この講座で、「障がい者でも感情を出し、力を出せば強くなれる」という事を受講者が各地に持ち帰り、ピア・カウンセリングの素晴らしさを拡げていけば、障がい者はもっと地域の一翼を担える人材になると思うのです。
(大友)
当センターの年間行事に自立生活プログラム講座があります。これは、在宅や施設で暮らしている障がい者が、自立生活のきっかけを講座を通じて踏み出してもらうためのものです。
今回の講座対象は施設入所者としました。施設では1日のプログラムが決まっていて、介助も我慢することが多いといわれています。そこで今回の講座では、自分の思い通りのプログラムを作り、自分の指示によって介助を依頼をするという経験を通して、自信を付けてもらう目的を持って行いました。
○自立生活プログラムの講座のはじまり〜はじまり〜
6月27日、CIL豊中のスタッフが大阪北部にある施設に行き、今回受講する2人の「ILPルームに泊まり夕食作りをする」「次の日は買い物や映画を観に行きたい」という目標を確認しました。
7月3日、2人はCIL豊中に来て、具体的な目標や介助者との関わり方などを学習しました。介助者との関わり方では、すべてをしてしまおうとする利用者に対してどう接していくのか悩む場面もありました。
さて、いよいよ1人の受講者の宿泊体験が近付いたのですが、体調不良に台風など順延に次ぐ順延、結局1ヶ月半たった9月22日にやっと実行にこぎつけました。
9月22日、今日は蛍池を出発し伊丹で映画を観て、川西に行きディズニーストアでショッピング。予定はばっちり!支度を整え、さあ出発!…とはなかなかいかず、介護者の交代に時間を要し、観たい映画が変わるという事態に見舞われてしまいました。なんだか慌ただしいILPの始まりでしたが、映画がとても素晴らしく、しばし、のほほんとした一時も過ごせました。いよいよ、街に出てショッピングぅっと思ったその時、外は大雨。さてどうしよう?急遽話し合いをすると、@雨を無視して、駅まで突っ走るA雨具を購入するB雨宿りをかねて伊丹で買い物
という案が出てきました。結局雨具は車いすに合うサイズがないかもしれないし、介護者が雨に濡れる心配も出てきたのでBの伊丹で買い物という選択をすることになりました。そんな予定変更や予想外の展開も自立生活にはよくあること。伊丹の買い物ではディズニーストアはないものの、ミッキーを扱うお店は発見することができました。今回の講座でその場に応じ行動した経験を、自立に向けた次のステップに活かして欲しいと思います。
(大友・上田・石田)
2007年8月5日(日)、ホテル阪急エキスポパークにて、『バクバクの会』第17回総会が行われました。別名『人工呼吸器をつけた子の親の会』と言い、簡易呼吸器が作動しているときの音が、名前の由来となっています。人工呼吸器をつけた人が、地域で当たり前に暮らせる社会を目指す全国組織で、今回初めて北摂で総会が開催されたことから、CIL豊中からも数名が参加しました。
☆故 平本弘富美氏の遺志を継いで
昨年5月、人工呼吸器をつけた当事者の父親で、長年にわたり、呼吸器をつけた人の地域生活の実現へ向けて運動を続けてきた、平本弘富美さんという方が亡くなられました。この日は平本弘富美さんの功績を改めて偲び、本人が生前出演したテレビ番組のビデオが上映されました。
在りし日の平本弘富美さん |
平本さんは、「呼吸器は、杖やめがねと同じ補装具だ。そんな大それた、恐ろしい物ではない。当事者がどんどん外に出ることが大切で、これからも自分の子どもに学びながら、社会を変える運動を続けたい。地元の保育園や小学校に当事者が通う姿を見ることで、病院にいる仲間も、『自分もやれる』と地域に出てくるのではないか?私の娘はもう高校生なので、親は極力離れることが必要。」と話していました。なお、平本さんの娘さんは、現在は大学生です。
ビデオ上映の後であいさつをした、平本さんの奥さんは、「主人は12年間、娘の付き添いで学校に行っていた。通学に親が付き添わないといけないという問題は、依然深刻なものがある。主人はその疲れもあって、病気になったのだと思う。呼吸器をつけている人は生きるに値しないという偏見も、根強いものがあるが、主人の遺志を継いで、これからも当事者が地域で当たり前に暮らせ、自立できる社会を実現させていきたい。」と、涙ながらに決意を語りました。会場内からも大きな拍手が沸き起こりました。
☆2006年度活動報告
前年度の活動報告が、事務局長よりなされました。以下、主な内容です。
「当事者の生活実態に基づいて、対行政交渉を行いたかったが、力不足で行えなかった。JR各社に対する要望や、終末医療に対する勉強会は出来た。ヘルパーを始め、一般市民の誰もが吸引行為をできるよう、普及活動を進めてきたが、これからも続けていきたい。人形を使っての講習会をおこなった。」
