KSK「CIL豊中通信」2019年10月号

特集「夜もええやん -今日はまだ帰らんとこか-」

夜景の写真。一人の男が夜景を眺めながらボソッと呟く
「俺ももう、四十過ぎた大人やからな・・・」

新連載!
運転免許取得[極秘]プロジェクト

ホースセラピー&障害者乗馬 ~完結編~
地域情報ばびゅーん 豊中市の歯科情報
市民講座「災害時の対応」報告ほか


もくじ


CIL豊中通信 54号

  特集:夜もええやん -今日はまだ帰らんとこか-
  CIL豊中 2019年度通常総会報告 
  障害当事者・官・民 それぞれの役割 ~災害への備え~
  2018年度市民講座報告
  豊中地域情報ばびゅーん!!
  僕はホースセラピーをやりたい。3
  事務所のつぶやきZ
  新連載:運転免許取得[極秘]プロジェクト
  投稿コーナー
  哲珍の部屋
  ねや散歩 Part.8 
  サービスのご案内
  CIL豊中 各部署だより
  編集後記


特集:夜もええやん -今日はまだ帰らんとこか-

 陽も西に傾いた頃、多くの障害者が一日の活動を終え、家路に向かいます。でも、たまには真っすぐ帰らずに、宵の口~夜更け前まで街に繰り出すのは如何がでしょう?
 今号の特集では、〝夜を楽しむ〟街スポットを取り上げました。
 制度が誕生して17年目ですが、障害者が外出する時間帯は朝~夕方までが多く、夜の街を障害者が闊歩するのは、あまり見掛けません。大人として、時間を気にせず夜の街を楽しむのは、本来、当たり前の姿です。今回、4人の当事者スタッフが、いざ夜の街を取材致しましたが、そこには自らがパフォーマーとして、昼に夜に活躍する当事者の姿もありました。
ライス兄弟   
夜の遊び場について若いヘルパーさんに聞いてみると、こんなご兄弟を紹介されました。筋ジストロフィーのご兄弟で、お兄様は画家と漫画家のライス趙ジョナさん、弟様は音楽家でクラブイベントのDJをされているライス趙ノアさんです。今年7月14日、京都市左京区丸太町に在るクラブ、「京都メトロ」で、【CANVAS vol.3 Another World Is Possible】というイベントを開催されたそうです。そんなライス兄弟に、お話を伺ってきました。
                 
アメリカ音楽に乗ってDJ
スタート!!        アメリカの60年代の曲が流れる中で育ってきて、もともと音楽好きだったノアさん。高校3年のとき、アレックスさん(ヘルパーをしながらDJをしている)に出会いました。ジョナさんと3人でいるときに、ノアさんの好きな曲を大音量で流していたら、共通の音楽が好きであることがわかり、「DJやってみたら?」と誘われたのです。それが嬉しくて本気で考え、大学1年でデビュー。それが切っ掛けでクラブでもDJをやり始め、4年くらいたった時、アレックスさんと、京都メトロ(以下、メトロと称す)のオーナーから、「ウチのイベントに」と声が掛かりました。全てはノリですねと笑っておられました。
一方ジョナさんは、小さい頃から絵を描いていて、現在も漫画やイラストの仕事を続けておられます。ノアさんがDJを始めた頃とほぼ同時期に、ジョナさんがクラブでのライブペイントを始めたことで、兄弟でイベントを主催する流れになったわけです。
CANVASって・・・? 
音楽とアートのクラブイベントがCANVASです。DJの後ろではアーティストがライブペイントや展示をしていて、障害者・健常者関係なく、来た人が個々で楽しみ、趣味の話で盛り上がったりして繋がっていけるイベントを目指しておられます。一般的にクラブイベントの開催時間帯は、21時~2時・3時頃までだそうです。
 お客の年齢層は結構バラバラで、メトロの常連客や外国人も多いので、国際色は豊かです。決まった層は狙っていないそうで、誰でもアートや音楽を一緒に楽しもう!という気持ちです。別に障害当事者の参加PRもしておらず、色々な人が出会い、交流することが望ましいと考えておられます。ちなみに、多い時で車いすの人は6名来たそうです。車いすの人は目立つため、かえって交流も深くなるようですね。
情報発信は、一番活発にしてるのはフェイスブックです。インスタにも、ちょこちょこイベントの写真を投稿していますが、ツイッターや、CANVASのサイトもあるとのことです。
                 
生きてる証!!
ノアさんとジョナさんは、呼吸器を着けて語られます。
「DJをやっている時は、いかにも『病院から逃げ出してきたんちゃうか』というような目で見られたり、『なんでおんねん?』みたいな反応が、初めはあった。音楽をかけてしばらくすると、『やるなあ』という反応に変わる。音楽(DJ)で180度印象が変わるのが自分の強み。音楽という一枚のフィルターがあることで、自分を証明するような・・・。そして、普段暮らしている環境では築けない人間関係を、築くことができた」。
「僕はアートが武器。自分は常にお客さんを背にして絵を描いているのでお客さんの反応はわからないが、後で聞くと『大勢のお客さんがジョナのパフォーマンスを見ていた』そう。そういう姿を見てもらい、知ってもらうことが自分の役割だと思っている」。
                 
イベントの最大の見どころ!!
CANVASのイベントの特色は、何と言っても、【音楽とアートが両方ある】と、【両方とも本気で手加減なしで力をいれている】です。目で見て凄まじいと思った人をDJに呼び、普段のクラブでは絶対見られないクオリティのアーティストを、アートに呼んでいます。第1回目は、西田敏行と松坂桃李出演で映画化になった「マエストロ!」の原作者、さそうあきら先生を呼んでライブペイントを行い、2回目は触って感じるアートの第一人者、光島貴之さんを呼び、3回目ではガンダムなど多くのロボット漫画を描いている高山みずほ先生がライブペイントを行い、いずれも大変好評でした。
アーティストとDJがぶつかり、そして混ざり合い、一つのイベントをつくりあげていくのですね。
                 
出づらくても出かける!!
ご兄弟共、最初はクラブのイベントをやるなんて想像もつきませんでした。
当事者にとってクラブは、日本の遊び場で一番おくれている環境の場所。地下に在ったり、世の中で〝真逆の立場〟の存在です。でも行かないと始まらない。自分たちでどんどん行って、クラブの人に困った顔をされたこともあったけど、行ったからこそ、今は配慮もあります。ノアさんは、「今、僕たちがやってるおかげか、当事者の方でも行きたい気持ちを大事にする人が増えた。行けないかなあとか受け入れてくれないかなとか、心配ごとよりも行きたい気持ちを大事にして、今理解してくれなくても、そのうちに行った先で関係性が生まれていくもの」と語っていました。夜に行けない現実はあるけど、好奇心があれば、まず行くことですよね。
                 
つらいこと、困ったこと・・・
つらい思いはあまりないですが、唯一言えるのは、階段の多い所が多く、活動の場が制限されていることです。
その点、メトロはすごいところで、何回もさせてくれるし、DJとライブペイントをやるということで、注目されることも多いです。始まりが例え興味本位でも、最終的にはアーティストとして評価してもらえる、お客に関心を持ってもらおうというより、彼ら自身がお客の印象の中に住みつく感じに、していきたいようです。

未来への夢・・・      
これからもこのイベントを続けられる中で、夢を語っていただきました。
ノアさんは、「CANVASに行ったら、ものすごいこと、面白いものが待っていると言われるようなものに、していきたい」。
ジョナさんは、「やはり全国のアート系クラブイベントの、アイコン的な存在にしていきたい。そのためにも様々なアーティストの方との輪を広げていくのも、今後の一つの課題として頑張っていきたい」とのことでした。
                 最後に・・・
 「人と人が仲よくなっていく空気が、クラブには染みついている。人として一緒に楽しいことをしていきましょう!」と、言っておられたのが印象的でした。私も行きたい所に行ってみるの、大賛成!今回の取材はとっても勉強になりました。来年はCANVASにも絶対に行こうと思っています。ご協力ありがとうございました。


