KSKS
CIL豊中通信Vol.61
【アイエルちゃん新聞】
2023年11月号

KSKS(CIL豊中通信Vol.61)第三種郵便物承認通巻7353号 2023年11月12日発行

編集人 NPO法人CIL豊中 
豊中市蛍池中町2の3の1の203
H P: http://www.ciltoyonaka.com/
Twitter: @ciltoyonaka 
Email: ziritsu@ciltoyonaka.com
TEL 06(6857)3601  
FAX 06(6857)3602

発行人 関西障害者定期刊行物協会
大阪市天王寺区真田山町2の2 
 東興ビル4階  定価100円


特集:人・街・社会のトレンド 合理的配慮

来たる2024年4月1日より、障害者差別解消法が改正され、事業者における合理的配慮の提供が、義務化されることになりました。それに伴い、各企業等でも現在、様々な対応が行われており、当団体としても、そんな社会の動きに強い関心を寄せています。今回の特集はズバリ、「合理的配慮」。障害当事者2名と、地元企業1社に、合理的配慮を語ってもらいました。

①海帰優人さんを取材  
〈脳性麻痺で、電動車いすを使用しています〉

合理的配慮という言葉を聞いて、思い浮かぶことは?
 「僕にとっては合理的配慮でも、世間にとってそうだと認識されていなかったら、配慮されないのか!」というのと、「誰目線の合理的配慮やねん!?」ということですね。
 最近は駅が無人になる時間があり、(一番よく利用する)庄内駅も駅員がいない時があり、阪急電鉄が「どうしても人を出せないんです!」と言ったら、それは阪急電鉄にとっては、合理的な話になるのだと思います。
  
合理的配慮を巡って、悩ましいなぁと思ったことは?
 ヘルパーさんが書く記録で外出や買い物に行ったら、どこに行ってお財布にいくらお金を入れて、何をいくら買ったのかを記録用紙に必ず書くということを聞いて、海帰さんはビックリしたそうです。
 「そこまで細かく書かれるって、人権侵害やんか!エラい暗い時代になったなぁ。ただ、当事者に知的障害があって、自分で金銭管理のことが解らないんだったら仕方がないかな。お金無くなったり、トラブルがあったりしたら大変なことにもなるから」。
 〝記録〟の煩雑さに対し、割り切れないモヤモヤした気持ちが、心の中に残っているということです。
 もう一つ、海帰さんの言葉で印象に残ったのは、「支援者という言葉が嫌い」です。利用者と上下関係になるような気がするというのが理由で、「支えるには力が要る、頑張らないといけないけど、お互いのしんどいところも含めて受け止めて、もたれあえる関係が良い」。
 素敵な考え方だと思いました。
 ヘルパーさんも一人一人違いがあって、得手不得手があるので、「このヘルパーにはこういう接し方をしよう。今日はこのヘルパーだからこれをやってもらおう」と、ヘルパーのための合理的配慮も日々やっているそうです。
 海帰さんは昔から、地域の学校によく講演に行っています。最近、変化を感じる点があったそうです。
 「10~15年前やったら、僕が行ったら子どもたちがワーワー言いながら集まってきて、賑やかな中で講演が始まっていた。7~8年前からかな?みんな気を付けをして、行進みたいになって、先生が前に立って、『そこ、5cm右!』、『そこ、もうちょっと左』とか、きちーっと並ばせるようになっている」。
 丸で軍隊の学校だ、と思いました。何故そのように変わってしまったのか、取材の本題からは逸れますが、とても気になりました。

合理的配慮が謳われるようになって、良くなったと感じることは?      
 「特にサービス業の店に入ったとき、勿論マニュアル対応というのはあるけど、以前より、普通に接してくれる店が増えてきてる。それだけ障害者のことが取り上げられているというのを、良いように受け止めている」。

「世の中に向けて、」これだけは伝えたい!」と思うことは?      
 「地球には78億もの人間が生きていて、今ここに78億分の3人が集まっている訳や。だから、色んな立場を背負うのも大事かも知れんけど、結局突き詰めたら【私とあなた】やったりする訳やから、僕は僕が基本やし、あなたはあなたが基本やで」。
 最後に素敵な言葉を頂きました。
(担当:瀧本)