☆京大付属病院、エタノール注入事件を語る
2000年3月初旬、京都大学付属病院にて、看護師が人工呼吸器の加湿器に間違えてエタノールを入れ、患者が死亡するという事件がありました。現在、この事件に関しては裁判が行われているのですが、その原告である遺族が総会に出席し、今の心境を切々と語りました。「事故そのものは、薬剤の処方ミスという極めて初歩的な医療ミスで、もちろんあってはならないことだが、誰も悪意があってミスをするわけではない。だから、事故直後にすぐに看護師が報告し、院長が謝罪してくれたならば、裁判になることはなかった。しかし病院側の対応は不誠実なもので、死因も『急性心不全による自然死』と偽って書かれた。このことが許せなくて、裁判を起こした。病院には長年お世話になったが、最後の最後で死因を偽られ、死んだ本人の命が軽視されたことが許せない。今後もこの点を訴え続けなければならない。」
ピーンと張り詰めた空気の中で、両親は声を震わせながら語っていました。
☆平本歩さん基調講演
午後からは、先ほど触れた平本弘富美さんの娘である、平本歩さんの基調講演が行われました。『自立に向けて』と題して、次のような話をしました。
「生後6ヶ月で人工呼吸器をつけた。1歳半のとき、『ポータブルの人工呼吸器を借りれるので、外出してみないか?』という主治医からの提案で、初めて外出して家に帰った。3歳の時、外出が終わって病院に戻り、両親が家に帰ろうと病室を出たとたん、急に心拍数が上がり、大粒の涙を流して、もっと家にい続けたいと訴えた。それがきっかけとなって、90年3月、4歳で在宅に移った。両親は、家にいるだけでは病院とあまり変わらないと考え、私を保育園に通わすことにした。公立の保育園は、『人工呼吸器をつけた子の入所など、とんでもない』という態度だったので、受け入れてくれる私立の保育園に通った。小学校は、思っていたよりもスムーズに入学できた。保育園での2年間の実績と、受け入れ校の校長が前向きに考えてくれたのが大きかった。中学校でも、いろいろな活動は普通学級でやれたが、親の付き添いの問題は、解決できなかった。高校の入試はパソコンで受けた。電車通学をしたかったので、あえて少し遠くの高校を選び、毎日電車通学をした。高校生活で一番の思い出は、飛行機で北海道に修学旅行に行き、スキーをしたこと。地元(尼崎)の市営バスにノンステップバスが初めて導入された時は、ストレッチャーが入らないと乗車を断られたが、交渉し、乗れるようになった。今は大学生活を送っているが、将来は英語をマスターして、外国人の、人工呼吸器を使っている人とコミュニケーションを取るのが夢。父のことはすごくショックだったけど、亡くなる直前、見舞いに行ったとき、『自立に向けて邁進せよ!』と言われた。今では父の遺言と受け止めている。」
午前の総会の終わりに、会員一同、記念撮影。勢揃いした『バクバクっ子たち』 | 講演する平本歩さん |
☆シンポジウム
この日は5人によるシンポジウムが行われました。シンポジストは発言順に、株式会社『はぁとふる』の町田久美子さん、『介護舎てにてを』の吉本奈央子さん、障害者自立生活センター『スクラム』の姜博久さん、大阪府教育委員会の矢木克典さん、社会福祉法人『びわこ学園』医師の杉本健郎さんです。
@町田久美子さん
「筋ジスの障害が進行し、呼吸不全による気管切開のため、89年に入院した。退院できるか分からない状況が続いたが、『このまま病院での人生になってもいいのか?』と感じ、97年に在宅を始めた。その後、地元に自立生活センターがあることを知り、そこに行っていろいろ勉強しているうちに、『呼吸器をつけていても自立できる道があるのでは?』と思うようになった。私は思い立ったら即行動に移すから、一日で家を見つけ、親を説得して、自立を始めた。支援費制度が始まるまでは介護体制作りに奔走したが、制度が始まってから軌道に乗った。しかし自立支援法になり、契約していた事業所が撤退。内心パニックになったが、資本金1円からでも株式会社を立ち上げられる事を知り、自ら会社を立ち上げて、そこで自らの介護調整をしている。」
A吉本奈央子さん
「平本歩さんの介護調整を担当している。医療的な機械を扱うので、初めての介護者は最初はためらってしまう。でも本人さんとお母さんが教えて、こういう介護も日常的であることを納得してもらっている。歩さんの急な予定変更に対応でき、介護者本位の生活にならないようにするために、ある程度長時間介護に入る必要があり、その旨を各介護者に理解してもらっている。歩さんが自分で出来ることは、介護者は手伝い過ぎないことが大事。」