ニューハーフのお店 ベティのマヨネーズ

 今回、障害者も夜の街へ繰り出そうということで、私が選んだ場所は、ニューハーフのお店☆
 実は前々から一度行ってみたいと思っていたけど、なんだか足を踏み入れがたいイメージが・・・。
 でも、取材ってことならば、なんだか行ける気がする!ということで、
いざ、名店、老舗のお店
〈ベティのマヨネーズ〉へ、レッツゴー!!
 電話で事前に確認と予約をしていたとおり、お店自体は1階なのでエレベーターなどの心配をする必要もなく、すんなりお店のドア前に到着。中の様子が見えないだけにドキドキしながらお店の中へ。暗闇の中、案内される客席はステージのよく見える前から2列目。お店の構造上、車いすの入れるスペースは1席だけとのこと。
そして心配なのが、私の少し大きめの車いすでも入れるかということ。
電話での問い合わせの時には「大丈夫だと思います」との快い返事だったから心配はしていなかったけど、やっぱり着席できたときは一安心。
 「ベティのマヨネーズ」は、ショーが約1時間、そしてそのショーの前の約1時間のフリータイムが、ニューハーフのお姉さんたちとお話できる時間になります。なので、「インタビューをしたいんです」と、事前に入り口のスタッフの方にお願いしていたから、なんとなんとチーママさんが、「あらっ、私、インタビューされるの~」と、笑顔でテーブルについてくださいました!
 ちなみに、飲み放題にフルーツ・お菓子が出るので、食べて・飲んで・お話してとフリータイムを楽しめます!
 まずは、障害者のお客さんは来られますか?との質問に、「障害者の方は、割と良く来られますよ~。車いすの方だけではなく、視覚障害・聴覚障害の方も来られたりしますね~。聞こえなくてもショーは目で見て楽しむこともできるので、どんな方にも喜んでもらえると思いますよ~。」との回答でした。
「お酒も飲み放題で、アルコールが飲めない方用にノンアルコールビールやジンジャーエールなどありますよ。」
そんなことを話していると後ろの客席から、ドンペリ注文時に行われるお姉さんたちの「飲んじゃえよコール」。
お店のお客さん全員を巻き込んで行われるドンチャン騒ぎが何とも楽しい!
そしてインタビューの続き。美の秘訣はなんですか?との質問には、「美の秘訣は、あきらめないこと、他人と比べないこと、自分に自信を持つこと」とズバッとおっしゃってくれました。
さすが、ベティママの後継者、チーママ〈レイナさん〉。そのお言葉には何の迷いもない、格好いいお姿でした。
 その後、ベティママも優しく声をかけに来てくださり、「舞台が見えにくくな~い?」と車いすの位置を気にかけてくださり「楽しんでいってね~♪」。
夜の街に少々ビビっていただけに、何気ない気遣いが、このお店に来てよかったな~と思わせてくれました。
そんな話をしながら、周りでお客さん皆がそれぞれ記念撮影を楽しんでいるので、もちろん私達もお願いして、「ハイ、チーズ♪」

サザンオールスターズの桑田さんが、ベティママに贈ったキャッチフレーズが「ニューハーフ」

ショーは1時間、飽きることのない
 ダンス・コント・ママの歌♪

 ショーは「もう本当に楽しかった~」その一言ですね!お姉さん達それぞれが自分の個性を出し、私達お客さん全員を笑顔にしてくれました☆そして、今回、ベティママが歌ってくださったのが、竹内まりやさんの『いのちの歌』。ベティママから伝わる熱いメッセージが心に深く染みいりました。
 まだまだ書き足りないですが紙面の都合上ここまでです。皆さんもぜひ、ニューハーフのお姉さん達に会いに行ってみてください☆楽しいですよ!
 『ベティのマヨネーズ』のお店の皆さん、ご協力ありがとうございました!(担当 西村)

店 名:ベティのマヨネーズ
所在地:大阪市中央区東心斎橋2丁目3−22 玉八ビル1階
営 業:18時半~25時(深夜1時)
電 話:06-6212-5210


Wine Bar TeRRa 箕面店

 箕面駅東側にある「みのお本通り商店街」の中に、おしゃれな入り口のワインバーがあります。
私は箕面に住んでいて、日頃からこの商店街を通ることが多いです。その時に、こちらのお店がおしゃれな雰囲気ですごく気になっていました。
 今回の特集で取材させてもらうことができました。

 取材直前にも関わらず、取材者が車いすで行くことを電話で伝えると、入り口近くの席にスペースを作ってくれました。
 お店の前には電動車いすでは上がれない段差がありましたが、営業時間が終わって閉店していた隣の薬局側に回って、小さい段差を超えてお店に入ることができました。
 最初に目に飛び込んでくるのが、お店のドアのマリリン・モンローの顔のイラスト!そして、店内にはマリリン・モンローのパネルがあって、かなりオシャレなイメージでした。

【ライブの場所を提供します】 
 店内はカウンターとテーブルがあり、テーブル席にはソファがあります。その奥には楽器が置いてあり、ステージがありました。そのステージではゲ
ストを呼んでライブが出来ます。昔は、音楽好きが集まって、ドラムを叩いて帰ったり、お客さんが楽器を嗜んだりしていた頃もありましたが、残念ながら今後の予定は、今のところないそうです。
                 
【フードもいけます!】
 料理は以前に調理師のお客さんに教えてもらったことがあったそうで、本格的でとても美味しかったです。私たちはカレーリゾットとほうれん草とベーコンのパスタとチーズの盛り合わせを注文し、私は、ワインについて詳しくないので、お任せで頂いた白ワインを飲んだ後、美味しかったので赤ワインもお代わりしてしまいました。
                 
【お店の一番オススメワイン】
 私のようなワインが分からない人でも楽しめるワインが、ブルゴーニョ、ボルドだそうです。高級なグラスワインで、優雅にかつカジュアルに楽しめますが、ワインは一杯500円~で気楽に楽しめます!
 私の場合、ワイングラスでワインを飲むことが難しくて、タンブラー型のグラスに変えてもらいました。
                 
【これからの夢は?】
「何かオリジナルな企画をしたい。バンド(ライブ)やる人、いませんか~?」

【読者の皆さんへメッセージ】
「箕面駅を盛り上げてー!!」

とても親切で気さくなママでした。箕面で私の地元ということもあり、入り浸ってしまいそう・・・いや、もう入り浸っています!  (瀧本)
店名:Wine Bar TeRRa 箕面店
住所:箕面市箕面6-4-46
営業:19時~0時 
電話:072-722-1118