②宮口博幸さんを取材  
〈視覚障害で、白杖を使用 しています〉     
 
 「合理的配慮とは、障害者が街で一人でも過ごすことができるように、周りの人に配慮してもらえること」。
 宮口博幸さんの言葉です。

合理的配慮の時代変化  
「40年ぐらい前と比べると、今は全然違う感じです」と宮口さん。当時、白杖を持って改札を通ろうとした時、駅員から「一人では来るな」と言われたこともあったそうです。また、宮口さんが家を探していた時も、不動産屋で家主から「障害者だから」等、理不尽な理由で断られることが多かったと振り返ります。
しかし今では、駅員や町の人々が声を掛けてくれるようになり、大変有り難いと感じています。現在でも、市役所からの書類が点字で届かないこともありますが、パソコンの音声読み上げ装置を使用して、書類を読み込む方もいます。また、眼鏡型のカメラで人の顔を覚えることも可能と、技術面でも大きく進化しているとのことでした。
宮口さんは毎日電車で通勤しており、豊中駅の駅員は積極的に声を掛けてくれるそうです。しかし、依然として困難も存在します。例えば、今はタッチセンサーを使用した券売機での切符購入が一般的ですが、宮口さんは料金を自分で調べ、タッチセンサーを使用することができません。また、電子カードはJRでは使えず、この点も宮口さんにとっては不便な点です。
電車のホームは、多くの視覚障害者にとって、一番怖い場所の一つです。特に島式のホームでは、両脇に線路があるため、転落の危険があります。宮口さんも、過去になんば駅でホームから転落した経験があります。転落した際、駅員さんはすぐには来られず、ホームにいる乗客から助けられました。線路に落ちた時は誰にも気づかれなかった宮口さんは、ホームの下に一旦入りました。しかし、電車に吸い込まれる恐怖から出てきて、叫ぼうとしますが、転落で背中を痛め、声も出せません。どうにか白杖でホームを叩いて助けを求めました。
他にも、道路の交通信号は視覚障害者にとって重大な障害の一つです。宮口さんも、信号の色が分からず、車と接触する危険を経験しています。今では大阪府内180か所の信号に音が鳴る装置があるそうで、歩行者が送信機を持ち、信号機のセンサーが反応することで作動します。
宮口さんは、こういったサービスや制度、ホームドアなどで、障害者に対する危険が減ってきていると感じています。しかし、制度やハード面ばかり進むと、逆に通行人が手助けしようとしなくなってしまうのではないかと懸念しています。心のバリアフリー、すなわちソフト面でのアクセシビリティが重要だと強調しています。それは物理的な障壁を超えて、人々の意識と理解を変えることに関連しています。
「合理的配慮」という言葉について宮口さんは、人々の反応を主に3つに分類します。積極的に知りたいと思う人、引く人、そして関わりがないと思う人。宮口さんにとって、この3つ目、無関心な人々がもっともつらい存在です。しかし、無関心の問題は昔に比べて減少しているとも感じています。多くの人が彼に声をかけてくれるからです。人々の意識や技術の進展は伺えますが、本当に合理的配慮が進んでいるかはわかりません。

歩み寄りが出発点    
宮口さんは、36年間豊中に住んでいます。「或る程度偏見があって当たり前」と現実を認めつつも、それに対する理解と歩み寄る姿勢の重要性を強調します。視覚障害者としての経験から、点字ブロックの重要性を理解していますが、同時に車いす利用者や杖を使う人々にとっては、それが障害となることも認識しています。点字ブロックが足を引っ掛ける原因になったり、車椅子がガタガタ揺れて身体に負担をかけることもあると指摘します。また、車いす利用者のための段差の除去は、視覚障害者にとっては問題を生む可能性があります。歩道と車道の高さの差がなくなることで、視覚障害者がいつの間にか車道の真ん中に向けて歩いてしまうことがあるのです。
これらの問題について宮口さんは、「お互いが言い合いするんじゃなくて、歩み寄るべきだ」と強調しています。偏見は存在することを受け入れ、お互いの気持ちを理解し合うことが、宮口さんにとって最も重要だと言います。

インフォーマルなサポート
宮口さんが一人での生活を始めた際、最も不安だったのは食事の問題でした。その時代はコンビニも少なかったため、食事の調達は大きな問題でした。遠くのコンビニに買い物に行くか、近くの居酒屋で飲むことが多かったと言います。そして、焼き鳥屋などの個人のお店では、チェーン店よりも従業員と友達になることができたといいます。
ヘルパーの存在は、多くの障害者にとって大きな支えですが、その数の限られている現実を語ります。宮口さんが一人暮らしを始めた頃は、ヘルパーのような支援は無いのが当たり前でした。そのため、信号ではヘルパーではなく、通行人に助けてもらうなどの対応をしていました。
宮口さんは年に4~5回程度、福祉サービスの同行援護を利用しています。しかしヘルパーの数が少ないため、すぐに支援を受けることはできません。さらに、夜遅くの支援も難しいと宮口さんは指摘します。野球が好きなので、甲子園での観戦を楽しみにしていますが、帰宅が22~23時になると、ヘルパーの確保が難しいのが現状です。
仲間          
 合理的配慮について宮口さんが社会に伝えたいメッセージは、「みんな仲間である」ということです。「障害者を特別な目で見ないでほしい」と強調していました。誰もが年を取ること、それに伴う視力の低下や体力の減少など、全員が将来的に障害を持つ可能性があると指摘します。
障害のカテゴリ分けを無くし、すべての人を平等に見ることを望んでいます。
 この取材を通じて、社会全体が一つになり、カテゴリが取り払われることを強く願っています。
(担当:大岩)