B姜博久さん
「障害当事者の70〜90%が、自分に降りかかっている人権問題を問題と認識せず、『現状に満足している』と答えている。これは施設や病院で暮らしていて、人権意識を持つ機会が奪われたためで、極めて深刻な問題。車いすに乗っている自分の姿を、人に見られるのが恥ずかしいという人もいる。一体何故なのだろう・・・・・?日頃、嫌なことがあっても、『仕方ない』と諦めている人が多い。この間、大阪にある人権専門の博物館に、施設に入居している人を連れて行った。その時その人は、『今日初めて、僕たちのことが人権問題なのだと分かった。』と言ってきた。これは重たい言葉だった。」
C矢木克典さん
「大阪府では、医療的ケアが必要な生徒のため、小中学校に看護師を配置している市町村に対し、経費の一部の補助する『市町村医療的ケア体制整備推進事業』を2006年度より始めた。これは全国初で、他の府県からも問い合わせがある。大阪府としては、ともに学び、ともに育ち、将来地域で自立出来るよう、一人ひとりの障害に応じた教育をすることを推進している。そのために各市町村に対し、本人・保護者の意向を十分踏まえての就労支援の実現や、そのための情報提供を行うことを要望している。」
D杉本健郎さん
「びわこ学園では、地域の中で施設をどう活かすのか?という方向で模索している。ケアホームは、区分5,6の人が入っても赤字になる。この状態で、呼吸器をつけた人がケアホームを利用するのを、どうサポートしていくのかが課題。看護師加算450万円が滋賀県から出るというが、そんな額ではとても足りないし、ケアホームは夜だけだから、昼間のサポートはどうするのかという問題が残る。一方、訪問看護ステーションも、人工呼吸器と特定疾患以外の人は、週何回何時間という訪問制限があるのが現状。高齢者も障害者も、誰でも必要なだけ利用できる物を、地域に作りたい。」
おわりに
初めて『バクバクの会』総会に参加しましたが、『呼吸器は決して末期の患者がつけるためだけの、暗いイメージの物ではない。自分らしい生活をいきいきと送るための、パートナーである。』という考え方は、ぜひ社会に定着してほしいと感じました。昨今、尊厳死の制度化を唱える向きもありますが、これによって、呼吸器をつけている=生きていてもしょうがない、という価値観が増長されてしまうことは、絶対にあってはなりません。見た目の印象や、情報不足故の偏見で物事を決め付ける行為が、大きな悲劇をもたらすということを、肝に銘じなくてはならないと思います。
(担当:根箭)
いつも{地域の作業所の活動を紹介します}のコーナーを書いていますけど、今回は、服部緑地公園のサボテン公園跡地に建てられたローズコミュニティ・緑地の中の授産施設「あすなろ」を紹介します。お話をして下さったのは、迎施設長と、岡田副主任です。
ここの設立運営は社会福祉法人豊中愛和会で、高齢者施設も併せて運営されています。授産施設あすなろは、身体障害者20名、知的障害者30名、計50名でスタートし、今は知的障害者がふえて40名になっています。その人たちが、製麺班、印刷班、軽作業班、清掃班に分かれて作業されています。
「あすなろうどん」誕生
ここの一番の売り物は、なんと言っても製麺、うどんです。生麺も作りますが、賞味期限が長い乾燥麺のほうを主につくっています。食べ物は、おいしいと評判が立てば、多くの人に繰り返し買ってもらえるということで、当初は「うどん、そば、パン、クッキー」が、自主製品の候補に挙がったそうです。この内そばはアレルギーの人がいる、パン、クッキーは、やっている作業所も多くて売れ行きが見込めない、うどんは、まだやっている作業所もないから、うどんを作ることになりました。最初は四国に職員がうどんづくりの研修に行かれたそうです。もちろん利用者さんが作られていて、機械化もしているそうなのですが、一般の企業なら、合理化のため完全機械化を目指すところを、ここではあえてその機械を分解して、人が手作業でする仕事が残るようにされています。小麦粉と、塩と水だけの無添加うどんです。
そこまで言われると食べてみたくなりますが、ここの喫茶室「サボテン」では「カレーうどんがおすすめです」と、迎施設長さん。
月に1回、地域のミニデイサービス等での販売とか、愛仁会グループのほかの施設に出かけていって、職員販売もしておられ、月1〜2回程度ですが、その施設の給食にもつかってもらっています。また、許可をもらってないので名前は言えないけど、一般のお店で扱ってもらっている、あるチェーン店もありますし、お歳暮やお中元などの贈り物にも、評判がよいようですよ。
製麺の作業場 | うどん作りの流れが分かります。 |
やはり「豊中の名物」にしていきたい!!