OWL OSAKA    
 夜の遊び場って皆さん、どんな所を連想されるでしょうか?私は、何故かディスコを連想してしまいました。言い方が違うんですってね。そう、『クラブ』っていうんです・・・。若いヘルパーさんに相談したら、エレベーターがないとか、不便な所ばかりだった中で、一箇所、エレベーターがついている所がありました。そこは、大阪梅田の繁華街に在る、『OWL OSAKA』。早速ホームページを見て、電話をしてみました。でも最初は、車いすの方はお断りと言われてしまいました。そしてすぐ後に折り返しの電話があり、「平日の空いている時間帯なら取材は可能です」と言われたので、体験してみました。
当日は、月曜日の19時から21時の約束で取材にお邪魔しました。
たしかに開始直後は、店内は空いていました。色とりどりの光線、一番前にはPRなどの映像が映し出される中、テンポの良い音楽が流れていて、今にも私の重い手足が踊り出しそうでした。ハッと気づいたら、実際に車いすの上で手足が動いていました。梅酒のジンジャーエール割りというお酒も飲みました。かかってる音楽も、私たちの年代をお店が考慮してくれて、どこか懐かしい気分になるものでした。生まれて初めてのクラブは、とても楽しい時間でした。
 しかし、170平方メートルのお店に、700人から、多い時で1500人の人がひしめき合い、お酒に酔って、一晩を踊り明かすそうです。考えてみると、超満員電車の中のようなもので、お店の人から、以前車いすの方が来られて、店の前まで来て入らずに引き返して行かれたという話もお聞きしていたのですが、納得できる気がします。車いすの方で集団で貸し切れば、安全に入店して過ごせます。
この取材を通じて、今は、昼夜を問わずどこにでも車いすの人が出て行って、当たり前に色々な人がいるよう な社会では、まだないのだと気づきました。環境や設備などのハード面でバリアがあっても、行けば何とかなるというぐらいの勢いで、どんどん行きたい所に出ていくことの大切さを知りました。反省!
「車いすの方はお断り」と聞いて、最初はショックでしたが、色々な人の立場で考えると納得出来、理解した反面、多くの人と接して色々な場に積極的に出て行こうという決意を新たにしました。
(担当:塚原)
店 名:OWL OSAKA
場 所:大阪市北区角田町5-1 梅田楽天地ビルB1
営 業:19時~LAST
電 話:06-6362-0822


CIL豊中 2019年度通常総会報告
事務局 

 去る6月16日(日)、当法人事務所にて特定非営利活動法人CIL豊中2019年度通常総会が開催されました。10時30分に開会宣言、徳山理事長による開会挨拶の後、徳山理事長を議長として審議が始まりました。各議案の朗読・説明・質疑を経て議案は全て原案どおり承認可決され、12時10分に閉会しました。

議事
 第1号議案 
2018年度事業報告及び決算の件
 第2号議案 
役員選任の件
 報告事項
2019年度事業計画及び予算

《2018年度事業報告及び決算》

 2018年度は、障害者総合支援法における在宅福祉サービスとして、居宅介護、重度訪問介護、同行援護、生活介護、計画相談支援、地域相談支援を行った。地域生活支援事業として、移動支援、豊中市重度障害者入院時コミュニケーション等支援事業、豊中市障害者相談支援事業を行った。児童福祉法における在宅福祉サービスとして、放課後等デイサービス、児童発達支援、障害児相談支援を行った。介護保険における在宅サービスとして、訪問介護、介護予防・日常生活支援総合事業訪問型サービス事業、訪問看護(医療保険含む)、介護予防訪問看護を行った。

 また、豊中市障害者外出支援サービス事業、点字名刺事業、自立生活体験室、豊中市障害者基幹相談支援センターの相談事業を行い、障害を持つ人の地域生活の支援を行った。
 6月に大阪北部地震、9月に台風による災害が相次ぎ、建物の損壊や停電・断水など様々な被害がでました。改めて、防災や災害に対する備えの必要性を認識させられました。事業所としても災害の備えを見直すとともに、市民向けに啓発講座を開催しました。
 また、障害者自立支援協議会や相談支援等連絡会、障害支援区分認定審査会、医療系会議などに委員として参加し、地域福祉の充実に力を注いだ。

■豊中市障害者相談支援事業
(豊中市委託事業) 
相談・支援件数 1,741件
 
・市民講座
「カミングアウトについて
~そのメリット・デメリットを 考える~」

「障害当事者・官・民それぞれの
役割 ~災害への備え~」
 
・自立生活プログラム講座 全4日
■自立生活体験室 宿泊利用10 泊、デイ利用74回
■豊中市障害者基幹相談支援センタ ー相談事業(豊中市委託事業)
相談支援専門員1名派遣
■豊中市障害者外出支援サービス 事業(豊中市補助事業)
 運行回数2,195回
■点字名刺の作成販売 作成枚数370枚

■障害支援区分認定調査     調査件数3件
■計画相談支援     利用者数44人
■障害児相談支援 利用者数7人
■地域相談支援     利用者数0人
■障害者総合支援法介護サービス     派遣時間125,241時間
■生活介護     通所回数601回
■放課後等デイサービス     通所回数1,245回
■児童発達支援     通所回数69回
■介護保険法介護サービス 派遣時間6,170時間
■訪問看護サービス 訪問回数4,657回
■介助サービス(制度外) 派遣時間294時間



《役員選任》

 理事会推薦による次の6名が選任された。
  理事 徳山辰浩(再任。互選によ り理事長)
  理事 山口博之(再任。互選によ り副理事長)
  
理事 馬淵敦士(再任)
  理事 吉村史生(再任)
  理事 大田立子(再任)
  監事 坂 龍雄(再任)


《2019年度事業計画及び
活動予算》

 障害者総合支援法における在宅福祉サービスとして、居宅介護、重度訪問介護、同行援護、生活介護、計画相談支援、地域相談支援を行う。地域生活支援事業として、移動支援、豊中市重度障害者入院時コミュニ


ケーション等支援事業、豊中市障害者相談支援事業を行う。児童福祉法における在宅福祉サービスとして放課後等デイサービス、児童発達支援、障害児相談支援を行う。介護保険における在宅サービスとして、訪問介護、介護予防・日常生活支援総合事業訪問型サービス事業、訪問看護(医療保険含む)、介護予防訪問看護を行う。また、豊中市障害者外出支援サービス事業、障害支援区分認定調査、点字名刺事業、自立生活体験室、豊中市障害者基幹相談支援センターの相談事業を行う。
 また、障害者自立支援協議会や相談支援等連絡会、障害支援区分認定審査会、医療系会議などに引き続き委員として参加し、地域福祉の充実に力を注いでいく。
 本年度予算は約545,000,000円。


障害当事者・官・民 それぞれの役割 ~災害への備え~
2018年度市民講座報告  

 昨年は大阪府北部地震や台風21号など、大きな災害がありました。被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
 このような現状を受けて、表題のとおりの市民講座を開催しました。
 以下、各講師と講演内容です。

【NPO法人ゆめ風基金 長崎圭子さん】
 95年の阪神大震災当時、被災地で障害者が後回しにされるという現状がありました。その事に対して「障害者だけを優先して支援する団体を作ろう」ということで設立されたのが、ゆめ風基金です。
 実際に災害が起きたらどんな支援が必要になるか、考えてみました。 
 災害は自然の威力が想定以上になることが多いですから、「恐れ過ぎず正しく恐れろ」と私は言いたいです。
普段ペットボトル飲料やカロリーメイト、飲み薬を持っている事で、出先で災害に遭っても数日は過ごせます。
 障害者が一般避難所に行こうとすると、「福祉避難所に行って下さい」と言われますが、そこまで移動するほうが危険や困難を伴うし、地域の避難所がもっとユニバーサルデザインになれば、そこで避難生活を送ることが出来ると思います。
 私は自宅に、1週間分の水やガスコンロとボンベも備えています。おかゆやレトルト食品も、ガスコンロがあれば使えます。そして日頃から、地域の店の人などに自分から声を掛け、顔を覚えてもらうようにしています。

【豊中市保健所所長 松岡太郎さん】 災害時の情報共有をするために、去年からツイッターを始めました。皆さん是非フォローして下さい。
 保健所では、患者さんの安否を支援者間でどのように共有するのか、それと電源の確保が今後の大きな課題です。「個別疾病対策チーム」というのがあって、日頃から個々の市民の対応をしている課、または係の人が中心になって、顔が見える関係を基に災害時の対応をしています。
 大阪府が作った、災害時の要援護基準に基づいて、援護リストの作成もしています。基準では、Aランクが常時人工呼吸器を使用している方、Bランクが吸引や酸素ボンベを使っている方、となります。このような医療機器を使っている人で、Aランクの人については2日以内に、Bランクでは1週間以内に安否確認をすると、豊中市では決められています。