③阪急電鉄を取材   
 地元豊中を走る鉄道会社と言えば、歴史的に見ても老舗は阪急電鉄です。
日頃よく利用する地域の交通事業者の取り組みを伺いました。当日は、運輸部課長の中西一郎さん、課長補佐の青木正治さん、技術部課長の三谷公夫さんに、長時間ご協力頂きました。

◎ご要望に出来る限りお応え したいが・・・・       阪急電鉄は合理的配慮の基本として、「お客様のご要望に最大限お応え出来るよう、やり方を考える」ことを掲げています。長年、沿線の人たちに支えられていると思っているので、沿線の価値を向上させるという意味でも、合理的配慮に取り組んでいきたいと考えています。
しかしながら、その中で近年、駅員の配置時間について変更した点があり、不便が生じていることは事実です。これに対しては、豊中市内外の多方面からご意見やご要望が寄せられているようで、阪急電鉄としても、不便な状況を最小限に抑えるべく努力をしているとのことでした。

◎介助予約アプリ鋭意開発中
 阪急電鉄では、宝塚線の石橋阪大前~三国の各駅と箕面線の各駅が、【豊中駅管区】とされています。その中で、22年4月から箕面線の桜井駅と牧落駅、23年4月から宝塚線の三国駅と服部天神駅の、駅員配置時間が7時~22時になりました。24年度からは蛍池駅と岡町駅も同様になります。また、各駅の駅員の配置人数を変更し、それに伴って日中に、駅員不在の時間帯(休憩等により)が生じるようになりました。阪急電鉄としては、終日無人の駅だけは作らないことを前提に、今後も安定的に鉄道サービスを提供できるよう、効率的な駅運営体制を構築していきたいと考えているそうです。
現在、阪急電鉄では乗客の動向に応じて、巡回や不在時間の調整、エンジ色のユニフォームを着用する再雇用スタッフ、黄色のユニフォームの学生スタッフを追加で配置するなどの措置が採られています。加えて、新たな一つの取り組みとして、阪急電鉄ではスマートフォンのアプリを活用した新しい連絡システムの導入を検討していることが明かされました。
具体的には、利用者がアプリを通じて移動先を入力すると、その情報が直接阪急電鉄の駅係員に通知される仕組みを、24年度中の導入を目指して開発中です。完成すれば、駅員応対待ち時間の短縮や、最も近い場所にいる駅員が応対できるようになるため、現在の電話方式よりも円滑な応対が可能になると期待されています。

◎駅員配置時間見直しの 
 背景とは?      
 阪急電鉄では、90年代初頭をピークに、乗客数は減少の一途を辿っています。阪神大震災をはじめとした様々な外部要因も加わり、最近では新型コロナウィルス感染拡大の影響で、乗客数は大幅に減少しました。
コロナ禍では、在宅勤務の普及や、業務のオンライン化による会社訪問の減少等で、ビジネスで利用するお客様の減少が著しく、通勤定期の利用者数については、23年9月時点でコロナ影響前の90%程度の回復にとどまっています。少子高齢化によって、今後も沿線人口・学生人口ともに減少することが予想されており、通勤・通学共、定期の利用者数が増加する見込みはないようです。
阪急電鉄曰く、「我々が想定していたよりも10年早いペースで乗客の減少が進みました」。
10年後の実施を予定していた施策を、前倒しで実施する必要に迫られています。

◎気になるホーム柵(可動式ま たは固定式)設置について
 阪急電鉄では23年4月より、国から鉄道駅バリアフリー料金制度の適用を受けています。これは、従来の料金にバリアフリー料金を上乗せし(乗客から見れば、値上げされたことになる)、上乗せ分の収益額を国に報告した上で、旅客収入とは別枠で扱い、ホーム柵設置や車両との段差解消(ホーム嵩上げ)等、バリアフリー事業に充てるというものです。
 現在の方針では、40年度までに全駅のホーム柵を設置完了するということです。宝塚線では、直近では23年11月から蛍池駅にて、電車との段差解消工事を開始して、25年3月までに可動式ホーム柵の供用が開始される予定です。以降、利用客が特に多い駅などへ優先的に設置・供用開始していく予定とのことでした。
 なお、電車とホームとの段差については、国の基準で「3cm以内」となっており、阪急電鉄では全ての車両を対象に、この数字に適合するようにしたいと考えています。色々な実証実験結果も踏まえて、「ホームと車両の段差は3cm以内、隙間は7cm以内」に統一することを目標としています。
 阪急電鉄にはカーブのきつい駅が幾つか存在しますが、カーブの部分ではどうしても電車とホームとの隙間が広くなります。この危険を解消するため、電車が停まったと同時にホームから自動的に引き出される、可動式ステップの設置が検討しており、現在、各種研究が行われています。
◎「対応」より「応対」 
 阪急電鉄では、スキルや知識だけでなく、ホスピタリティを大切にしています。「お客様に気持ちよく利用して頂く」という気持ちを込めた応対が大切だという教育をしているということで、キーワードは「対応ではなく、応対」です。
その時々の事象への対応だけではなく、言われたことや気持ちをしっかり受け止めて対応するから応対、とのことで、このホスピタリティの精神が、「ソフト面のバリアフリー」に結び付いているとも言えます。