このうどん、今は袋にうどんを入れて売っていますが、つゆをつけて販売したいと思っているそうです。まだ検討中なのですが、ということでした。
乾燥麺 1袋5人前 250円 生麺 1パック2人前 100円 高級めんつゆ 1本 400円 ギフト用 箱入り乾燥麺 ・乾燥麺6袋 高級麺つゆ1本 ギフトセット 2,200円 ・乾燥麺8袋 高級麺つゆ1本 ギフトセット 2,700円 ・乾燥麺5袋 ギフトセット 1,500円 ・乾燥麺10袋 ギフトセット 2,800円 *全て箱代・包装紙代込みの料金です。 *郵送も出来ます。お気軽にご相談ください。 |
印刷の仕事もしております。
名刺や封筒印刷のほか、複写式の帳票類の印刷を主にやっています。病院の記録類や伝票類など、毎月定期的に注文があり、今は利用者さんが絵を描いて2008年のカレンダーを作成中です。「今回のはミシン目が入って、翌月の予定が一緒に書きこめるようになっているので、ぜひ買ってください」と、岡田副主任さん。
外部からも、地域だよりやいろいろなチラシ類、会社の名前入りの封筒などの注文を受けています。みなさん、よろしくおねがいします。
カレンダーの制作現場 | 一枚一枚、綿密に丁寧に仕上げられていく、カレンダーです。 |
ありがとうございました。うどんが、とってもおいしそうなので、一度食べに行きたいです。
※あすなろ連絡先:06-6866-2945
(つかはら)
超満員となった傍聴席
10月18日(木)、第6回高等裁判が行われました。今回は、定員約90人の法廷は、満員になり、最終的には傍聴者は100人を超えました。そのため、定員オーバーで中に入れない人もいたほどでした。
まずはこの判決の報告から
去る9月28日と10月9日に、最高裁判所において、東京(身体)・新潟訴訟の判決と広島訴訟の判決がそれぞれ出され、いずれも不当判決(敗訴)でした。何人かの大阪の原告が傍聴に行っていたのですが、いずれも僅か10秒ほどで判決文が読み上げられて終わりとなり、その理由も、『国の裁量の範囲内では合憲とされる』という、原告曰く「聞いていて辟易する」ものでした。
結審を前に飛び込んできた、相次ぐ最高裁での不当判決の情報。危機感を募らせた大阪の原告団と弁護団は、「最高裁の判決について、検討・陳述する時間を欲しい。」と裁判所に上申書を提出しました。これが受理されて、もう一回裁判が延びることになり、従ってこの日は結審は行われませんでした。
改めて原告の思いを:[最高裁の判断は間違い]
この日は結局、6名の原告による陳述が行われました。以下要約します。
「8年にもおよぶ裁判で、心身ともに限界に近づきつつある。最近、また一人仲間が亡くなった。今日も2名が体調不良で欠席している。
まずハッキリ言いたい。最高裁判所の判断は絶対に間違っている。裁判官は、一般市民の生活を分かっているのか?上から目線≠ナ判決を下したのではないのか?そもそも無年金状態というのは、本当に私たちの落ち度なのか?『任意加入が出来たのにしなかったのが悪い』と国は主張してきたが、任意だった当時、未加入率98%という数字が、広報の不徹底さを表しているのではないのか?実際に加入しようとした人もいるが、窓口の人が、『卒業したら就職するのだから、加入しなくても良い。』という、誤った見解を示してきた。なのに障害を負って無年金になったら、『加入していなかったから悪い』と言うのは矛盾している。二十歳前と後とで扱いを分けたのも、憲法違反だ。
最近になって、国会議員の年金未納・未加入問題が発覚してきたが、国会議員というのは言わば法律を作る側の人。その人たちもまともに分かっていなかったことになる任意加入制度が、一般の国民に周知徹底していたと本当に言えるのか?被告は説明しなさい。それだけではない。任意どころか、ある原告の場合は、約2年ほど、強制加入の対象になっていた時期もあった。しかしその時も通知は一切来ず、知らずじまいで終わった。もしその時に通知が一通でも来ていれば、確実に加入をしていた。強制でさえ、まともに通知が来ない年金制度が、本当に何の不備もなく機能していたと言えるのか?