【障害福祉課課長、垂水剛さん】
 豊中市では「防災福祉支え合い推進事業」があります。
 平成25年6月に災害対策基本法が改正され、避難公助要請者名簿を作りました。名簿の対象者は、要支援1・2、要介護1・2、身体障害1・2級、精神保健手帳1級で一人暮らしなどで、一斉に登録を呼びかけました。登録してくれた人には、昨年の大阪府北部地震の時に、協定各団体の協力のもと、対応することが出来ました。課題としては、一人の登録市民に、複数の団体から立て続けに安否確認の電話が来たことがありました。これは改善していきたいです。
 豊中市には、日中活動の事業所や、訪問系の事業所がたくさんあります。災害での混乱時に、日中活動の場となっている事業所も、福祉避難所として使えないかどうか、検討し始めています。
 一番大事なのは、当事者本人が不安にならないという事なので、当事者との意見交換もして、行政・当事者共に仕組みを作っていきたいです。

【危機管理課課長、森純一さん】
 昨年の大阪府北部地震では、豊中市の最大震度は5強でした。豊中市にとって最も危険とされている断層は上町断層帯で、この断層が動くと豊中では震度7の地震が起こると想定されています。ただ、地震発生時に必ず豊中市内にいるとは限りません。たとえば大阪市内に出掛けている時に地震が発生した場合、津波が到達する時間は、1時間前後~2時間以内と想定されています。交通機関は止まっているので、高い建物に避難して下さい。
 避難にあたっての留意事項ですが、火災は初期消火をお願いします。そしてもう一つは、電気のブレーカーを切ることです。何故なら、電気は停電時には何も無くても、あとから通電した時に火災になってしまいます。強い揺れを感知したら自動的にブレーカーを落とす、耐震ブレーカーというのがあるのですが、それを付けるか、避難前に必ず切るようにして下さい。
 持病のある方は日頃から薬を携帯しておくと安心です。
 地震発生時は、余震や火災などの二次被害に備えるために、学校の運動場を第一次避難場所として指定しています。もし、火災が発生して延焼しそうだということになれば、広域避難所に移動してもらうことになります。

【最後に】
 災害は予告なく、突然にやってきます。いつやってきてもいいように、準備は大切です。この講座を参考にしていきましょう。    (瀧本)


豊中地域情報ばびゅーん!!
 今回は、【障害者が受診しやすい、歯医者を見付けよう!】

曽根駅前で開業されて20周年になる歯医者さんが、2年前から訪問歯科をはじめてくださいました!

 タイトルを見て、「あ、歯医者か・・・。興味ないや。」と思ったそこのあなた!あなたの気持ち、とてもよく分かります!私も子供の頃、歯医者で嫌な思いをしてから、なるべく近づきたくないというイメージが歯医者にはあり、ついつい足が遠のいてしまいます。
 でも今回は、あえて歯医者の受診を自ら志願。その理由というのは、数年前に突然襲われた歯の激痛を思い出したから。そう、いわゆる虫歯です。突然の痛みは容赦なく、私に飲み物を飲むことさえも許してくれませんでした。ああ、あの時の痛みは忘れられません。そして私はその結果、阪大の歯科で、奥歯を1本抜くことになったのです。そんな経験をした私だからこそ、それから歯磨きを徹底的に!、と言いたいところですが、やっぱり磨き残しはあるわけで、歯医者さんでの定期検診をしようと訪問歯科を探していたわけです。

豊中桜塚・曽根駅の歯科医院
きた歯科
院長 前田芳樹先生

知識・経験豊富な先生です
 「きた歯科」は、開業されて二〇周年ということで、長年地域の方々の歯の健康を見守ってこられました。そして、2年ほど前から訪問歯科を始められたそうですが、実は何と、訪問歯科での障害者利用は私が初めてだそうです。
 しかし、ご安心ください!前田先生は勤務医時代に何人もの障害者の方を治療されてきたそうで、歯のことだけではなく持病や障害のことなど、身体状況についても色々とご理解いただける、とても頼もしい先生なのです。
 そして、とても穏やかな雰囲気の先生で、歯医者が苦手な私も緊張することなく、治療をしていただけました♪

訪問歯科で、できる?できない?
 「きた歯科」の訪問歯科は、医院での診療がお休みの木曜日に来てくださることが多いようです。なので、先生がお一人で訪問してくださいます。
 そこで、「きた歯科」の訪問歯科について、2つ質問をしてみました。

Q.できる治療・できない治療はありますか?
A.歯の神経を取る根管治療は難しいです。程度の軽い虫歯治療、入れ歯治療、歯周病治療(口腔ケアを含む)は、できます。
Q.緊急時(歯が痛いときなど)、当日診療していただけますか?
A.近くであればお昼休みなどを利用して可能です(要相談)。

訪問歯科は重度障害者にとってとても有難い存在です!
 重度の障害者にとって歯医者に行くというのはなかなかハードルが高く、バリアフリーだから大丈夫というだけでは気軽に行くことができません。なぜなら、例えば、治療台に座れない障害者もいるし、知らない空間が苦手な障害者もいるからです。なので、自宅等へ訪問してもらうことにより、まず障害者自身の安心・安全を確保できる、それはとても有難いことだと思います。
 最後に、「きた歯科」の前田先生から読者の方へメッセージです。
『口から食べる楽しみを失わないようにしましょう』とのことです。
 取材にご協力くださいました前田先生、どうもありがとうございました!
(担当 西村)
きた歯科
所在地:豊中市曽根東町1-8-8植村ビル3階
電 話:06-6850-8881
 
五條歯科医院第二診療所
 「阪急庄内駅から徒歩僅か2分ほど。国道176号線の信号を渡り、左折すると五條歯科医院第二診療所があります。今回の企画にピッタリの歯医者!早速取材に伺いました。
※第一診療所は豊南町東に在ります。

                 
広~い歯医者さん
 昨年にリニューアルを行い、バリアフリー化された五條歯科医院です。診察室に案内され、一歩入るなり
「おお~ぉ!」
 奥行きがあって、各治療台がまっすぐに並び、その横を、大きな車いすでも充分通れる通路が延びていて、およそ歯医者というイメージを覆すものでした。7つの診療台がありますが、一番奥の診療台が、車いす対応の幅広になっていました。玄関だけは段差が残りましたが、渡し板が備わっており、スロープを設置出来ます。ロビーも広いので、車いすの回転はしやすそうですね。

地域医療に貢献したい
 取材に応じてくれた、院長の五條先生は、地域医療の大切さを訴えていました。子どもからお年寄りまで、どんな人でも当たり前に歯の治療を受けられるべき、その思いからバリアフリー化を行いました。車いす使用の人も来院することがありますが、「全員を診られるかと言うと、難しいね」と、現実を語られました。一人一人症状や傾向は違うので、極度の不安を訴える人や、難しい治療が必要な人は、豊中市障害者歯科に行ってもらうことにもなります。
「障害者は全般的に口腔内の状況が悪い」と、院長は言います。きちんと歯を磨けていないと、何度治療をしてもすぐ虫歯になります。口腔ケアの実際について、歯科衛生士による教育の機会も提供出来るとのことです。

8020問題
 この言葉、聞いたことありますか?「80歳になっても、健康な歯を20本は残そう」という運動です。口腔内の状態が、身体全体の健康に強く影響することが分かってきています。【病気の予防は口腔ケアから】は今や新常識。歯科が頑張って口腔ケアの重要性を周知させ、診察をすれば、国民の医療費軽減に繋がります。
 