◎阪急電鉄からメッセージ 「合理的配慮」には、どこまでやったから正解というのは、無いと思っています。これからも、障害のある方々などが主催する講演等にも積極的に参加し、「この電車の沿線に住んで良かった!」と思ってもらえる阪急電鉄を目指して参りますので、よろしくお願いします。
(担当:大岩)



豊中地域情報ばびゅーん!!
カレー喫茶 レトロ

岡町商店街を中ほどまで進んだ一角に、その店はあります。レトロな外観、中に入れば益々昭和にタイムスリップです。
 店の名前はズバリ「カレー喫茶レトロ」。ここを贔屓にしている障害当事者がいることを職場の人から聞きました。当日は運営会社である「STAR BUILD」の代表取締役、向井宥策さんが取材に応じて下さいました。
前の店舗の内装を生かして
 昭和の時代から営業を、と思いきや、「オープンしたのは2022年2月22日です。僕は昔からゲン担ぎが好きで、ゾロ目が並ぶ日を選びました」。まだオープン2年目だったのですね。レトロな内装は、こだわりでしょうか?
 「いえ。ウチが入居する以前、ここは別の喫茶店だったのです。その状態から、なるべく改装しないように仕上げようと思って」。
 昭和がリアルタイムの年代にとっては、ホッとする雰囲気ですね。
オムカレーを注文しました
 「お客さんに一番喜ばれているメニューは、オムカレーですね」、ということで、喜色満面で注文しました。個人的に辛いのが好きなので、中辛もありますが辛口を注文。で、お味は・・・。
 「お!辛い。アーーー、後から来るわ~。でも、肉がホンマに柔らかい!カレーに刷り込まれている感じですね。卵はトロ~リ♥」。
 「カレーは妥協したら味が変わっちゃうので、毎日しっかり同じように仕込んで、じっくり煮込んでいます。完成は開始から大体4日後です」。
 私の職場の重度身体障害者から、「肉を自分が食べやすいように、細かく切ってくれる」と聞いていたのですが、「牛スジはこだわった物しか使わないし、最初からトロトロな感じです。大きな塊をボンッと入れることもあるけど、お客様によって小さくカットするのは、多分もう自然にやっていることですね」。
 配慮を自然に出来るのは、素晴らしいことです。
将来は就労支援事業所に
 店が気に入って常連になったお客には、障害者・健常者関係なく「働かへん?」と声を掛けているということです。先方がOKであればスタッフになってもらい、将来は就労支援事業所にしていくのが、向井さんの夢です。
 「人員が増えてくれば、2号店・3号店を開店させるのもいい。工場の生産ラインを1本借りて、例えばライン作業のほか、パッケージの作成やウェブ販売などを出来る人も集めたいです」。
読者の皆さんへメッセージ
 カレー屋さんなので、勿論カレーが好きに超したことはありませんが、例えば重度の知的障害の人で、ほかの店で入店を断られたことがある人がいたら、ひと時、コーヒーを飲みにきてくれたらいいなと思います。どういう障害のお客さんでも、「受け入れるお店なのだ」ということで、認知が広まってほしいですね。
☆主な商品の値段
オムカレー:1000円
カレーライス:850円
カレードリア:1000円
カレーのボロネーゼ:980円
カレー屋のハンバーグ:1200円

最後に朗報です。11月末までの間、この新聞を持ってお店に行かれると、ドリンク1杯が無料となります!

担当:根箭

所在地:豊中市岡町8-14
電話:06-4400-3912
営業時間:11時~21時
定休日:日曜(木曜は半休)


わくワークみっけ!!
自分らしく生きられる社会を目指して「らしっく」
豊中市服部本町1-2-2
06-6863-2020

今回は服部天神駅前にある『らしっく』を訪ねました。
「らんどりぃかふぇLacic」というコインランドリーとカフェが併設しているユニークなお店です。『らしっく』という名前は、自分『らしく』から採っています。どういった思いが込められているのか、代表の与田みやこさんにお話を伺いました。

先ずは通ってみるということ
 ランドリーカフェは就労継続B型事業所という形でやっています。利用者は精神障害の人が多いですが、身体障害の人も2割ほどいます。送迎はないということで、自力通勤出来る人が通っています。電車に何回か乗り間違えて『今日は無理です!』となることもあるそうですが、やがて来られるようになります。利用者の中には、引きこもりだった人もいます。家から出られなかった人が頑張ってここまで来ることに意味があります。

