国際障害者年を機に「障害」者の自立と完全参加をめざす豊中市民会議(国障年)
第27回総会が行われました


2007年6月23日(土)、障害福祉センター・ひまわりにて、国際障害者年を機に「障害」者の自立と完全参加をめざす豊中市民会議(国障年)の、第27回総会が開催されました。
最初に来賓の紹介があり、その後、副代表である入部香代子さんがあいさつをしました。
代表である大谷勉氏と、豊中市長である淺利敬一郎氏はともに欠席となりまして、市長からのメッセージについては、副市長が代読をしています。

総会題目の横断幕 来賓の方々 あいさつをする、
入部香代子さん


総会の司会を務めた、
ゆ〜かりの家の
青木さん
市長のメッセージ
を代読した、副市長
会場全景


その後、基調講演が行われ、その中で、昨年、障害当事者の行政職員の西岡務氏が亡くなったことと、今年度になって、障害当事者の市議会議員が勇退したことが触れられ、当事者が行政と立法からいなくなったことによる、障害者施策へのマイナス影響が心配される、と述べられました。
また、国策に目を転じると、障害者自立支援法と特別支援教育がほぼ同時期に施行され、障害者の生活や、豊中市がおこなってきた『共に生きる教育』の継続が、厳しい状態になってきている、という報告がなされ、市レベルでも国レベルでも、障害者福祉に対する逆風がものすごく強くなっているという事を示唆していました。
「何とか福祉の水準を下げない様、今後は尽力を尽くしていきたい」
「今はいろんな意味で危機的状況にあるが、みんなで結集して乗り切りたい」
最後は、力強く訴えていました。


さてこの日は、溝口正美さんと宮地和夫さんの、2人の市議会議員もあいさつをして、
「議会において、一般の人にもより分かりやすいものにするよう、議長の発言を難しい文語体の言い方から、口語体の言い方に変えた」
「財政は依然厳しいが、競争による個別利益の追求ではなく、共生による持続可能な社会システム作りが求められる」
といった発言がなされています。

溝口議員 宮地議員 基調報告をした、よ〜いドンの吉村さん(右)



この後は、各団体の活動報告がそれぞれなされ、休憩時間を挟んで第二部では、『The Lunch Time』というグループによる、バンドが演奏されました。
会場内も、テーブルの配列が変わってテーブルクロスがかけられ、お茶やお菓子も用意されました。
先ほども述べたように、昨今、豊中市を取り巻く障害者福祉の状況は、非常に厳しいものがあり、後退することが懸念されています。
そうした暗いムードを少しでも吹き飛ばそうと、バンドを呼んで、楽しいイベントをおこなったものです。

『The Lunch Time』は、会場を笑いの渦に誘う、楽しい歌や楽器が満載。
『楽器として』用意されていた、なべとオタマが、出席者に渡されまして、一緒にリズムを取って盛り上がろう!と呼びかけていました。
実際には、約1名が独占しているという状態だったのですが・・・・・。

何人かの出席者は前に出て、バンドのメンバーと一緒に歌い、演奏し、踊っていました。
状況がどんどん厳しくなっている今の時期だからこそ、より明るい気持ちになれるエネルギーが必要なのだなと実感した次第です。

最後は、パーティーのフィナーレのようなハイテンションムードになって、閉会となりました。

The Lunch Timeのみなさんと、しばしライブムードで楽しむ出席者の方々 こちら、終始バンドに加勢していた
トリオ(?!)です。


ライブ中、断トツでノリノリだったY氏(既に上で名前バレてるし) ライブ終盤。上の3人は完全に『同化』していました。



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