訪問にはマンパワーが必要
 これからも地域医療に貢献を!と語る院長でしたが、その一環として訪問診療もおこなっています。但しマンパワー次第ということで、今後も新たに歯科衛生士を育てるなど、人材面の充実も図りたいところです。
(担当:根箭)
五條歯科医院
所在地:豊中市庄内東町4-4-26
電 話:06-6331-0158


僕はホースセラピーをやりたい。最終章
 CIL豊中通信52号から始まった「僕はホースセラピーがやりたい。」。
私が障害者乗馬を経験してみたいという、なんとも自分都合で始まった連載記事ではありますが、その取材を通して、ホースセラピーの様々な効果や、課題など奥深く知ることが出来ました。
 さて、この連載記事も今回でついに最終章となります。
 今回私は、重度障害がある方でも障害者乗馬が出来るといわれる【障害者のための馬事普及協会「ピルエット」】へ行ってきました。
前号、神戸で井原さんにお会いした時には、この年齢から始めて、乗れるようになるのはすごく時間のかかることだと言われました。ならば、本当に重度の身体障害がある方でも乗馬をやっているのかこの目で確かめて、ご本人の感想も聞いてみたい!と思い、実際に行ったわけです。

 栃木県宇都宮市にあるピルエット。その周りは田んぼが広がっており、自然豊か。そこに居るだけで癒されそうな場所にありました。そこには、井原さんの姿があり、周りにはインストラクターと思われる方やスタッフの方々と、その日に乗馬レッスンを行う人達がいました。
 ピルエットでは、8時半よりインストラクターや、ボランティアとその日の乗馬レッスンについて打ち合わせを行い、レッスンは9時より第1部、10時半より第2部が始まります。
 実際にレッスンを見学させてもらいました。皆さん真剣にインストラクターの指示を聞いて、乗馬に取り組んでいました。レッスンは2名ずつ順番に行っていき、全員が終わると今日のレッスンでの反省会が行われます。
レッスンを終えられた方にお話を伺うと、やはり皆さん乗馬は楽しいと口を揃えて言っておられました。

 では、実際にレッスンを受けられる方たちのお話をご紹介します。

 勇吹さんは現在7歳で、今年の4月から週1回、ピルエットに通われているようです。ピルエットを知った切っ掛けは、発達支援の施設に通っている中で、勇吹さんが仲良くなった友達の親御さんから紹介されたとのこと。もともと動物が好きということもあり、ピルエットの乗馬をすごく楽しんでいるといいます。大きな馬を前にしても全然怖がらないことをトレーナーから褒められたと話してくれました。
馬に乗った直後は、股関節の開きも緩くなり、背筋が伸びて楽になるそうです。ここ最近、体幹も強くなってきて、座ってる姿勢のブレも少なくなったといいます。

 千晴さんは高校3年生から15年間ピルエットに通っているそうで、現在も週1~2回は乗馬に来ています。通い始めた切っ掛けは、たまたま当時の養護学校でピルエット設立案内のリーフレットを貰ったことだそうです。なので、開業当初から通っている、最古参のメンバーになるのだとか。そんな千晴さんも、馬が換わる時は少し怖いと感じることもあるようです。それぞれ馬にも性格があるので、その変化に対応するのに少し時間がかかるとのこと。しかし、どんな性格の馬でも、千晴さんにとって合わない馬は無いと断言してくれました。乗って、その馬と気持ちを通わせれば特に問題はないんですね。さすがベテランです!

 続いてお話を伺った留宇さんもベテランで、4歳からピルエットに通い始め、現在は18歳の方です。乗馬の練習は、自分が思っていることと、身体の動きとの間にズレがあるので、つらいと思うこともあるようですが、思うように出来た時はすごく嬉しいし、つらさ以上に楽しさがあると話してくれました。留宇さんは乗馬での競技にも出場しているのだとか!昨年は明石で行われた大会に出場されたといいます。千晴さんも競技をしているようで、長く通っている人は競技をしている人が多いそうです。乗馬による身体的な効果としては、股関節の開きが良くなったり、支えなく座っていられるようになったとのことです。雨で乗馬が中止になると、体幹が悪くなるのが目に見えて判ると話してくれました。

 やはり実際にレッスンを受けている方の話を聞くと、楽しいだけではなく、ピルエットではその効果を体感出来ている方が多いのだと感じました。インストラクターの天田さんは、乗馬することによる身体への影響は人それぞれ違うが、目に見えて変化がある人も確実にいると話されます。ある参加者は、乗る前と乗った後とで、歩行の状態が全然違うそうです。
 また、ピルエットで社会性を身につけた人たちが活躍する場として、「たてがみ」という事業所を作ったそうです。そこでは自立支援、就労継続B型、就労移行の事業が行われています。

 ピルエットは乗馬クラブというカテゴリーではないと井原さんは話してくれました。障害者乗馬において、リハビリセンターと同じような結果を出すことを心掛けているといいます。フラッと訪れて乗馬をする場所ではなく、安全に行うために、ピルエットでは利用者個人個人の身体をよく診て、PT、OTの意見を聞きながらプログラムを組んでいくといいます。もちろんその方の障害について念入りに調べることもするそうです。そうでなければ、その方にとってなにが危険なのかがわからず、事故につながりかねません。ピルエットでは年間3,000レッスンという、多くの障害者の乗馬を実施していますが、1度も大きな事故を起こしたことはないそうです。それは、やはりピルエットのしっかりとした信念や取り組みの結果なのでしょう。また、

 今回、ピルエットを取材して、参加者みんながイキイキして、その効果を実感している姿に感銘を受けました。効果はある。しかし、それでもなかなか日本に浸透しにくい現実があります。その効果や成果を一般向けだけではなく、医療等、様々な方法で発信していく。こうした動きが日本で障害者乗馬がもっと認められていくために必要なのでしょう。そこをクリアするために、全国の障害者乗馬の団体が一丸となって、証明していく必要があるのかもしれません。この連載で馬に乗ることは出来ませんでしたが、馬ってとても可愛いんです。ピルエットの厩舎も見せて頂きましたが、それだけでもすごく癒されました。ピルエットのような場所が全国に広がることを切に願います。みなさんも一度馬を見に行ってみてください。可愛いですよ!
(担当:大岩)


事務所のつぶやきZ
1コマ目
メガネを掛けた職員が1人、腕を組んでふんぞり返って、自分のデスクに座っている。その後ろには、新しい空気清浄機がある。
職員 :「僕は 空気が読めないと言う特性を抱えている。最近僕を超える 新人が入社した」

2コマ目
空気清浄機が上機嫌で喋っている。それをウチの某副理事長が見て、感心したように呟いている。

空気清浄機:「給水して下さい。加湿頑張ります‼︎」
某副理事長:「へぇ自分から喋るんやなぁ。最近の器械は賢い。感心感心」

3コマ目
某副理事長が、「どれどれ」と興味津々に空気清浄機に近付くと・・・・・・、空気清浄機がサイレンを鳴らした!!顔も戦闘モードになった!