自分らしく働く
 カフェではありますが、接客が苦手な人はテーブルをカーテンロールで仕切って作業をしたり、厨房でドリンクを作ったりしています。自分のペースで『自分はこれをしたい、これを作りたい』と意思を持って仕事をします。
 商品は手芸品やお花、コーヒーの出がらしを利用した消臭剤、星の砂、アロマキャンドルなど。ほかにクリーニング店として、洗濯代行もしています。近くのマッサージ店や介護施設などを車で回り、戻ってから洗って畳む、袋に入れるなどの作業をしています。

『らしっく』を始めたきっかけ
 与田さんは元々リラクゼーションサロン、訪問マッサージの会社をやっていました。そこで、なかなか家から出られない障害者の方と会う中で、「どこか行ける場があればいいな」と思い、『らしっく』を始めました。運営会社はヘルパーステーションもやっているので、利用者が「こんな物を作りたい」と言ってきたら、移動支援を使って材料を買いに行くこともあります。「訪問と通所を両方やっているというのが強み」です。

就労A型も視野に
 居場所と言っても人によって色んな形があるので、まずは在宅にて、起きてここに連絡するだけでもいいと思っています。それがコミュニケーションの第一歩になります。
 また、今は就労継続A型について勉強中です。豊中はA型が少ないので需要はあると思います。安定した収入になりそうな仕事を黙々とこなせる人もいるので、そういう力を生かせる場所にもしていきたいです。 
(担当:山下)

☆利用者が作ったドリンク。ティーソーダ(フルーツ入り)が550円で、抹茶ラテが500円です。
☆洗濯の待ち時間にゆっくりカフェタイムができます♪
☆人の目が気になる人は、カーテンロールで仕切って作業できます。


2022年度 自立生活プログラム(ILP)講座報告
今年度の自立生活プログラム講座は『お金』をテーマに開催しました。受講者は2名でした。

1日目『先輩の話 -お金について-』
 まず最初に、自己紹介ではなく、他己紹介を2人の受講生にしてもらいました。トークのテーマは「趣味、みんなから呼ばれたい名前、ここ一週間のグッドニュース」。その後、相手の紹介をして、「たっちゃん」と「こばちゃん」の名前で紹介されました。
 そのあと、先輩の話として、当センターの大岩がお金について話をしました。大岩は、自らの生い立ちや現在の生活について、パワーポイントを使って講義しました。
金銭管理のポイントは「いくら使ったかより、何に使ったか」を把握し、家計簿を付け、その後で消費か浪費か投資かを振り返ることです。また、貯蓄の重要性についても説いていました。講義の後、受講生には1週間、実際に家計簿をつける体験をしてもらいました。

2日目『制度の話と人権や障害者運動について』
 この日は、前半に当センター理事長の徳山から制度に関する講義が、後半に職員の上田から人権や障害者運動についての講義が、それぞれなされました。

3日目『投資ゲーム』
 家計簿の照会からスタートし、受講生は株式の基本や会社の役割について学びました。後半は、習得した知識を用いて投資ゲームを実施。架空の株を購入し、株の仕組みを実際に体験しました。

4日目『お金のクイズと振り返り』
 最終日、家計簿の振り返りとともに、「お金クイズ」というゲームを行いました。難易度に応じた点数を競い、見事、受講生が優勝しました。後半は「サイコロトーク」を実施。様々なテーマで受講生とスタッフが交流しました。
 金銭管理は、生活していく上でも特に大切です。この講座が受講生の役に立てれば幸いです。
(担当:瀧本)


CIL豊中 2023年度 通常総会報告

 去る6月17日(土)、蛍池公民館にて特定非営利活動法人CIL豊中2023年度通常総会が開催されました。14時10分に開会宣言、徳山理事長による開会挨拶の後、徳山理事長を議長として審議が始まりました。各議案の説明・質疑を経て議案は全て原案どおり承認可決され、14時50分に閉会しました。