国は、国民皆年金の理念をもう一度考え直せ!2005年4月からスタートした給付金制度も、障害基礎年金満額の6割しかなく、満足のいくものではないし、国の免罪符になっているとしか思えない。今回、大阪高裁の裁判官には、最高裁にも国にも気持ちが偏らない、独自の判決を下してもらいたい。」
それにつけても被告側のやる気の無さよ・・・・・
今回も、被告は自発的に意見陳述をしようとはしませんでした。ただ一言、「最高裁の判決をもとに、あとはこの裁判所の判断ということで・・・・。」という意味のことを、ボソボソ言っただけです。裁判長は、「もっと具体的に、最高裁の判決と被告の今までの主張との関連性、整合性をまとめて、きちんとした反論を示さないと、裁判にならないでしょ。」と諭していましたが、やる気がまるで感じられない被告の態度に、満員の傍聴者も呆れていました。
最高裁の判決は『コピー判決』だ
閉廷後の報告会で、集まった弁護団から以下のような発言が出ました。
「最高裁の判決はコピー判決だ。違うのはただ一ヶ所、裁判官の名前だけ。高裁は大阪が最後となるが、一体何故この時期に立て続けに最高裁判決なのか、疑問を感じる。最高裁も、大阪の進行状況は把握していたはずなのに。でも大阪高裁は、コピー判決ではない、大阪としての判決を下してもらいたい。今日の裁判官のようすを見る限り、多少は希望も持てるのかなと感じた。」
次回は1月16日(水)14:00からで、次こそ結審となります。今回は、かなり詳しい意見書を提出することができ、陳述の際も、原告は十分に言いたいことを言えたということです。少しは追い風に転じてきたかに思える流れで、果たしてどういう結末を迎えるのか?注目の結審、ぜひ傍聴にお越し下さい。
いつもより大きな部屋で行われた、報告集会 |
(担当:根箭)
このコーナーでは、みなさんからの作文・詩・短歌・俳句・小説など、投稿作品をご紹介しています。
作品は随時募集しておりますので、投稿されたい方は、編集部までどしどし投稿して下さい。
なお、作品数が多くなった場合は、繰り越しで2号先の広報誌に掲載する場合もあります。作品の内容によって考慮は致しますが(季節がテーマの場合など)、あらかじめご了承下さい。
みなさまの投稿を、お待ちしています。
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たおやかに
齢い重ねる
君方を
手本に我も
心磨きぬ
伊丹市 岩國久美子
都会の片隅の小さい部屋を飛び出してこの広い空の下にいるよ。
遙か彼方に綿雲の飾りをした山々は緑林が鮮やかに映えてるよ。
道ばたの草花は色とりどりに咲き誇って僕の瞳に写っているよ。
ここは風の通りがいいので野の香りが僕を包み込んでくれるよ。
この場所に立ってると自分の過去と未来の交差点にいるようで、
青々としたこの広い空の下で僕は初めて生きる意味を知ったよ。
北摂の兄貴
赤い瞳の赤いウサギは
赤い色の世界にいました。
赤い色の世界の中の
赤い瞳の赤いウサギは
赤い色にかくれてよく見えませんでした。
それでいいの?ウサギさん。
赤い瞳の赤いウサギは
瞳の中に涙がたまりました。
いのま ゆみ
注:印刷版広報誌では、『涙』が誤って『泥』と書かれています。
哲珍
「選択」とは、多くのものの中から、よいもの、目的にかなうものなどを選ぶとされる。
障害をもつ者が主体的に生きるには自己選択・自己決定・自己責任がつきものだということも、年々周知されている。