空気清浄機:「空気の汚れ、感知しました。キレイにしますね!」

4コマ目
某副理事長がキレた。

某副理事長:「ワシが近づいたら、空気が汚れるんか‼️コラ、どうゆうことやねん(anger)』何度もボタンを押す。
ピッピッピッピッピッピッピッピッ
空気清浄機が全然相手にせんと一言:「もうええで」


新連載
運転免許取得 [極秘]プロジェクト
瀧本香織

私は手足が不自由な身体障害者で、手帳は1級です。普段はほとんど電動車いすで移動しています。室内の移動ぐらいは歩行出来ます。そんな私がなぜ運転免許を取ろうと思ったかというと、父の何気ない言葉が切っ掛けでした!!
 雨の日や雪の日、天候が良くない日に電動車いすで出掛けるのは大変だし、危ないので、父に現地まで送ってもらっているときに「ピザ宅配のバイクみたいな物に乗れないか?」と言ってきたのです。
 私は「バカか!以前にシルバーカーを試乗したとき、ハンドルやブレーキを握ることができず、壁にぶつかりそうになったやないか!この人は娘の障害を理解していない」と心の中で思いました。

 その次に私が思ったことは、「何か自分で移動手段を考えてみよう」でした。インターネットでいろいろと検索してみて最初に見つけたのが「倒れないバイク」でした。私の中で、父が言った”バイク“から検索していこうと思いました。が、冷静に考えたら、今はまだ販売前だったため、購入しようにも時間がかかるし、販売されたとなっても膨大なお金が必要です。
 もし購入出来たとして、じゃあ果たして改造出来るのか?と思うと、バイクを購入することは現実的ではなかったのです。

 それと、運転免許を持っていないので、どのような流れで免許を取っていくのかも調べていきました。すると、門真市にある運転免許試験場で、適性検査を受けるところから始めるそうなんです。
 私はとりあえず、電話をして行く日を決め、適性検査を受けてみました!すると、言われるがままゲーセンによくあるサーキットみたいな物に乗って運転させられました・・・。ハンドルが回せない私にはそりゃー!!不合格でしたが、「ハンドルについては何かしらの改造をします」ということで、ブレーキを左足で踏むタイミングで何とか合格?になりました。(つづく)


投稿コーナー

 みなさん、こんにちは!このコーナーでは、俳句・川柳・コラム・自立生活レポート・大喜利・写真で大喜利など、みなさんからの投稿作品をご紹介しています。今回もたくさんの投稿作品が集まりました。投稿して頂いたみなさま、本当にありがとうございました。各カテゴリで一番面白かった作品には「☆」が!?
※全ての作品をご紹介できない場合がございます。あらかじめご了承下さい。

コラム       シートヨ3

「ぼくの日曜日」
海帰優人
Aさんの戦争体験

 天皇代替わりの奉祝ムードの中で、ぼくはすこし割りきれない気持ちで毎日を過ごしていた。
 いまから30年ほど前、ぼくの生活していた施設を上皇と上皇后が慰問された(もちろん、当時は平成天皇と皇后だったが)。一週間前から二人が歩かれる廊下には赤絨毯が敷かれ、「テロ防止」という理由で建物の周囲の草木は見事に刈りこまれた。
 ひとつ往生した記憶がある。それほど広くない廊下の中央に幅をきかせる赤絨毯を、絶対に踏んではいけないという。両サイドのスペースは、ぼくの電動車いすがギリギリ通れる程度しかなかった。かなりピリピリしながら移動しなければならなかったお陰で、確実に運転は上達した。
 30年ほど前といえば、ぼくのいた施設の半分ぐらいの障害者は第二次世界大戦をくぐり抜けてきた世代だった。
 ふたりを迎える入居者の表情は、明と暗に見事なまでに分かれた。
 戦争を体験した人たちの半分ほどは「陛下が来られる」ことを本当に楽しみにして、そのことが話題に出るだけでも涙を流す人もいた。
 その一方で、表情を曇らせる人や、戦時中の障害者が置かれていた状況を語りながら、行き場のない怒りを言葉にする人もいた。
 Aさんはとても賢い人だった。還暦を過ぎても探究力は衰えることなく、当時すこしずつ出始めていたパソコンをすぐに購入して、施設内の自治活動の書類作成などにバンバン活用していた。人柄も温厚だったし、施設に暮らして20年あまり過ぎてもしっかり残る東北なまりと柔和な視線は、入居者とスタッフの枠をこえて幅広い信頼を得る存在だった。
 慰問の日が近づくにつれ、Aさんの表情は曇っていった。若い女性スタッフの胸元に手が触れると、「わざとじゃないよ」と必死に打ち消すAさんはぼくよりも30歳ぐらい年上とはいえ、失礼ながらかわいらしかったが、あまり不必要なことを語る人ではなかった。
 ある日、ぼくとAさんは将棋を指していた。彼の曇った表情が気になったので、思い切ってたずねてみた。
 Aさんは国民学校(現在の小学校)時代の話を穏やかに語りはじめた。
 Aさんが生まれ育ったのは、山形県の米沢という町だった。市街地からだいぶ離れていて、学校まで3~4キロほど山道を歩かなければならなかった。もちろん、彼には先天性の障害があり、畳などに座ることがやっとだった。
 お母さんは教育熱心で、彼をおぶって雪の日もカンカン照りの日も学校へ通わせ続けてくれた。
 Aさんはすこし遠くを見ながら「あのころはたのしかったよ」と、ゆっくり記憶をたどっていく。
「放課後なんかさぁ、わたしの家の縁側に近所の友達が集まってきてさぁ、五目並べとか、将棋とかやるんだぁ」
「毎日、たのしかったよ」
すこし間をおいて、Aさんはまた話しはじめた。
「でもさあ、辛いこともあったんだよ」
ちょっと視線を落としてから、
「一週間に一度、軍事教練の時間があったんだ」
「近くの部隊から兵隊が来て、竹やりの突き方とかほふく前進を教えたりするんだ」
「わたしは何もできないだろ。いつも首根っこつかまれてさ、みんなの前に引きずり出されるんだ」
「それから『非国民』とか『役立たず』とか罵倒されて、鉄のクツで踏まれたり、竹やりでつつかれたりしたんだよ」
「痛いのはいくらでも我慢できたけど、みんなが見ていることがいちばん辛かったんだ」
 あの話をきいてから30年近くたつ。けれど、ゆっくりとゆっくりと語ってくれたAさんの、幾重もの感情を静かにおさえた表情は忘れられない。
 あの時ぼくは・・・
 Aさんの体験は同じような障害をもつぼくにとって、とてもリアルなものだった。もし、自分がそこにいたらと思うと、計り知れない恐怖を感じたし、学校へ通うことを拒んだに違いない。
 あの時ぼくは、そこまでしか考えられなかった。
 2015年の夏だったと思う。ぼくは体調を崩して入院していた。ちょうど病室のテレビでは国会中継を放送していて、集団的自衛権を可能にする安全保障法案の審議のやりとりを映していた。Aさんの戦争体験が蘇った。

大喜利 シートヨ5     
こんな車いす見たことねエ
どんなの?
☆ジェットエンジンの付いた  
 空飛ぶ車いす        
○オートバイに横付け出来る  
 サイドカー車いす      
〈藤田ニコル さん〉


写真で大喜利 シートヨ6
お題
地面に肩肘付いて横になって、反対側の手を上に伸ばしている。ただし写真は90度傾いているため、パッと見たら壁に片肘付いて立っていて、反対側の手を水平に伸ばしているように見える。

☆夢の中で盆踊り(佐渡おけさ)の練習?
〈ホットプレート恐怖症 さん〉

○ここ、Wi-Fi入ります。     
〈M国党 さん〉

《投稿作品大募集》   
CIL豊中通信では、みなさんからの投稿作品を大募集しております。

◆俳句・短歌    応募番号1  
 テーマは自由
◆川柳       応募番号2  
 テーマは自由 
◆コラム      応募番号3  
 400字から1200字
◆自立生活レポート 応募番号4  
 400字から1200字
◆大喜利      応募番号5  
 お題 あなたが考える
   CILって何の略?
◆写真で大喜利   応募番号6  
 お題
 お花見での公園にて。車いすに乗っているチャラい感じの男が、仲間に何か誘いかけている。ちょっと向こうに、何人かの家族連れや友人同士で花見に来ている人が、ござを敷いて座っている。

