大阪身体障害者地域リハビリテーション協議会に参加しました
2004年10月5日、大阪府身体障害者更生相談所主催による、『大阪身体障害者地域リハビリテーション協議会』が、大阪府庁南館内の『マッセおおさか』にて行われました。
これは、日頃お互いの存在を知っていながら、なかなか情報交換や悩みの共有をする機会を持てない府下の各障害者団体が一堂に会して、それぞれ改めて活動紹介をしたり、最新の状況を報告しあうことを目的に開かれたものです。
当日は多数の団体が参加していました。
司会をする、主催者団体の職員
会場風景
前半は、参加団体を代表して、『茨木市障害者生活支援センター すてっぷ21』、『わらしべ会 障害者生活支援センター』、そして『NPO法人箕面市障害者の生活と労働推進協議会 ライフタイムミント』の3団体より、活動報告・近況が報告されました。
茨木市障害者生活支援センター すてっぷ21
からは、ホームヘルパーを持った職員が欲しい、知的障害と身体障害の移動介護がともに48時間から出た、車を使った移動ボランティアを、支援費とは別にやっている、といった状況が報告されました。ほかに、電動車いすサッカーの運営やバリアフリー・アーチェリー、障害者イズムの上映会、それに点字講座といった活動が行われているということです。
わらしべ会 障害者生活支援センター
からは、ビデオ「エンパワメント」の制作・上映、車いす体験実習といった活動が報告されました。そして、一つの団体がすべての事業を抱え込むのではなく、近隣の各団体とネットワークを結んで、団体ごとに担う事業を分担させるという取り組みもおこなっているということです。
NPO法人箕面市障害者の生活と労働推進協議会 ライフタイムミント
からは、来年から送迎事業をやる、ケアマネ事業をどこまで積極的にやっていけるか考えている、ホームページを運営している、一人暮らしのプログラムを、不動産屋や作業療法士にも加わってもらって実行しているといった報告がなされました。そしてピア・カウンセラーの勤務体制について、週1〜2回の勤務では事務局の流れも把握できないし、相談者も増えないという悩みがあるということです。
活動報告をする、左からすてっぷ21の伊良原さん、わらしべ会の辻さん、ライフタイムミントの片野坂さん
後半は、5つのグループ別にわかれて情報交換が行われ、それぞれのグループでおおいに話が盛り上がりました。
お互い、共通の悩み・課題がいかに多いかということが確認されたと思います。中でも特に送迎(運転)サービスについては思いや悩みが多く、また障害当事者の間では、ピア・カウンセラーのローテーションについての悩みが、一番共通していました。
どの団体も、ともに同じ課題や悩みをかかえながら、一心に取り組んでいるのだということが確認出来、私自身も力になったと思います。
グループ別意見交換のようす
この協議会の部会長を務めた、
障害者生活支援センター ひびきの高井さん
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