議事 第1号議案 2022年度事業報告及び決算の件 第2号議案 役員選任の件 報告事項 2023年度事業計画及び予算

《2022年度事業報告及び決算》
 2022年度は、障害者総合支援法における在宅福祉サービスとして、居宅介護、重度訪問介護、同行援護、生活介護、計画相談支援、地域相談支援を行った。地域生活支援事業として、移動支援、豊中市重度障害者入院時コミュニケーション等支援事業、豊中市重度障害者等就労支援特別事業、少路障害者相談支援センター事業を行った。児童福祉法における在宅福祉サービスとして、放課後等デイサービス、児童発達支援、障害児相談支援を行った。介護保険における在宅サービスとして、訪問介護、介護予防・日常生活支援総合事業訪問型サービス事業、訪問看護(医療保険含む)、介護予防訪問看護を行った。また、豊中市障害者外出支援サービス事業、大阪府医療的ケア通学支援事業、障害支援区分認定調査、点字名刺事業、自立生活体験室を行い、障害を持つ人の地域生活の支援を行った。
 今年度も新型コロナウイルス感染症との厳しい戦いの一年であった。当法人も感染拡大防止に最大限の努力を行った。毎年恒例のイベントは全て中止になった。
 自営等や企業で働く重度障害者に対して、重度訪問介護等を通じ、通勤や職場等における支援を行う豊中市重度障害者等就労支援特別事業が開始された。これまで、障害福祉サービスでは、就労の際の介護の提供が認められていなかったが、これで就労中も必要な介護を受けることができるようになった。
 障害者権利条約に基づき、日本政府はどのような取り組みをしてきたのか。国連の権利委員会による初めての審査が行われ、9月9日に総括所見・改善勧告が公表された。勧告では、障害者の強制入院や分離教育の中止などが求められた。法的拘束力はないが、極めて重く日本政府は対応を求められる。
 また、障害者自立支援協議会や相談支援等連絡会、障害支援区分認定審査会、医療系会議などに委員として参加し、地域福祉の充実に力を注いだ。
■少路障害者相談支援センター(豊中市委託事業)、豊中市障害者相談支援事業及び豊中市障害者基幹相談支援事業、相談・支援件数2,570件、自立生活プログラム講座、2回開催 全6日
■自立生活体験室 宿泊利用48泊、デイ利用58回
■豊中市障害者外出支援サービス事業(豊中市補助事業)運行回数2242回
■点字名刺の作成販売、作成枚数1040枚
■障害支援区分認定調査、
調査件数15件
■計画相談支援、利用者53人
■障害児相談支援、利用者7人
■地域相談支援、利用者数0人
■障害者総合支援法介護サービス、派遣時間105491時間
■生活介護 、通所回数1169回
■放課後等デイサービス、通所回数490回
■児童発達支援、通所回数19回
■介護保険法介護サービス、派遣時間3598時間
■訪問看護サービス、訪問回数6947回
■大阪府医療的ケア通学支援
送迎回数47回
■介助サービス(制度外)派遣時間52時間

《役員選任》
 理事会推薦による次の7名が選任された。
理事 徳山辰浩
(再任。互選により理事長)
理事 大岩裕司
(再任。互選により副理事長)
理事 山口博之(再任)
理事 馬淵敦士(再任)
理事 吉村史生(再任)
理事 大田立子(再任)
監事 坂 龍雄(再任)

活動計算書 2022年4月1日~2023年3月31日(単位:円)
Ⅰ 経常収益
1.受取会費106,000
2.受取寄付金0
3.受取補助金等27,469,373
4.事業収益546,838,243
5.その他収益1,594,901
Ⅱ 経常費用
1.事業費546,823,753
2.管理費2,652,827
Ⅲ 経常外収益
経常外収益0
Ⅳ 経常外費用
経常外費用86,070
税引前当期正味財産増減額26,445,867
当期法人税等1,578,200
当期正味財産増減額24,867,667
前期繰越正味財産額135,363,386
次期繰越正味財産額160,231,053

《2023年度事業計画及び活動予算》
 障害者総合支援法・児童福祉法・介護保険法及びその他事業を2022年度と同じく行う。
 5月8日から新型コロナの感染症法上の位置づけが5類感染症(季節性インフルエンザと同分類)に変更される。長く続いた新型コロナとの戦いも一区切りになる。引き続き正しい情報の収集に努め、利用者と共に通常の日常生活を取り戻していきたい。
 現在の自立生活体験室は築59年の木造2階建て賃貸住宅である。昔の耐震基準及び老朽化により、5月末日で賃貸契約を解除する。新しい自立生活体験室として利用可能な賃貸物件を探して、自立生活体験室を再開したい。
 また、ヘルパー等の人材育成・人材確保に引き続き取り組む。
 また、障害者自立支援協議会や相談支援等連絡会、障害支援区分認定審査会、医療系会議などに引き続き委員として参加し、地域福祉の充実に力を注いでいく。
 本年度予算は約595,000,000円。  
(徳山)


哲珍の部屋
【大阪府が、豊中市の学校跡地に支援学校を造らせて欲しいと言うて来たらしい】

 ジュネーブの話を書いていたのですが、9月末に入って来た情報に驚きを隠せなく話のネタを急遽変えたウエダです。
豊中に特別支援学校(養護学校)を造る計画を大阪府が進めているようで、とても胸が苦しく心が痛い気持ちです。養護学校がなくなれば障害者差別は無くなると思い込んで育ってきたウエダとしては到底容認できません。