《応募方法》      
郵送、FAX、メール、Twitterのいずれかの方法で、ご応募いただけます。
必要事項 ①お名前 ②ご連絡先 ③応募番号 ④投稿内容
郵送での応募 ハガキまたは手紙に必要事項をご記入の上、左記の送付先までご郵送下さい。
【送付先】〒560-0033 大阪府豊中市蛍池中町2-3-1-305 豊中市障害者自立支援センター CIL豊中通信投稿コーナー係
FAXでの応募 用紙に必要事項をご記入の上、次のFAX番号までお送り下さい。
【FAX】06-6857-3602
メールでの応募 お使いのメールより必要事項をご記入の上、左記アドレス宛てにお送りください。
【アドレス】tuusin@ciltoyonaka.com
Twitterでの応募 CIL豊中のアカウントをフォローしていただき、ハッシュタグ(#シートヨ〔応募番号〕※俳句の場合は #シートヨ1 となります。)を付けてツイートしてください。【アカウント】@ciltoyonaka


哲珍の部屋
   
 みなさん、こんにちは。上田です。いつも同じような事書かせてもらってますが、また今回も書きます。でも最後まで読んで下さい。
 さて、最近障害を持った子どもたちを、地域のなかであまり見かけなくなったなとよく感じています。放課後児童ディの送迎車が15時過ぎになると支援学校や校区の小中学校にぞろぞろと列をなしているなぁって。放課後は友達と帰って、週に何回かは遊んで、たまに遅くなって親に叱られる。一緒に帰る・遊ぶ・叱られることは放課後児童ディで身につくのかなぁってちょっと危惧。
 昔は作業所が50ヶ所近くあって、ほぼ小学校区ごとあったような感じでした。障害児も顔は出す事はできていた、親御さんを中心に、当事者や学校の先生や市役所の職員さんが協力して拵えていった地域の作業所。
 地域に障害持った子がいなくなったら、周りの子どもたちや、その子どもたちのお父ちゃんお母ちゃん、お兄ちゃんお姉ちゃん、妹弟に、障害児者を知ってもらえなくなる。
 年に2〜3回の障害者啓発なんちゃら展で理解してとか差別はあかんとかいうても、日頃関わってないとわからない。
 お父ちゃんお母ちゃんをはじめ支援者の方々、地域で育つは面倒くさいししんどいかもしれない、ただ、10年後・20年後・40年後を考えて欲しい。
 養護(支援)学校で育った障害者には校区の学校の面倒くささ語れない。養護(支援)学校で育った障害者には校区の学校の良さは語れない。
 養護(支援)学校で育ってない健常者には養護(支援)学校の面倒くささ語れない。養護(支援)学校で育ってない健常者には養護(支援)学校の良さは語れない。
 この子のためにと心底思っているのなら、地域で育つ環境を整え続けなあかんと思います。
(担当:上田)


ねや散歩 part.8
ねやたろう

躍動への導き
 今回の本誌特集では、「音楽」という要素が少なからず出てきたと思う。「夜の街」というものを考えた時、お酒と共に定番なのが、音楽。特に平日は仕事の後、夜にライブを楽しむという人も、多いのではないだろうか?かくいう私もライブ通いは、完全に無くてはならないものとなっている。
 撮り鉄と並んで、終生全盛になること請け合いだが、実は40歳を過ぎた頃まで、ライブ通いには殆ど縁が無く、年に1回~2回行く程度だった。それが突如として常連になった背景には、過去に何度か触れた「環境の変化」がある。事実上の異動を体験していた中で、ある日、ハタと気付いた。
 「私は心が弱くなったら、生の音楽を求める傾向がある」。
 今にして思えば、この時点で自ら〝気付き〟を得たことが、のちの自分を根底から救うことに繋がった。もしこの気付きが無ければ、その後は引き籠りになる可能性も、否定は出来なかったから。
 元々私には、介護の仕事を通じて親交のあったミュージシャンが、2人いた。そのいずれかが出演するライブに、私は足繁く通うようになり、その場でほかの出演者から声を掛けられたりする内に、繋がりが広がっていった。
 音楽に触れることが、ボロボロの心に如何に効くかは、説明するよりも体験してみるほうが早いだろう。「発達障害と音楽療法」といった文言もネットで目にしたことはあるが、何障害が有っても無くても、有史以来、人間にとって音楽は、切っても切り離せないものだと思う。
 現在の配置に換わって間もない頃、趣味を楽しむ感覚が戻ってきたのを喜んでいる最中、突然、頭の中で音楽が鳴り始めた。約20年ぶりに新曲が誕生した瞬間だった。目茶苦茶ヒステリックなメロディーで、歌ってみたら喉が潰れそうになった。カルピスで言えば、原液オンリーを大ジョッキに注がれ、「飲め」と言われたみたいな。何十回も水で薄め続けた挙句、漸く、まだ少し濃いけど飲めるカルピスになった。
 翌年、またも新曲が浮かんた。今度は一転して明るいメロディーになり、歌の中で何本もの電車が行き交った。
 苦しい時代、心は、音楽の中で生き続けていた。それは、今の躍動への導きとなった。

 
☆☆☆サービスのご案内☆☆☆

ヘルパーステーションCIL豊中
訪問看護ステーションCIL豊中
TEL06(6840)8195 FAX06(6840)8196

障害者総合支援法介護サービス
障害者総合支援法によるホームヘルパー、ガイドヘルパー派遣。
◇サービス提供範囲 豊中市及び近隣地域
◇サービス提供時間 24時間365日
介護保険訪問介護・総合事業訪問介護相当サービス 介護保険によるホームヘルパー派遣。 ◇サービス提供範囲 豊中市
◇サービス提供時間 24時間365日
介助サービス
 障害者(豊中市在住)の自立支援を目的とした、制度外サービス。
◇介助料
 【一般介助】1時間1,200円 【その他】旅行介助
  介助者にかかる交通費及び宿泊費等は利用者負担です。
◇キャンセル料 当日キャンセル半額
※条件の合う登録介助者が見つからず、御希望にそえない場合があります。
訪問看護サービス
看護師等が家庭に訪問し、在宅療養の支援をします(医療保険、介護保険)。
◇サービス提供範囲 豊中市及び近隣地域
◇サービス提供時間 月曜~土曜9時~18時

ボーイズ&ガールズ
TEL06(6843)5580 FAX06(6843)5590

重症心身障害児(者)多機能型通所事業所
 放課後等デイサービス・児童発達支援・生活介護
◇サービス提供範囲 豊中市及び近隣地域
◇サービス提供時間 児童通所11:30~17:00 生活介護10:30~15:30
休み:日曜・木曜、祝日、年末年始

豊中市障害者自立支援センター
TEL06(6857)3601 FAX06(6857)3602

豊中市障害者相談支援事業(無料)
 障害者やその家族等の相談等支援をします。
◇福祉サービスの利用援助
◇社会資源を活用するための支援 ◇社会生活力を高めるための支援
◇ピアカウンセリング  ◇権利擁護   ◇専門機関の紹介
自立生活体験室
 障害者の方が、自立生活を体験してみる部屋です(介助者の方は無料)。
◇宿泊利用 1泊1,500円 ◇デイ利用 1回(5時間まで)750円
計画相談支援・障害児相談支援・地域相談支援(無料)
 サービス等利用計画の作成、地域移行支援、地域定着支援等。
豊中市障害者外出支援サービス
 車いす対応車を運行し、一般交通の利用が困難な障害者の社会参加を支援。
◇利用対象者は、豊中市内に住所を有し、次のいずれかに該当する15歳以上65 歳未満の人、概ね6歳以上15歳未満で車椅子使用の人、65歳以上で豊中市 高齢者外出支援サービス『ほのぼの号』の対象にならない人です。
 ①身体障害者手帳1・2級(下肢、体幹、視覚、内部)を所持している人。
 ②療育手帳Aを所持している人。
 ③腎臓機能障害で透析治療を受けている人。
 ※入院、入所中の人は利用できません。
◇利用日時 午前9時から午後5時(年末年始12/29~1/3を除く)。
◇利用回数 月4回まで利用できます。
◇利用料 4㎞未満300円~20㎞以上2,500円
◇利用区域 豊中市及び隣接市(大阪市南部を除く)及び特定施設
◇キャンセル料 現地キャンセル300円
点字名刺(送料は一律270円)
◇片面名刺印刷と点字打ち込みの場合 10枚400円
◇両面名刺印刷と点字打ち込みの場合 10枚500円
ロゴ・イラスト又は写真入りの場合は10枚につき50円の加算となります。


