国際障害者年を機に「障害」者の自立と完全参加をめざす豊中市民会議(国障年)
第26回総会が行われました



国際障害者年を機に「障害」者の自立と完全参加をめざす豊中市民会議(国障年)の、第26回総会が、去る6月3日(土)に福祉センターひまわりの体育室で行われました。
今回は、第一部では通常の総会が行われ、第二部では、先日他界された小川悟さん(初代国障年代表)と、西岡務さん(豊中市障害福祉課職員)の追悼会が開かれました。

総会では、初めに代表の大谷勉さんより開会の言葉が述べられた後、先日の選挙で初当選した淺利新市長があいさつをされ、私たちと協力関係を築いていきたいとの旨を述べられました。
この秋から自立支援法が本格施行され、市町村の裁量に委ねられる範囲も大きくなりますが、新市長にはぜひ、福祉施策の充実のために、力を注いでいただきたいと思います。

大谷勉代表 淺利敬一郎市長 井上康氏


続いて、えーぜっとの井上康氏より基調報告がなされ、2005年度は、障害者施策にとって大きな転換期であった。自立支援法になって、地域生活が危うい状況になったが、何とか自分たちの暮らしと権利を守ろうと、いろいろな反対行動を繰り広げることが出来、団体間の連携もより強固なものになった。昨年12月におこなった25周年の記念イベントも有意義であったし、また何かこのような、みんなの連帯を一層強めることにつながる企画をしていければいいと思う。
自分たちの団体の活動そのものに追われがちという現実はあるが、各団体の垣根をこえて、これまでに実践してきたことを活かせる新しい国障年にしていきたい、と述べていました。

来賓の方々 会場全景




さて、午後からの第二部では、去る1月29日に逝去された西岡務さんと、昨年12月30日に逝去された小川悟さんの追悼会が開かれました。
ともに豊中の障害者運動を語る上で欠かすことの出来ない大きな存在であった2人が相次いで世を去られたことに、国障年は大きなショックを受けていますが、生前の故人の人柄を忍んで、追悼会はむしろ明るく、笑いを誘うエピソードを次々披露しながらの進行となったのでした。

正面にはお二方の思い出の写真が掲げられたパネルが展示され、改めて懐かしい記憶が蘇っていました。


パネルに飾られた、両故人の思い出の写真。最近のものだけではなく、若き頃の貴重なショットも展示されました。


進行にあたっては、会の代表を務めた入部香代子さんが司会をされ、テーブルには食事も用意されて、みなで献杯をしました。
その後、何名かのゆかりのあった方が、いろいろな思い出話を交えてスピーチをしていました。
中でも、両故人の奥さんがスピーチをされた時は、その、知られざるプライベートな一面も語りで披露されて、場内は爆笑の渦に包まれるやら、かと思えばすすり泣きの声が聞こえるやらでした。

最後には、両故人が生前一番好きだったという歌をみんなで合唱して、閉会となりました。
ここに改めて、故人のご冥福をお祈りします。


追悼会のようす 献杯の音頭 司会進行をされた入部さん



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