たまに、「障害児が養護学校か地域の学校かを選べる事も自己選択だ」という親御さんの声を耳にする。それは果たしてどうであろう。
健常児は、私学など特別な場合を除いては、小学校に入学する時選択をしなくても入学はできる。障害児はというと、養護学校か小学校という選択肢が出てくる。自己選択という名の下に、6?7歳の障害のある子どもに選ばせるのは問題ではないのではなかろうか。
実際に私も養護学校か小学校かを選択した。小学校に転校する事を前提に養護学校に2年間通ったのだが、当然その選択を私自身がしたわけではない。親の思いがこのような選択となった。当時自ら選択ができなかったが、養護学校か地域の学校かの選択は、今となってはかなり大きい選択であった。
結局の所、親が子どもの将来を決めているのが現状である。
確かに、親の心境としては子どもに手厚い教育や介助を与え、辛いことはさせたくないという気持ちはわからないわけではない。しかし、あくまでそれは親側のエゴでしかない。
人は誰でも同世代とその社会に刺激されて、社会に適応する力が身に付き、順応するのであり、その経験を親のエゴで失わせるのはおかしな話である。
新しい法律の唯一の良い点は「障害者がもっと働ける社会を」である。子どもの将来の選択は親しか決められないので、子どもの先を見越した親側のエゴがない選択をしてほしいものである。
海帰優人
ころんでもころんでも
10年あまりの豊中での暮らしの中で、ぼくはずいぶんフットワークが軽くなった気がする。その原動力はなんといっても、嫌いなもの、苦手なものに対する「割り切り」に違いない。そう、ぼくはいつも、みんなと仲良くやっていこうと頑張りすぎてしんどくなっていた。176号線に飛び込む一歩手前で我に返ったおかげで、適当に聞き流したり、一生懸命やっているふりをして手を抜いたりすることを身につけた。だから、自分の関わりたい人や出来事をうまくセレクトして、楽しく毎日を自分色に染めることが可能になってきた。
そんなある意味でいい加減になったぼくが、許せないことが最近になっていくつか続いている。そのひとつが2008年度の教科書検定での沖縄戦「集団自決」の記述に関するこの間の動きだ。その真実についてここで書くためには、ぼくの頭の中には資料が乏しすぎる。
それよりも、問題にしたいのは文部科学省の対応に他ならない。
集団自決に日本軍が関与していたかどうか、その中身はどうだったか。非日常的な空間の中で時間の猶予もなく多くの人間を動かすためには、曖昧な指示は行われなかったのではないか。また、想像を絶するような緊張のなかで、受け取る側にはさまざまな感覚的なズレが生じたとしても当然のことだろう。いずれにしても、多くの生命が失われた事実は動かし難いだけに、政治的な圧力や世論の動向などに左右されるべきではないだろう。
世の中全体が、目先の利益や見栄えのよさばかりに流されている気がしてならない。
話は本題に戻る。
ぼくが歩いている30mほど先で、ひき逃げが起きたことがある。被害者が歩道をふさぐように横たわっていた。ぼくは周囲を見渡し、多くの人が現場に集まってくるのを確認した。そして、仕事へ急いだ。あくる朝、ヘルパーさんに話すと「目撃者の一人なんだから、立ち去るのはおかしいのでは」と彼女は言った。他にも目撃者がいると即座に判断しての行動だったけれど、それが正しかったのかどうかははっきりしない。
じっくり腰を据えて考えること、即座に判断しなければならないこと、その両方に一貫性を持ちたいと思う。(つづく)
どんぐり
秋ですね。みなさんの秋はどんな秋でしょうか?