 大阪府の言い分は資料を見る限りはこのようです。
大阪府立豊中支援学校の現状として、①在籍者数が年々増加しており、府立支援学校(46校)の中で在籍者数が最も多い。②国の「特別支援学校設置基準」に定められた校舎面積基準、学級編成基準に適合してない。③その対策として、R6年度から7中12中さくら学園校区の児童・生徒は東淀川支援学校に通学区域を変更(・保護者から、市外の学校に通うことに対するご意見、ご要望・今後も、豊中支援学校の在籍者数は増加が続く見込み)。こどもたちの適切な教育環境を確保するための対策が急務という体で、
支援学校開校について④市内南部(7中12中さくら学園校区)の児童生徒や保護者の通学負担や心理的負担の軽減。⑤支援学校に通う児童・生徒の教育環境の改善。⑥地域の果たす役割(・グラウンド・体育館の地域開放 ・災害時の避難所機能の維持)。
と考えているようです。

 しかし何故だか全てにおいてもっともっと違う疑問や論点が浮かんできて仕方ないです。
①については、近隣市町の教育環境はどうなのか、安易に支援学校を進めていないか?近隣市町に「ともに学び育つ」を指導していれば年々減少していくのにな。とか、
②については、豊中だけに押し付けないでね、国の基準に適合してないとかいうなら、世界基準である子どもや障害者の権利条約の基準を守ってね。とか、
③について、①と②の提案も今まで沢山の方々が伝えて来たのに府がそれを怠ってきたから、豊中の子が他市の支援学校に通わなければならなくなっているだけで。とか、
④〜⑥について、③の事を回避させる為、豊中に2つ目の支援学校を開校させるという差別を助長し時代に逆行する本末転倒な整備計画を進めるよりか、地域の学校を充実させればわざわざ開校させなくても、本人や保護者さんの通学や心理的負担は軽減するんじゃないの。とか、いろいろ本当に今回の大阪府の提案や計画には不思議しか感じません。

 分離教育は「差別」ですと障害者権利条約にもはっきり書いてますし、日本も批准している条約です。根底を無視して差別を助長し時代に逆行するモノをつくりたいのは、一部の市民なのか一部の行政なのか議会の一部なのか、分離教育する学校をつくろうとして人気取りに使おうと思ってる方がいれば、ウエダはコショコショしにいきます。よろしくお願い致します。
(上田哲郎)


運転免許取得 [極秘]プロジェクト

 父と一緒にいた営業の人に、シエンタに改造をすることを話し、改造費が高額なため車のオプションはほぼ付けないのと、車については知識がないので、いろいろわかりやすく教えて下さいとお願いしました。すると、高額な改造費や改造してくれる会社が埼玉県にしかないことに、営業の人がびっくりされ、ご自身でも調べられて、3社ほど運転補助装置の改造をされる会社を知らせてくれましたが、いずれもジョイカーの改造はできない所だったのでそのことを説明したら、さらに驚いていました。そして、私が電動車いすを乗せることのできるスロープ付きの福祉車両にしたいと思って、現車体験をお願いしました。
 後日、近くのトヨタ店に手配してくれて、日程調整をして、ガイドヘルパーと一緒に行くことにしました。そして現車体験当日、ガイドヘルパーとお店へ行ってみました。
 すると父も来ていました。どのように電動車いすを乗せるのかを見たかったみたいです。いざ現車体験!!担当者はシエンタの福祉車両の横でニコニコ顔でいて、車は扉やバックドアがすべて閉まった状態...どうやって体験ができるの???そして、担当者に「ドアを開けてスロープを出して、後部座席もたたんで下さい」とお願いしました。すると、担当者も使い方が分からないのか、20分も掛かりながらようやく体験ができる状態になりました。その日は真夏でかなりの暑さでした。やっと現車体験スタート!!
 運転席に座って運転座席の位置を変えてみたり、電動車いすを後ろのスロープから乗せてみたりして、実際に乗せられることが証明できました。
 そのあと、営業の人に打ち合わせを提案されて、バスの時間とそのあとの予定もあったんですが、改造し終わった私の車を埼玉県から輸送してもらう話をしておくため、「今必要なことの内容で、時間は少しだけ」と言い、打ち合わせに入りました。最初は車の金額に関しての話だったのですが、内装の色やシートの色、タイヤのホイールの話になっていき、今必要な話ではなくなっていきました。その上、車の外装の色の話で、「オプション金額の掛からない色で」と最初に言っていたのに、傷が分かりにくいとかよごれが分かりにくいからこの色でと案内され、最後は、お金は父親に出してもらったら良いようなことまで言われました。
 この人と話していても終わりそうもなかったので、時間がないことを伝えてお店を出ました。
(瀧本香織)