CIL豊中通信54 ~各部門だより~

ボーイズ & ガールズ
すっかり夏が過ぎましたね。暑い内は、ビニールプールに水風船を浮かべたり盆踊りしたりなど、室内遊びが中心でした。涼しくなると、お出かけが楽しくなりますよね?利用者さんもお出かけが大好きです。あまり遠くは行けませんが、買い物や散歩などいつも楽しみにしてくれています。この秋もいろんな所へお出かけして、たくさん思い出を作っていきたいです。

ヘルパーステーション
夏が終わり、過ごしやすい季節に移ろうとしていますが、熱中症などは大丈夫でしたか?夏の風物詩、甲子園は履正社初優勝という嬉しいニュースがありました。少し外に出ただけで堪える暑さの中、連日熱い戦いを繰り広げる球児たちには頭が下がります。前回『平成』の終わりを記事にしたので、新元号『令和』について。随分馴染んできましたね。キリっとした響きで個人的には好みです。では前回と同じ締めで。令和最初の広報誌!お楽しみください!

訪問看護ステーション
訪問看護ステーションは、大阪府内で約1,200事業所と全国一の多さです。豊中市は56事業所が開設しています。2007(平成19年)4月に開設して13年目のCILは、その中でベテラン事業所に入るそうです。開設当初からのスタッフと、年月の流れと同時に自分たちの体力低下を感じるこの頃、朝は皆でラジオ体操―怪我予防・身体のメンテナンスに頑張っています!

事務局
事務所でPCに向かっていると 同じ姿勢がつづくので肩や腰が痛くなります。そんな時、全身を効率的に動かすにはラジオ体操が最適と、理学療法士の方にお聞きしたので、朝の就業前に始めました。普段動かすことのない筋肉が伸びる感じがしてとても気持ちいいです。しばらく続けていたのですが7月に入ると暑くて汗が・・・なので夏の間はお休みで、涼しくなったら再開予定。朝8:55からなので、体操したい方はヘルパーステーションへおこし下さい。
 
支援センター
相談はあくまで本人主体が基本。なんでも与え、よろず承り係や秘書といった要望に応じ、書類管理するんじゃなく、本人の自己決定や生きる力を促したり導いたりして、本人主体の日常生活を過ごしてもらいたい。支援センターはいつもこんな「志」で!!

編 集 後 記
編集長 根箭太郎

 今年の夏は、昨年の【災害級】とまで言われた猛暑に比べると、暑さが大分マシで、ホッとしていました。
 秋は、切なさを覚える人も多いですよね。だけど、秋は短し。瞬く間に冬の空気が肌をかすめるようになり、「そろそろ鍋が恋しくなってきた」と言い始めた頃には、街はクリスマスシーズンたけなわとなっております。
 さて、今回はちょっとムーディーな広報誌になりましたかね?
 特集で〝夜の街〟を取り上げ、普段出てこないような光景が登場してきました。やはり働く障害者も一人の大人、仕事の後、夜の街で一杯というのは、決してマイナーみたいに扱うべきではありません。また、ライブで生の音楽というのもオススメではあるのですが、バリアフリー面での環境がなかなか整っていない点は、悩ましいところですね。
 これからも、障害当事者が少しでも行動範囲が広がり、人生が豊かになるよう、広報誌の面からもいろいろと企画・発信していきたいと思います。
 そして私は、編集長に就任して3年が過ぎました。自分の障害に向き合いつつ、特技も生かした社会貢献が出来ることには、常々喜びを感じております。反面、頼りなさは如何ともしがたいですが、周りの気付きや助言に支えられて、何とか続けられていることに、心から感謝しております。

編集人 NPO法人CIL豊中   
豊中市蛍池中町2の3の1の305
H P: http://www.ciltoyonaka.com/
Twitter: @ciltoyonaka 
Email: ziritsu@ciltoyonaka.com
TEL 06(6857)3601  
FAX 06(6857)3602

発行人 関西障害者定期刊行物協会
大阪市天王寺区真田山町2の2 
 東興ビル4階  定価100円


テーマ愛着障害をご存知ですか?
-愛着の絆は1対1の関係から生まれる

令和元年CIL豊中 市民講座
2019年11月24日(日)
13:30~16:30(受付開始13:15)
会場:蛍池公民館 第1集会室
参加費 無料

講師 和歌山大学 教育学部 教授 米澤好史先生
臨床発達心理士スーパーバイザー・学校心理士スーパーバイザー・上級教育カウンセラー・ガイダンスカウンセラー。
わかりやすく楽しい講演多数(学校教育・学習指導・発達支援・青少年育成・子育て等)こどもの特性理解とその支援のコンサルテーション- 学習支援・発達支援-。
専門家が極めて少ない「愛着障害」の専門家です。(和歌山大学HP より)

お問い合わせ
NPO法人CIL豊中 豊中市障害者自立支援センター
電話:06-6857-3601 /FAX:06-6857-3602
メール:z i r i t s u @ c i l t o y o n a k a . c o m
(担当:中野・片山)

プログラム
13:30~13:40 開会開会挨拶
13:40~16:00 講演(休憩20分含む)
16:00~16:20 質疑応答
16:20~16:30 閉会挨拶閉会


CIL豊中 クリスマスパーティー
12月22日(日)12:30~16:00(受付開始12:00)

場所
豊中市立障害福祉センター ひまわり 3階体育室
豊中市稲津町 1-1-20
(阪急宝塚線服部天神駅下車、徒歩約 10分)

参加費 ☆飲み物・お弁当・お菓子など
おとな(中学生以上) 1,000円
3歳~小学生 500円
0歳~2歳 無料 (飲み物・お弁当・お菓子などは、お連れ様と共同になります)
※ヘルパーさんや家族の方も参加費が必要です。ご了承下さい。
※プレゼント交換に参加される方は、500円程度のプレゼントを
持ってきて下さい。
定員 120名   申込み締切 11月9日(土)
★申込み多数の場合は抽選をおこないます。抽選の結果、外れてしまった方(ゴメンナサイ)については、
11月20日(水)までに連絡いたします(連絡が無かった場合は当選です)。

プログラム
12:00 受付開始
12:30 オープニングライブ (シェイクオブロック)
  マジック・バルーン他(ポン)
13:40 休憩 
14:00 エアロビダンス
ピアノ演奏(井関理人)
クリスマスソング(今井里佳)
ビンゴゲーム
スタッフによる演し物
15:40 サンタさんからのプレゼント
16:00 エンディング

お申込み
以下の事項をご記入の上、郵送またはFAXでお送り下さい。

名前連絡先(携帯)

参加人数
0歳~2歳

3歳~小学生

中学生~大人
ヘルパー
合計 人
 
郵送先:〒560-0033 豊中市蛍池中町2-3-1-305
NPO法人CIL豊中 豊中市障害者自立支援センター
FAX番号:06-6857-3602
TEL番号:06-6857-3601

・お申し込み完了後、こちらからショートメールまたは電話にてご連絡致します。1週間以上経っても連絡が無い場合は、お手数ですがお問い合わせ下さい。
※当法人のホームページ・広報誌に参加者の写真を掲載させていただく場合がございます。予めご了承下さい。

ディズニーコスプレ 大歓迎!!(コスプレファッションショーはありません)