2005.7.5緊急大行動(背景画像 国会議事堂)




障害者自立支援法に反対する緊急大行動が、7月5日、東京で行われました。

国会での論議もいよいよ大詰めを迎え、成り行きを固唾を飲んで見守っている障害者国民の間でも、一層の緊迫感が広がっています。
7月8日の法案採決は見送られましたが、13日の衆議院厚生労働委員会で、いよいよ採決されようとしています。
見直し・修正は行われてきましたが、それとて十分なものではなく、一番の問題点である応益負担導入については、あくまでも実行しようという構えです。

当日、いよいよ目前にせまった“Xデー”を何とか先延ばし→法案撤廃を果たそうと、全国各地から実に11,000人以上の当事者・関係者が集結しました。
これは、過去最大規模のもので、いかにみんなが危機感を強めているかが、改めてハッキリ表れた結果となりました。



   『この法案では自立できない!』
   『ひとり暮らしの重度障害者の介護時間を守れ!』
   『地域生活の後退を許すな!』
   『当事者抜きに法律を決めるな!』




これまでにも度々叫ばれてきたこれらの言葉が、この日はより一層声高に、力の限り叫ばれました。

7月8日には厚生労働委員会傍聴が行われ、12日から、法案採決の“Xデー”になると思われる13日にかけては、徹夜での座り込みを敢行。そして13日の朝を迎えてからも、引き続きビラまき、国会・国民へのアピール、集会が、夕方まで実行される予定です。

水際まできて、果たしてこの後、情勢はどう動くのか?
今、一番緊張がピークに達する時期を迎えんとしています。




























先ほども述べたように、この日の大行動には、11,000人以上の人が集まり、初めて10,000人を越える人が集まる結果となりました。
そして、これまで国からの報道規制により、なかなかこのような行動(デモ行進など)は報道されることがなかったのですが、
この日は上空を度々取材用のヘリコプターが飛び交い、活発な取材活動が行われていました。

ついにマスコミの意識をこちらに“引き向ける”ことができたか?
そう、思えた瞬間でもありました。



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