ねや散歩 Part.15
 私は長らく、障害者手帳は取得せずに生きてきた。必要だと思わなかったのだ。しかし22年1月、障害者手帳の申請手続きを始めた。取得を決めた理由は、当時、職場の相談支援事業の体制が大きく変わろうとしていて、その結果次第では、もう働き続けるのが限界になるかも知れないと考えたからだ。
 21年秋に体制の変更が通知され、それを受けて私は、丁度その時期に出会った人の助言に従い、転職エージェントに登録してみた。すると連日おびただしい量の求人メールが届くようになったが、どの求人を見ても、障害者枠で(カミングアウトして)就職する限り、手帳が必須だと判った。48歳での転職がハイリスクという自覚は当然あったが、それでも備えあれば憂いなし。手帳だけは取得すると決めたのである。
 ひとつ〝壁〟に感じることがあった。それは「申請にあたり、市役所の窓口を利用する」ということだ。私はかつて或る役職のため、連日のように障害福祉課を訪ねなくてはならない時代があった。その当時の私を知る人が、今回の窓口対応になったら?「根箭さんが来たからには、目的は誰かの支援で、CIL豊中として来た」と見なされる可能性は高い。実は個人で来ていて、私自身が申請の対象だと判ったら・・・・?「別に判ってもいいじゃないか」と言われれば、確かにその通りである。だけど変にソワソワして、緊張が解けなかったのだ。「もし職場の人に会ったら、何て説明すればいい?」という思いにも駆られた。自分でも不思議ではあったが、「今は見られたくない」という気持ちが強かったのである。長い年月の中で何時しか、「ここは飽くまでも、業務で来る所でなければならない」という感覚を植え付けていたのかも知れない。私の対応をした人は、幸い(?)初対面の人だった。「直近3ヶ月に発行した診断書が必要」とも言われたが、手続きは無事終了し、22年6月末になって漸く手帳(精神3級)が届いた。
 今では私の同伴者となっている手帳。その取得した主目的については、喫緊の必要性は無くなり、職場の色々な配慮に対しては有難いと感じている。あまり交通費の割引対象にはならない種別の手帳だが、最近一部で半額になる場面が出てきた。今年50歳になった私が老後のことを考えると、率直に「助かる」という気持ちである。
(ねやたろう)


どんぐりのひとりごと
はーい。みなさんお元気ですか?
どんぐりは、昔は倒れても倒れても起き上がって立ち向かっていくような人でしたが、最近は、一人では起きあがれません。歳でんなー。歳とって明るい方に考えていきたいけれど、悲しい方ばかりにいくのでーす。考え方ひとつで、気分は明るくなり暗くもなります。昔、読んだ本に書いてあったけど。
例えば、どうしようもなく重度になってゆくのですが、今まで体験できなかったことや介護者のこと、入院のつらいごたごたいろいろしんどいことを、どのように楽しく明るい方に持っていけばよいのか、わからなくて悩んでしまいます。
みなさんそんな体験ないですか?私は嫌なことが起きたらすぐ逃げたくなります。以前は逃げられたけど、今は逃げられません。真正面からふりかかってくる火の粉を全身であび、あつさにたえて静まっていくのを待っています。その時にいい方に考えられたらいいな。おいしいキャンディが天から降ってくるとか。今までとちがうことだから、新しい発見や発展もあるはずなのに、なかなかそれに行きつかずです。
私は前回、「明るくかわいいおばあちゃんになる」と書きましたけど、それは至難の業です。だから、口ばっかりになるかもしれないけど、今、生きてることを大事に思うこと、ごはんがおいしいことや、出会いに感謝して、いざこざがあってもその人の立場になって考えてみようと思います。
そして何よりも出かけられるときには、どんなとこでも出かけていくことが必要かな。 それとよく笑うこと。
それが今の私が気がついた、心がけてやるようになったことです。
 気がついたらできてないときもあるけど、今回のどんぐりは宗教おばさんみたいですが、次回は楽しく遊びたいと思いまーす。
(どんぐり)


編集長よりごあいさつ
 いつもCIL豊中通信をお読み下さり、ありがとうございます。このたび当通信は、新聞という形に衣替えを致しました。
 これまで約22年間、冊子版の広報誌として発行して参りましたが、昨今の物価上昇等による、制作費の著しい高騰を受け、コストを抑えられる新聞として再出発しました。事前に公表はしていなかったので、いきなり新聞が届いて、驚かれたかも知れません。
 これまで広報誌は、毎年3月と10月の、年2回発行していましたが、これからの新聞は、毎年3月・7月・11月の、年3回発行していきます。1回あたりの紙面量はこれまでよりも減りますが、発行頻度を増やすことで、最新の情報やホットな話題を、より少ないタイムラグで発信していければと考えています。
 新聞の正式名称は「CIL豊中通信」ですが、より親しみを持てるよう、愛称も併記することにしました。CILは、IL=自立生活への想いを大切にすることから、【アイエルちゃん新聞】という愛称になりました。アイエルちゃんのキャラクターも登場するかも知れません(?)。
 今後ともCIL豊中通信を、どうかよろしくお願い致します。