もの想う秋、読書、芸術の秋かな?大好きな人を思って涙する秋なんて、ロマンチックかも・・・。でも、私の場合やっぱ、食欲の秋かもね。
この間、スーパーでさんまの三枚卸を見つけて、即座に「蒲焼き風」(さんまに、小麦粉まぶしてフライパンで両面こんがり焼いて、酒、しょうゆ、みりんのあわせ調味料をいれて、ジュワーッと・・・しょうゆのこげたいい香りがたまらない)にしようと思い、買ったものの、翌日気が変わり、さんまに塩コショウして、フライのパン粉代わりに、サラダ用のスライスアーモンドをつけて揚げてみたところ、大好評でした。みなさん、おすすめです。
このところ、我が家ではやっているのが、フードプロセッサーを使っての、レンコンとえびのだんご。このレンコン、しっかりかめない私には食べづらい代物。レンコンは皮をむき酢水につけておく。えびは背わたを取り、お酒をかける。おねぎ、おおばなど、洗って適当に切る。適当に切ったレンコンからフードプロセッサーにかけていく。味付けは、塩こしょう、しょうゆ、みりん、つなぎに小麦粉、卵を入れてこねる。で、スプーン一杯分くらいすくって揚げるか、これからはなべの季節、なべに入れてもおいしいと思います。
さらに体が最高にあたたまる中華風コーンスープ。これも、簡単。
まずしょうがのせんぎりをいためて、香りを出し、缶のコーンクリームをいれ、一缶分の水、粉末の鶏がらスープ。お酒、おしょうゆで味付け、最後に溶き卵をまわしいれる。
こんな料理をしながら、お友達といろいろなお話をしていたりする。彼女と話していると、心がホッかホッかあたたかくなってくるから、おもしろい。
身体も心も、ホッかホッかになって今年は、しもやけを作らないでおこうと思う私であった。(材料の分量がお知りになりたい場合、どんぐりの家に来て、ご一緒に作りませんか? なーんて、ね・・・。)
介護人K
〜知的障害者ガイド ダッシュ編〜
@飲んだら即ダッシュ の巻 | |||
ほな、ジュースでも飲むかい? | じゃあ俺は何にしようか なぁ・・・っと |
ダッシュ! え?まだジュースが! |
待てて! 俺のジュースがまだぁぁ! |
A着いたら即ダッシュ の巻 | |||
一緒に改札出るよ〜 | キップキップ! ココ入れてから〜 |
ダァッシュ!!(再び) | チィィクショオォォォ〜!!! |
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あ、真似をしてトラブルになっても、私、一切関与致しませんから。ちなみに介護人‘K’は悪い人ではありません。なぜなら介護人‘K’は筆者だからです。
投稿コーナー終了
秋も深まり、これからクリスマス・お正月などの行事に追われる方も多いと思います。寒い季節、みんなでゆっくり過ごす時間は大切ですよね。「さろん」もあいかわらず、みんなで和気あいあいとのんびりした時間を過ごしています。そんな中、今回は朝夕が少し涼しくなり、たくさんの果物がお店に並び始めた9月1日の「さろん」の様子を紹介します。
初秋といえば、やっぱりお月見!今回は、そんなイメージを支援センターのドアに表現しました。
みんなで色とりどりの栗やきのこをたくさん折って、シュレッターで作ったアイデアすすきを下からはやしました。
その上にはきれいな丸い丸いお月様。ちゃんとウサギの影も見えますよ。色塗りをした、もみじを散らせば、完成です。アイデアを出しあってみんなの『秋』を形にしました。
今月はどんなドアになっているでしょうか?「さろん」は毎月第1・3土曜日の1時〜4時まで行っています。またふらっと覗きに来て下さいね。
(石田)
このコーナーは、当センタ−ホームページの「CIL豊中近況」というところから抜粋しました。事務局のようすが少しでも分かっていただけたら嬉しく思います。
≪8月≫
2007/8/4 あちゃちゃ〜、お釈迦入り
今日はサロンがありましたが、ちょうどその様子を事務所のデジカメで撮影しようとしたところ、モニター画面が真っ暗。レンズが光を感知しなくなっていました。ついこの間はちゃんと撮れたのにな・・・・・と思いながら、何回もやってみたのですが、結局ダメ。足かけ6年使い続けてきたデジカメ、ついにお釈迦入りです。
≪9月≫
2007/9/29 暑さも去り、そして別れ
急に涼しくなり、半袖だけでは肌寒くなってきました。今日限りでまた、一人のベテラン職員がCILを去りました。別れは名残惜しいですが、また近くで活動されるので、会うことはあるでしょう。最後は花束贈呈と記念撮影をしました。
長い間お疲れさまでした。
≪10月≫
2007/10/20 懐かしい顔ぶれ
今日は支援センターは午後からサロンで、ハロウィーンをテーマにした作品を作って、盛り上がりました。そして今日は、今は退職された、懐かしい顔ぶれも訪ねてきました。とても楽しかったです。
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お知らせ
来年の2月〜3月にかけて、今年度2回目の、体験講座およびILP講座を開催する予定です。現在、事務局内で内容を考案中なのですが、もし読者のみなさんで、何か「こういうのをやってみたら?」という案がありましたら、どしどしお寄せいただけると嬉しいです。どうかよろしくお願い致します。
ヘルパーステーションCIL豊中
訪問看護ステーションCIL豊中
TEL06(6840)8195 FAX06(6840)8196
障害者自立支援法介護サービス
障害者自立支援法によるホームヘルパー、ガイドヘルパー派遣。
◇サービス提供範囲 豊中市及び近隣地域
◇サービス提供時間 24時間365日
介護保険訪問介護・介護予防訪問介護サービス
介護保険によるホームヘルパー派遣。
◇サービス提供範囲 豊中市
◇サービス提供時間 24時間365日
介助サービス
障害者自立支援を目的に、地域のささえあいに基づく制度外サービス。
◇対象者 原則豊中市在住の障害者
◇介助料
【一般介助】 1時間 1,200円
実費交通費(市内上限800円)を負担していただきます。
【その他】宿泊介助、旅行介助
介助者にかかる交通費及び宿泊費は利用者負担です。
◇キャンセル料
前日まで無料。当日は半額です。(上限10,000円)
※条件の合う登録介助者が見つからず、御希望にそえない場合があります。
ヘルパー養成講座
ヘルパー養成講座の開催(随時)。
訪問看護サービス
看護師が家庭に訪問し、在宅療養生活の支援をします。
◇サービス提供範囲 豊中市・池田市及び近隣地域
◇サービス提供時間 月曜〜金曜9時〜18時
豊中市障害者自立支援センター
TEL06(6857)3601 FAX06(6857)3602
豊中市障害者相談支援事業(無料)
障害者やその家族等の相談等支援をします。
◇ホームヘルパー、デイサービス、ショートステイなどの利用援助
◇社会資源を活用するための支援 ◇社会生活力を高めるための支援
◇ピアカウンセリング ◇権利擁護 ◇専門機関の紹介
自立生活体験室
障害者の方が、自立生活を体験してみる部屋です(介助者の方は無料)。
◇宿泊利用 1泊1,500円 ◇デイ利用 1回(5時間まで)750円
指定相談支援事業(無料)
市町村が必要と認めたサービス利用計画作成対象障害者等にサービス利用計画を作成する等の支援をします。
豊中市障害者外出支援サービス
車いす対応車を運行し、一般交通の利用が困難な障害者の社会参加を支援。
◇利用対象者は豊中市に居住し、次に該当する人です。
@身体障害者手帳1・2級(下肢、体幹、視覚、内部)を所持している人。
A療育手帳Aを所持している人。
B腎臓機能障害で透析治療を受けている人。
注 15歳未満で車いすを使用していない人は利用できません。
65歳以上で車いすを使用している人は利用できません(豊中市社会福祉協議会の「ほのぼの号」を利用 (6841−9393)。
◇利用日時 午前9時から午後5時(年末年始12/29〜1/3を除く)。
◇利用回数 月2回まで利用できます。
◇利用料 4q未満300円〜20q以上2,500円
◇利用区域
豊中市及び隣接市(大阪市南部を除く)及び特定施設
◇キャンセル料 当日キャンセル500円
点字名刺(送料は一律270円)
◇既存名刺への点字打ち込みの場合 10枚150円
◇片面名刺印刷と点字打ち込みの場合 10枚300円
◇両面名刺印刷と点字打ち込みの場合 10枚350円
ロゴ・イラスト又は写真入りの場合は10枚につき50円の加算となります。
みなさん、こんにちは。今回の広報誌いかがだったでしょうか?
今回の特集は交通に関わることでしたが、いい話もあれば悪い話もありましたよね。身近な所ではバリアフリー化が進む一方で、規模が大きいものになれば、まだまだ差別心が明白にあるようです。「みんなは一人のために、一人はみんなのために」という言葉をちゃんと理解してほしいもんです。
さてさて、季節は12月。12月といえばクリスマス。
実は私、クリスマスなんて大嫌い!なんです!・・・・・・・・・・・・
なんちゃって。
ほんとは大好きです。トホホな思い出ありますけど、いじけて固まる雪だるまにならないように、楽しみましょう。
楽しみといえば、もちろんCIL豊中の「クリスマスパーティ」ですよねぇ。職員一同ひとつとなって準備を進めていますので、そのときが来るのを楽しみにしててくださいなっ。
サンタさんお願いします。ロボジェットを下さい!!